編集学校伝習座

この日夜は自由が丘「創の実」の青熊書店にて
芥川龍之介の桃太郎』朗読ライブイベント。
一方でイシス編集学校の講座を7・8年ぶり? に受け持つことになり
伝習座(師範代向けの講習会)に参加。
こちらも本来終日なので、夕方までにさせてもらう。
 
7時前起き。
7時半、月曜に見ることのできなかったこころ旅クラシックの再放送を
見るつもりでいたら、街角ピアノ。
あれ? 先週はあったのに。
もしかして4月からの番組改編でその枠がなくなったのか。
しまった……
再放送あるものと思って、録画しなかった。
 
8時過ぎに家を出る。
大江戸線の中で『ダリエン地峡決死行』の続きを読む。
久しぶりに新宿から小田急線に乗り換える。
豪徳寺へ。駅前の商店街を歩くのもいつ以来か。
北口の小さな公園に桜が咲いている。
 
編集工学研究所の建物もいつ以来だろう?
1階から3階まで隙間という隙間に縦横無尽に張り巡らされた本棚。
そのラインナップが変わったような、変わってないような。
師範・評匠・番匠・学匠が集まって、10時からリハーサル。
昼の弁当を食べながら来期別院の企画についてディスカッション。
方向が少し見えてくる。
 
主役の師範代たちは昼から集合。
さあ始まるか、という頃に松岡正剛校長がふらりと現れる。
いろいろと健康状態のことを聞いていたが、
数年顔を出さないうちにだいぶ痩せて小さくなっていた。
最初僕が片隅に座っていることに気づいていなかったが、
学匠が「今期、岡村さんが復帰です」と言うと
僕の方を見て無言で驚かれていた。
すみません、すみませんって感じでこちらも恐縮する。
 
今期新しく師範となったふたりから前半のふたつのカリキュラムについてレクチャー。
これまでの学びがしっかり受け継がれて、新しい見方も加えられている。
どちらも面白い。
そのひとつで、僕からもコメントを。
レクチャーの終わりごろ、一度ふらっといなくなった校長がまたふらっと戻ってきて、
ひー! と一瞬ひるむが、元々話そうと思っていたことをそのまま話した。
 
最近の編集学校は大人しくなった、優しくなった、それは未知の部分がなくなったから。
未知は待ってたらやってくるものではなく、
師範代も勇気をもってその場に持ち込まないといけない。
学衆から引き出さないといけない。その化学反応から生まれる。
そこで生まれた未知と向かい合うためにお題の方法があるのであって。云々。
 
後半のプログラムの前に退出。
休憩時間の合間に新しい師範、師範代と少し話した。
 
豪徳寺から自由が丘へ。
方角的には南、直線距離にしたらそんなにない。
直通の路線が仮にあったら3駅ぐらいか。
そうもいかず、一度渋谷方面に出ないといけないのが厄介。
代々木上原で千代田線に乗り換える。
花見の季節で、代々木公園、明治神宮に向かうからか、若い人たちで多かった。