年末年始青森帰省(1/3)

朝7時起き。
雪はそれほど積っていないが、雪かき。
除雪車が来ていて、家の前に固い雪の塊を残していた。


朝食、掃除、部屋中に雑巾がけ、荷物をまとめる。
iPhoneネットブックを片付けてリュックサックの中へ。
これまでずっと伸ばしていた髭をシェーヴァーで剃る。
6日間使った石油ストーヴの電源ケーブルをコンセントから抜く。


8時から箱根駅伝の復路を見る。
6区、順当に東洋大が襷をつなげる。このまま行ってしまうのか。
日体大が大きく下がる。


7区の途中で家を出る。
今回、母は見送りに来ない。
母の作ったカレーを小分けにしてビニール袋に詰めたものをリュックサックに入れて持ち帰る。
保冷剤があるだのないだのといったことで喧嘩になる。


晴れたり吹雪いたりの天気。
バス停でしばらく待つ。遅れてバスが来る。
リュックサックを前に抱えて座席に座る。
中学生の女の子たちがつけまつげがどうのこうのと騒いでいる。
そういえば僕らが中学生だったとき、化粧している女の子はいなかったように思う。


駅西口で下りる。
成田本店へ。『ベスト・アメリカン・ミステリ』のシリーズに
ジョイス・キャロル・オーツと並んで毎年選ばれている
脅威の新人作家スコット・ウォルヴンが気になって、
調べてみたらハヤカワのポケットミステリから短編集が出ている。
青森じゃないかなあと思いつつダメもとで探したらあった。買う。


駅に戻る。
正月だからか、子供向けの着ぐるみのショーが行われていた。
リュックサックの中のカレーのために保冷剤がないか駅の売店の人に聞いたら、タダでもらえた。
たかだかこんなことで青森の人は親切だなあと思ってしまう。


早めに特急に乗って発車を待っていたら、周りは家族連ればかり。
大勢の父母や親戚がホームで見送る。小さな子供が窓を叩いたり、手を振る。
テレビ局が取材に来て、帰省ラッシュの情景ってことだろうか、
ホームから僕の前の席の親子を撮影して、なぜか次に僕を撮影。
ニュースに使われただろうか?
カメラを意識しないように夢中になって本を読んでるフリをした。


特急に乗って八戸へ。帰省ラッシュは今日がピークとのことでもちろん満席。
倉橋由美子の短編集ではなく、先ほど買ったスコット・ウォルヴンの『北東の大地、逃亡の西』を読む。
いつもと違って今回だけは窓側に座る。
次の正月は青森新幹線が開通しているので
雪に覆われた浅虫温泉、野辺地、三沢というルートを通ることもないだろうと。
目に焼き付ける。
ああ、浅虫温泉の温泉を潜り抜けて陸奥湾を海沿いに走る、この光景も最後か。


三沢を過ぎて八戸に近づくと吹雪がおさまって快晴。
雪もほとんど積っていなかった。


行きのときと同様、帰りもまた接続が悪くて八戸で40分近く待つ。
箱根駅伝の結果が気になるが、恐らく東洋大が優勝したのだろう。


新幹線に乗り換える。
缶ビールを飲み始めたら止まらなくなる。
盛岡の駅で秋田新幹線の連結のために5分停車する。
その間、ホームに出てビールを買う。
車内販売でもビール買って、他にウィスキーの水割りにチューハイ。
かなり酔っぱらう。
しかし腹は減ってないので、駅弁は食べず。


盛岡周辺は吹雪で雪が積もっていたのに、仙台は快晴で雪なし。
しかし仙台を出るとまた吹雪で雪が積もっていた。
『北東の大地、逃亡の西』を読み続ける。


何事もなく東京駅に着いて、丸ノ内線で帰ってくる。
酔っぱらっていたせいか途中から眠る。


洗濯とクリーニング。
母のカレーを温めて食べる。
荷物が届く。会社向けのお土産と、昨日家で詰めたのと。
大家さんにお土産を持っていく。
年末年始の新聞と郵便物を取りこんでもらっていた。
届いた年賀状を眺めて夜を過ごす。
23時に眠る。