川越、狭山、所沢

荻窪の床屋へ。帰ってきて11時過ぎ。
この日は午後、川越の先にある煎餅屋に買いに行こうとなる。
この前の冬たまたま見つけて、なかなかおいしかったので
その後2回か3回買いに行っている。
割れた醤油煎餅のさらに細かく崩れたのが酒のつまみにいい。
 
川越街道を野火止の先まで行って所沢から狭山。
前回行ったときに通りがかった洋食屋が気になってそこで昼を食べようと。
古びた洋館のようで、中は広い。
どの席も半個室になっているのがコロナ禍の今、ありがたい。
窓の外は雑木林が広がる。
丸太を積み重ねたのが放置されていたのか、蔦が絡まっている。
奥には警察犬の訓練所があるようで、
大柄な犬を連れて小道を往復している人がいた。
 
ポテトサラダも野菜のスープもおいしかったなあ。
僕はステーキにした。柔らかく、慎ましい。
根っこには家庭料理があるのか、どの皿にも素朴な上品さがあった。
しかも安い。都心だったら倍の値段になるだろうな。
でも料理人が少ないのか、満席の中待つこと1時間半。
13時半に店に入って、出たのは15時を過ぎていた。
 
店から煎餅屋は30分ほど。
しかしこの日は定休日であった……、残念。
来た道を引き返し、所沢の航空公園を経由して帰る。
目当ての煎餅が買えなかったので、公園に車を停めて休憩するか、となる。
初めて来たけど、かなり広い。中には野球場やサッカーのグラウンドもあるようだ。
駐車場を出るとさっそく、C-46コマンドーの機体がお出迎え。
ジャンボジェットほどではないが、なかなか大きい。
安らかに身体を休めているような感じ。
鳥たちの群れが飛んできてコックピットを覆った。
 
少し離れたところにあるYS11も見に行った。
航空発祥記念館はちょうど閉館したばかりだった。
暗くなったガラス張りの中に複葉機のようなものが見えた。
展示のひとつは日野熊蔵がテーマ。
明治の終わり頃、日本で最初に飛行機を操縦した一人。
熊本出身ということもあって妻が以前から興味を持っていた。
また近いうちに来て公園を一回り歩いてみて、
記念館に入ってみようということになった。
 
この日は曇りがちで昨日ほど暑くはない。
風もあった。過ごしやすい一日だった。
 
帰り道はそこそこ混んでいた。
なんで野火止の辺りって混むんだろうな。
新座駅が近いからか。