大阪出張で出会ったおいしい店

昨日の大阪出張の帰り、新大阪駅の新幹線側構内の「やまもと」で
すじねぎ焼をテイクアウトした。
前から食べたいと思いつつ、いや、食べるなら十三や梅田の店で食べたいと考えていた。
大阪出張も延長とならず今月末までといったん決まったので
店に行く機会もなさそう、となった。
 
さっそく車両の中で食べる。
蓋に貼られたシールには
「新幹線の車内や駅構内では食べないでください」
と書いてあった。
たこ焼きを車内で食べることのモラルというかルールが問題となったときの名残だな。
実際、どれだけ問題なのかわからない。
車内でもめ事になったのを見たことがない。
だからと言って大っぴらに食べていいわけではなかろうと
ささっと急いで食べることにした。
 
出来立てではなくテイクアウトでも十分おいしい。
最後に食べたのはいつだったろう?
 
最初に食べた時のことは覚えている。
30歳になったばかりのころ、
大規模システムのサービス院に伴う
現場貼りつき対応に呼ばれて数日の大阪出張が何回かあった。
現場はてんやわんやでずっと忙しい。
でもたまにはうまいもの食べるかと先輩に誘われて十三の本店に食べに行った。
お好み焼きとは違う。
ねぎ焼というものも牛筋の入ったものの初めてだった。
鉄板を敷いたカウンターで食べたんだったか。
ああ、大阪に来たんだなあとしみじみした気持ちになった。
心に残る味だった。
 
そういえば、「神座」のラーメンを初めて食べたのも
あの頃の大阪出張だった。
別の先輩においしい店があるというので道頓堀の店に連れて行ってもらった。
あっさりしているのに深みがある。
こんなスープが世の中にはあるのかと驚かされた。
ラーメンで衝撃を受ける、という点ではあれが人生最高か。
今回の大阪出張で心斎橋やなんばに行くと無性に食べたくなるが、
いやいや、東京にもあるしなと我慢してしまう。
それがいいことなのかどうか。
 
後年、別の大阪のお客さんの出張のあと、自腹で泊まった時に通天閣まで行って食べた。
串カツの店がうまかった。
過去の日記を読み返したら「だるま」だった。
ああ、じゃあ、新大阪駅にもあるな。
来週、最後の大阪出張の日にテイクアウトするかな。
 
この3つの店が、過去の大阪出張で出会ったおいしい店か。
今回の大阪出張で出会ったおいしい店については別途総括しようと思う。