青森へ その2

昨晩は寝る前にジョン・バース『やぎ少年ジャイルズ』を読み始める。
国書刊行会からの復刻版。分厚い上下2冊。
今から20年以上前、学生時代に池袋のリブロで買った。
それ以来ずっと積読だったのをようやく読み始めた。
 
寝付いたときは暑かったが、明け方は寒かった。
母が深夜ラジオをつけたまま寝ている。
8時前に起きる。
快晴。台風は遠く過ぎ去って青空が広がる。
朝は昨晩の残りの天ぷらなど。
家中に掃除機をかける。
母が台風に備えて脇に寄せていた鉢植えを元の場所に移す。
『やぎ少年ジャイルズ』の続きを読む。
 
11時、散歩がてら昼を食べに行く。
古川まで歩いて『鯵の札幌大西』で味噌カレー牛乳ラーメンを。
もやしベースの変わらない味。
外は陽射しが強いものの風は冷たいのが気持ちいい。
夜店通りは大半がシャッターを下ろしているか、店を閉めているか。
平日の昼間に洋服を買いに来る人はもはやいないのだろう。
 
8月のお盆に帰省したとき、帰りの新幹線で読んだ
『めご太郎』という地域情報誌に「古書らせん堂」という古本屋が紹介されていて、
今は成田本店、さくら野百貨店の脇に店を構えていると。
店主はかつて成田本店で長らく働いていたとのこと。
よさそうなので行ってみたのだが、品揃えにびっくり。
青森のどこに眠っていたのか、アート、哲学、文学、映画、音楽、料理、
いろんなジャンルの本が。
ちくま文庫講談社文芸文庫もたくさん並んでいた。
外国文学だと正に今読んでいる『やぎ少年ジャイルズ』や
弘前で出版されていた「緑の笛豆本」のシリーズも置いてあった。
 
『STUDIOVOICE』の2006年1月号がワールドミュージック特集で
今ちょうどよく聞いてる久保田麻琴のインタビューが載っていたので買った。
もう一冊、新潮文庫から出ていた山下洋輔『ドバラダ門』というのも。
レジで店長の方に「すごい品揃えですね」と言うと、
「ここに構えてまだ1年、まだまだです」と。
熊本市上通の「汽水社」のように地方の頑張っている古書店は嬉しい。勇気が出る。
 
母がカレーをつくってくれることになり、さくら野で肉と福神漬けを買って帰る。
その後ずっと、合宿のように『やぎ少年ジャイルズ』
シャワーを浴びて、夜はカレー。
 
母がやりかけた新聞のクロスワードパズル、わからないところがあると渡される。
最後一つだけわからないのがあって、
ちょうど LINE でメッセージを送ってきた妻に聞くと一発で答えを。
これまで避けてきたが、はまりそう。試しに iPhone にアプリを入れてみる。
これはやばい。廃人になるりそう。アプリをすぐ消した。
 
その後また読む。
なんとかがんばって一日がかりで上巻を読み終える。目が疲れた。
23時過ぎ。布団へ。