カレーシチューというもの

昨日は妻が在宅勤務ということもあって、夜、カレーをつくってくれた。
青森アンテナショップで買ったリンゴのカレールー。
出来上がってバターを入れたとき、妻が牛乳を入れるかと聞く。
クリーミーになっておいしいから、妻はよく加えるという。
ダークな大人の色合いだったカレーが、黄色っぽく柔らかい色合いとなった。
 
食べてみると懐かしい味がした。
給食のカレーシチューを思い出した。
カレーシチューってずっと青森ローカルのメニューだと思っていたんだけど、
全国的な給食メニューだったようだ。
熊本出身の妻も小学校の時に食べたと。
昨年夏、南房総の廃校になった小学校を道の駅にしたところを訪れたところ、
食堂のメニューにあった。
 
洋食屋のメニューに普通はなく、
給食系のメニューを出す居酒屋でたまに見かけるぐらいか。
家庭でつくることもまず、ないと思う。
小さい子のいるとこだとあるのかな。
クリームシチューにカレー粉を入れて作るのか。
いや、カレーの中にクリームシチューのルーを少し加えるのか。
 
ふと気づく。
例えば「古奈屋」のようにカレーうどんの美味しい店は
クリーミーなカレーが多いんだけど、
あれって要するにカレーシチューなんじゃないか。
蕎麦屋のカレーのとろみのついた餡かけもおいしいが、
牛乳や生クリームを感じさせるルーもまたいける。
そう考えると家でカレーうどんをつくるときは牛乳を入れるといいんだな……
 
今日の弁当は昨晩のカレーを温め直して
ステンレスの保温用ボトルに詰めて持ってきた。
ほんの少し給食な気分。