カセットテープ、ビデオテープ

部屋を片付けるたびにビデオテープやカセットテープが出てきて
そのたびに懐かしくもなるし、
これっていつまで再生できるだろうと微妙な気持ちにもなる。
ビデオデッキは一台残してあるけど学生時代に買ったものだから正直よくわからず。
カセットテープの使えるラジカセは妻が持ってきた小さいのがあるけど、
自分では使ったことがない。
テープ類は部屋の片隅に積み上げているだけなので保存状態がいいとは言えない。
真夏の暑い湿気に富んだ時期もずっと放置。
 
ゴールデンウィークの断捨離でも結構捨てた。
最後の凝ったのはカセットテープだと
青森放送のラジオ番組「今週のどんだんず」を録音したのや
(もはやどういう内容だったのか全く思い出せず)
大学時代の映画サークルで8mmで撮影された身の回りの先輩や後輩たちの作品を
ダビングしてもらったもの。
これら、今後実際聞くか・見るかと言ったら一生ないかもしれない。
でももう二度と手に入らないとなるとうかつには捨てられない。
 
カセットテープなんかはPCに取り込んで音声ファイルとして保存できるといいんだろうけど、
そのための機材を探して購入するのがめんどくさい。
数年前、妻から頼まれて妻が学生時代に録画した
ドリカムの出演するバラエティ番組を
PCに取り込んでDVDに焼くというのにせっせと取り組んだことがあった。
あれもなんかケーブルが必要だったのかな。今となっては思い出せず。
取り込むためのフリーのソフトウェアを入れた覚えがある。
画質も悪くなっている中、えんえん取り込んでいるのが大変で、
ビデオテープをDVDにダビングする業者に頼もうかと考えたんだけど
テレビ番組を録画したのは対象外と明記しているところがほとんどだったんですね。
著作権とかその辺りの関係で。
 
高校時代に青森市内各地のレンタルCD屋を回って
限られた小遣いの中から厳選して洋楽のCDをせっせとダビングしたテープが
200本くらいはあったのか。
あれも上京してから少しずつ中古でCDを見つけては買い直して、
実家が引っ越すときに処分してしまった。
あのテープが僕の血肉になったんだなあと思う。
そういう体験があるとなかなか、ダウンロードはまだいいとしてストリーミングに踏み切れない。
割り切ることができない。
あれはCDへの愛着ではなく、カセットテープへの愛着だったんじゃないかと今思う。
そういうの僕だけかな。僕だけだろうな。