第46回感門之盟

土曜は第46回感門之盟。34守と物語講座七綴。
着物を着てステージに上がる妻が8時半、先に出て行く。
バタバタして、遅れそうだったので荷物をバス停まで運ぶ。
戻ってきてリビングのソファーベッドで寝てる。
11時に目が覚めて、見ると LINE で妻から
足袋を別なのにしたいから届けてほしいと。
しかしもはや遅し。


バスに乗って千歳船橋へ。小田急線を協働で下りて
「やしげる」というラーメン屋へ。
前は鶏ポタ系の店だったけどいつのまにか入れ替わっていた。
焦がし煮干ラーメンにする。なかなかうまかった。


豪徳寺へ。当期の対象でもなく感門団(お手伝い)でもないので
席もなければ名札もない。居場所を求めてさまよう。
感門団で参加するべきだったか。
総勢140名近くとなって
1階の本楼に100人、2階の学林堂に30人という配分。
最初は物語講座の人たちと一緒に2階で見ていた。
途中で一階に下りて行く。
師範代に先達文庫を渡すところから。
中二階に上って知ってる師範代の写真を撮る。
校長が妻に初めての師範ということで額を渡すところを撮る。


その後2階で師範代が学衆に感門表(卒業証書)をひとりずつ手渡す。
終わったらカメラマンが写真を撮ることになっていたが
混雑していてなかなか順番が回ってこない。
そんなこんなでトータル1時間押しぐらいになってしまった。


落冊市(本のオークション)は
今回、エレナ・ガーロ『未来の記憶』とリリアン・ヘルマン『未完の女』を。
前者を300円で入札。
結餉(夕餉)はソースカツ丼。これはうまかった。
こっそりしれっと2つ食べるつもりが
落札市の終了まで粘っていたら時間がなくなっていた。


物語講座へ。僕が受けたのはもう5年も前になるのか。
アワードの発表。僕の担当していた教室の方がひとつ受賞するが
冠綴賞(グランプリ)とはならず。残念。
しかし聞けば今回の受賞の方とふたりで競っていたとのこと。


最後、松岡校長による講義。
やろうとしてやめた、これまでできなかった学問として
鉄学、尾学、夢学、恋学を挙げて、
最後の「恋学」について
10個のキーワードと例としての千夜千冊で語る。
<トワイライト> 「落下する夕方
<邪険 / 憐憫>「たけくらべ」「絶対安全剃刀」
<少女のオントロジー>「聖少女」「反少女の灰皿」
<さだめ>「和泉式部日記」「建礼門院右京大夫集」「とはずがたり
<儚>「五番町夕霧楼」「天の夕顔」
<昂揚 / 鬱屈>「女の一生」「女のはないき・男のためいき」
<そぶり/ 痙攣>「カルメン」「ナジャ」「町でいちばんの美女」
<忍ぶ恋>葉隠
<現身 / 幻身>
<アンドロイド>「毛皮を着たヴィーナス」「未来のイヴ
ナチュラル・ウーマン」「女性状無意識」「猿と女とサイボーグ」
結論として
<片割れ / 一即、一、一>
<焦がれて極上 編集数寄 恋学的想像力>


最後に記念撮影。終わって21時近く。
アフ感(アフター感門之盟、打ち上げのこと)の店が21時からだったので
どうにも間に合わない。
先に出て新宿三丁目の店に入って、ビールを一杯飲んだ後
道案内のため地下鉄の出口に立つ。
結局22時半ぐらいになっただろうか。
僕はビールをピッチャーを手に目に留まった人にどんどん注いで回った。
24時前に店を出て近くの居酒屋で朝まで。
僕にしては珍しく、途中で眠らずに起きて話し続けていた。


5時を過ぎて閉店時間。店を出て山手線で目黒まで。
目黒線に乗って大岡山で乗り換えるはずが奥沢まで行ってしまっていた。
慌てて引き返す。なんとか二子玉川まで辿り着いて家まで歩くが、
あと少しとなった時点で気が緩んだのか歩きながら眠っていた。
午前6時、布団の中に潜り込む。その瞬間から記憶無し。


これまで感門之盟の参加は
自分が学衆、師範代、師範として主体的に関わっているときがほとんどで
それ以外もステージで発言するとかゲスト扱いで。
何もしなくてよかったのは今回が初めて。
外から眺めているとこうなんだ、というのがわかる。
まあでも当事者として参加している方がやっぱいいですね。