札幌出張の日。
今日から3日間、前回同様水木金。
5時前に目が覚める。
妻も起きだしてリビングの照明をつける。コーヒーを淹れてくれる。
スーツに着替えて、熊本の mont-bell で買った新しいコートを着て
さて行くかとしたら AirPods が見当たらない。
昨晩探して、見つからなくて、ようやく見つけたのは記憶にあるが
会社鞄とリュックサックとどこに入れたのが思い出せない。
中身を全部空けて探すも見つからない。
仕方なく以前使ってたバッテリーが心もたない AirPods を
モバイルバッテリーで充電しながら行くことにする。
空港まではイヤホンで音楽を聴く。
改札まで来て気づく。
リアルなICカードとの紐づけが必要なのだろうか?
時間がないとICカードに入金して改札をくぐる。
車内で紐づけを復活させる。Wallet 経由で復活となっていた。
気になって他のアプリが起動できるか確認する。
日曜は朝、iPhone のアプリが急に落ちて、なんだろと思っていたら
その後ストレージの容量がどんどんなくなってゼロに近づく。
アプリや写真を消しても追いつかない。
バッテリーも減りが早く、コンセントに挿しても充電されない。
減りはしないが増えることがない。ボディが熱い。
バッテリーが残り1%まで来てこれはやばい、
二度と立ち上がらないかもしれないと初期化してバックアップから復元。
やれやれと思うも今度は音楽ファイルがおかしい。
コンピレーションの多くがばらけている。
複数のアーティストに寄るコンピだと
そのアルファベット順で先頭のアーティストのところになぜか表示される。
iOS17.2 に上げたからだろうか。すぐ17.2.1が出たけど。
これを入れるのも少し怖い。
深田久彌『わが山山』の続きを読む。
7時半、空港に着く。保安検査場をくぐる。
搭乗口でノートPCを立ち上げメールを2本送るも1本はエラー。
前回はつながったのに。
今回はすることなすことついてなさそう。
11時前に札幌駅に着いて、まずはビジネスホテルへ。
今回は同じアパでもすすきのの先にしてみた。
地下街をすすきのまで歩く。
快晴。雪はほぼ解けているが、その分、日陰となった歩道には氷が敷き詰められている。
かなり危険。
というか、12月後半の札幌ってもっと雪が積もってるんじないかと思っていた。
青森は大雪、熊本の阿蘇の方も雪が積もったという。
ホテルのフロントで荷物を預けて身軽になる。
昼を食べようとすすきのへ。
「cocono」という大型商業施設が開業したというので行ってみるも、
3階の飲食店街自体がまだクローズ、4階も半分ほどだった。
その、先にオープンした店はどこも満席。11時半前の時点で。
これはあかんなとすぐ出ることにした。
途中で見かけた「ラーメン横丁」に行ってみる。
一本の路地の左右に5・6軒ほどの店が連なっていた。
狭い通りを外国人観光客がツアーで旗をもってぞろぞろと通り抜ける。
空港にもあった「弟子屈」が行列。
「ひぐま」という店が気になって入ってみた。
逆L字カウンターで8隻だけの小さな店。
メニューには昭和47年創業、5坪、とあった。
逆L字型の付け根の席が一つ空いていた。
目の前の4席はおそらく何らかの会社の出張4人組でエアポート快速の時間を気にしている。
左隣の3席もなんらかの会社の同僚。
僕はこく味噌ラーメンにチャーシュー5枚を追加。1,550円。
カウンター内の親父さんは丁寧に、丁寧に、一杯を仕上げていく。
まずは隣の3席、次は目の前の4席かと思いきや僕の分も。
店が狭いので4席のうちの一人の方が僕の分のコップやラーメンの丼を運んでくれた。
ひき肉多め、もやし、メンマ。
スープは名前の通りコクがある。なのにしつこくない。
年季の入った味だなあ。これはうまい。
次は普通の札幌味噌ラーメンにバター、コーンを入れてみたのも食べてみたい。
また来よう。
目の前の4席の方たちが器を戻して、カウンターを拭いて、支払って出てから
僕も同じように器を戻して、カウンターを拭いて、支払う。
それがその店の暗黙の流儀だとして強制されると嫌だけど、ここは僕自らそうしたくなった。
忙しい親父さんの手を煩わせたくない。
4人席の方たちがエアポート快速1本遅らせるかと話していると、
親父さんは今から帰るの? と。
札幌駅へはタクシーがいいか、地下鉄がいいかという相談に乗る。
その後で僕が支払っているときに、お兄さんも今から帰るの? と聞かれる。
いやー、今来たばかりなんですよというと、
「札幌はね、寒いけど雪は降らないよ」という話に。
「おいしかったです、また来ます」と言って店を出た。
店の中は有線で往年のヒット曲。
よくあるように邦楽、洋楽が交互に。
ローラ・ブロニガン「ローラ」
ハウンド・ドッグ「フォルテシモ」
アバ「ダンシング・クイーン」
南沙織「17歳」
この懐かしさも、よかった。