青森帰省 その5

6時半ぐらいに一度目が覚める。
布団の中でウトウトしているうちに仕事の夢を見る。
リリース延期は決まっていないのでランスルーテストは3連休明けに行いたい。
ついてはなぜ僕が関係各所に頭を下げて年末年始に準備を進めていなかったのかと。
悪夢だ。というかこのままいくと精神を病んでしまうな…


朝は昨晩のカレー。目玉焼きを乗せる。サラダ。
掃除機をかける。机を拭いて、押入れにしまう。
荷物を詰めて宅急便の伝票を書く。


そのうちに甥っ子たちが来る。新青森駅まで送ってくれる。
ねぶたが好きなので妻が昨日ワラッセで撮った写真を見せる。
タッチスクリーンでねぶたの武者の顔が描けるというコーナーがあって、
パーツを選んで配置するだけの福笑いモードと
指を筆替わりにして自由に描けるモードがある。
3人でそれぞれ描いてみた。
メキシコのプロレスラーのようになったり、こそ泥のようになったり。
やはり絵心のない僕のが一番やばいことになった。そもそもこれは人なのか、という。
それを見せられて皆で笑う。


10時半前に家を出る。
夜のうちに雪が降ったようだが、今は降っていない。風もない。
新青森駅はやはりものすごく混んでいた。
田酒を見つけて1本買う。
会社へのお土産のお菓子は安いのを。
なんかもう買って帰りたいという気がしない。
みみたには青森ヒバの香りのする猫砂を買った。


甥っ子たちがホームで見送り。
11:32 新青森駅を発車する。
いつもの嶽きみ天ぷらで缶ビール。
ビールは1本だけにして後はチューハイ。
『Number』のベストセレクション第三集と
中山康樹ビートルズから始まるロック名盤』の続きを読む。
盛岡までは雪があって、仙台で雪がほとんどなくなる。
本を読んでいて疲れて、ふと見上げると吹雪。
福島だった。少々停車する。
走りだして郡山でまた停車。今度は長かった。
山形新幹線の遅れの影響によるものだという。
結果15分近い遅れとなった。


下りて東京発の新幹線を見るとことごとく5分以上の遅れ。
到着が遅れるからその分折り返しての発車も遅くなるのだろう。
関係があるのかないのか、中央線も遅れ。
丸の内線で新宿まで行って帰る。


みみたのことが気になる。
この5日間、妻とずっとみみたのことを心配していた。
ペットシッターを頼んだとはいえ、こんなに長く家を空けるのは初めて。
見知らぬ人が家に来て、物陰に隠れて怯えてるんじゃないか。
それで体調を崩してないか。
ペットシッターから毎日届く写真は耳にハリがなく横にペタッとして、目がうつろ。
これは相当来てるんじゃないか。
写真は1日を除いてどれも和室の窓のところ。
日当たりがいいというのもあるけど、もしかして僕らの帰りを待っているのではないか。
そう思うと切ない。『星守る犬』を読んだ後だけになおさら。


家に帰りついて玄関を開け、「みみたー!」と呼ぶと
ニャァーンと力ない鳴き声がして、階段から下りてきた。
元気そうでよかった。
しかしタイマー予約したはずのエアコンがついていない。
セットがうまくいかず、毎日寒い思いをさせたか。
しかも電気のスイッチもオフになっていた。
こちらもタイマーをセットしていたはずなのに。
寒いだけではなく、暗い思いもさせてしまったか。


猫じゃらしとかボールとかみみたの遊び道具が一階と二階のあちこちに散らかしてあった他は
特においたはせず。お気に入りだったボールの綿が抜かれていて、相当ストレスだったんだなあと。
エアコンと照明をつけてすぐボールを買いに行く。車に乗って島忠へ。
その後 IMA に行って大盛軒で食べて帰ってきた。
お風呂を沸かして入り、出てきてからはみみたとボールで遊んだ。