東日本大震災の青森県と八戸市の被害状況

思うところがあり、ちょっとだけ調べてみた。
東日本大震災青森県八戸市の被害状況。
岩手、宮城、福島とは規模がかなり違うが、
亡くなられた方や、避難所で過ごされた方がいる。
家を失った方も大勢いた。
 
データは青森県八戸市の資料を参照した。
東日本大震災記録誌 -その記録と記憶-」第2章 被害の概要
 
地震津波の概要と被害 - 八戸市
 
東日本大震災の被害状況等について - 八戸市
 
 推定される津波の高さとして、八戸検潮所付近で6.2m
 五戸川を4.8km上流まで、馬淵川を10.0km上流まで遡上など。
 
・死者の数は青森県全体として
 八戸市で1名(60代)、三沢市で2名(60代、70代)
 行方不明者は八戸市の1名(60代)
 いずれも津波によるもの。
 
・住宅の被害は全壊308棟、半壊701棟、一部破損1,005棟。
(うち、八戸市全壊254棟、半壊624棟、一部破損 851棟)
 #この辺り、資料によって数え方が異なる。
 
八戸市に関して
 最大避難所数 69か所 (3月12日 0:00時点)
 最大避難者数 9,257名(同上)
 最大避難所数 3か所 (4月30日 06:00時点)※午後2時に全て閉鎖
 最大避難者数 10名  (同上)
 
 3月11日 15:05 避難所開設、避難指示
 3月13日 18:02 避難指示解除
 3月14日 10:46 避難勧告
 3月14日 11:16 避難指示へ切り替え
 3月14日 12:30 避難指示解除
 4月7日 23:52 避難勧告
 4月8日 00:55 避難勧告解除
 #4/7 強い余震があったのか。
 
 3月12日 夜   市内順次復旧
 4月6日 15:00 市内全域復旧
 4月7日 23:32 市内全域停電(余震により)
 4月8日 15:34 市内全域復旧
 
 JR八戸線平成24年1月17日時点)
 八戸~階上~種市 一部暫定ダイヤで運行
 種市~久慈 運転見合わせ(3月17日再開予定)
 ※この時点で青い森鉄道東北新幹線は通常ダイヤで運行、
  市営バス・南部バス共に通常運行
  高速道路:八戸道、東北自動車道ともに通行規制なし。
 #東北新幹線の全線再開には1カ月半程度要した。その後も一部減速区間があった。
 
 八食センターは2日後から、
 八戸市営魚菜小売市場は3日後から通常営業を行った。
 
「震災のちょうど1か月前にオープンした八戸ポータルミュージアムはっちでは、
 インフォメーションに人が集まり、問合せの行列ができた。
 はっちは避難者の受入施設として開放され、一時は300名を越える人々が避難した」
 
 組合に属する491隻のうち、被害を受けたのは318隻。
 水産関係の被害総額(平成23年12月31日時点)
 市内合計で16,773,024,000円、つまり約167億円。
八戸市全体では1,212億円)