家具調こたつを買う

先週の土曜、神保町で妻と落ち合ってボーナスのご褒美として鰻を食べた。
夜、PASSAGE の棚主交流会で時間があったので東京駅方面へ。
新丸ビルに入った。なんとはなしに3階、4階と歩く。
「unico」で家具を見ようとなる。
結婚したときに IKEA で買ったソファーをそろそろ買い替えようと思う。
8年使ったことになるか。みみたがバリバリしてだいぶボロボロになった。
 
ふと目に留まった家具調こたつがシンプルですっきりしたデザイン。
そのうちこたつ買いたいなあとニトリやカインズなんかで見てみるも今一つ。
あ、これが、これがいい! しかも展示品で4割引き。即決した。
それが昨晩届いた。
ヤマト運輸の方が大型トラックで運んできて、家の中で組み立てる。
 
ふと思う。
このこたつも10年20年使って、新しいのを買い替えることはないのかもしれない。
宝くじでも当たらない限り。
僕ら夫婦のどちらか片方が亡くなって一人用に買い替えるぐらいか。
 
これを今買ったら死ぬまで使い続けるんだろうな。
そういうものが少しずつ増えていく。
昨年買ってリビングに置いたサイドボードであるとか。
気に入らなかったらまた買えばいいというものではないので、
妻が買いたいと言い出してからあちこち見に行って、WEBで調べて、
3年はかかった。
 
ソファーも次買うのが最後かもしれない。
8年使って、ここがこうなったら座り心地がいい、居心地がよいというのが見えてきて
その理想に合うものがあったらあとはもうボロボロになっても使い続けるのではないか。
テレビのような家電もそうだ。
人生の折り返し地点を過ぎるというのは、そういうことなんだなと思う。
 
いや、暗いことを考えるのはよそう。
こたつ布団も別便で届いた。
スイッチを入れる。
みみたがいつのまにかやってきて潜り込んだ。
今、顔だけ出している。
ま、いいか。今はこれでいいんだと思う。