本屋というもの?

最近妻とよく、「本屋をやりたい」という話をする。
僕もやりたいし、妻もやりたい。


しかし、現実はなかなか、というか、かなり厳しい。
本が全く売れないこの時代、どんどん町の本屋がつぶれていっている。
実際僕もちょっと探すのが面倒なものは
紀伊国屋とかジュンク堂とか大型店舗に足を運ぶことなく
Amazon でささっと買っている。


早い話が、ポイントは次の2点か。
・その本屋に、他にはないどういう付加価値を付けるか。
Amazon とどう差別化を図るか、どう共存するか。


つまるところ、
・品ぞろえのコンセプトがはっきりしていて、
・実際それを在庫として持つことができて、
・そこに対して適切な価格を付けることができて、
・注文から配送までの流れだがスムーズだったら、
Amazonマーケットプレイスだけで店舗を構えるのもまずはありか。
あとは店の雰囲気をどう伝えるか。


ネットで売るというのはもはや当たり前。
その先はリアルの「人」に戻ってくるんじゃないかな。
これまでだとブログ / SNS と連携するのが一般的だけど、その先どうするか。
YouTuber のさらにその先。メルカリの先。


クレーム・問い合わせに対しても速やかにしっかり応対するのは当たり前。
Amazon で売るにしても配送物にさりげない手書きのメッセージを添えるとか、
余地はそれぐらいか。
そう、受取側で取捨選択可能なコミュニケーションをどのようにとるか。
強制せず、いやなら捨てればいい、というような。


意外とこの辺りどうなんだろう、
Amazon でできないのだろうか、と思うのはセット商品。
「〇〇な3冊」というのを組み合わせて売る。
そこに目利きの腕を見せる。
漫画の全巻セットはよく見かけるけど。


組み合わせは本に限らず。
壊れないようにできるのなら、本とクッキーでもいい。
でもジャンルをまたがると Amazon としてはうまく並べられないか。
本とCDを組み合わせるとか、いくらでもできそうだけど。
Amazon でなくてもいいか。


その辺りの可能性をしばらく考えてみる。
やるにしても、ターゲットを絞って
よほど魅力的なセット商品でないと、うまくいかない。