第68回感門之盟

豪徳寺の本楼で物語講座十一綴の感門之盟。
このところ妻が破の師範を務めているので終わった後のアフ感には顔を出していたが、
本編の感門之盟は2年ぶりぐらいか。36破の師範だったときの。
 
目が覚めたので早く出る。
11時集合だったかと思い、10時半には着いたが、師範の集合は12時だった。
ま、いいかとテクリハから参加する。
師範代への感門表の授与とアワード発表での受賞作品と贈呈本の紹介。
久々にステージで話すので緊張する。
言いたいことを暗記して頭の中で組み立てていたつもりが、ところどころ詰まってしまう。
 
13時前に昼食。寿司。月匠の隣に座っていたので、多すぎるからと寿司を半分もらった。
師範代の集合時間は13時。
担当した師範代は急なじんましんで昨日点滴を打ってなんとか来たと。
何も食べられず、何も飲めず。
 
14時より開場、14時半より開始。
物語講座の感門之盟はこのところ外部のゲストを呼んでいたが今回はなし。
こじんまりとしている。その分、妻を含めて過去期の受講生も何人か参加した。
先日突破締切を迎えた41破のAT賞物語で大賞を受賞した方も来ていた。
完全なアウェイの中、すごいな。
書くことにかけては編集学校で一番の才能だと思う同期のM君も来た。
 
ステージに立って感門表の授与。カバーのかけられた綴墾巻を受け取る。
師範代から叢衆へ績了証、綴墾巻の授与。
今回初めての企画「物語リプリゼンテーション」
各文叢からひとりずつで4人と、過去期から2人で計6人が
「雪」をテーマにした本をプレゼンする。
編集学校的ビブリオバトルとでもいうか。
なんで雪かというと冬だから、というよりも、
19年前の2000年2月23日に松岡校長の千夜千冊が始まったから。
そのときの1冊目が中谷宇吉郎『雪』
プレゼンされた6冊は
*高田宏『雪古九谷』
奥泉光『雪の階』
吉村昭『雪の花』
*落語『除夜の雪』(桂米朝
*アルセーニ『デルス・ウザーラ
どういう本を選び、何を伝えるかもさることながら、いかになり切ってモードを伝えるか。
校長も言っていたが、よくできた面白い企画だった。
 
休憩後、アワードの発表。僕は窯変三譚の幼な心を。
一度リハーサルしていたのでうまく言えたかな。
贈呈本は『ある小さなスズメの記録』
師範・師範代が本の候補を出すんだけど、
妻の持っていたこの本が絶対選ばれるだろうと思っていたらやはりそうなった。
先週日曜に読んでみた。
 
最後に校長のお話。
物語とは「ある」ではなく「なる」ものだと。
 
本楼で懇親会。僕は田酒をもっていった。
缶ビールをあるだけ飲んで結構酔っぱらう。
文叢の人たちと話す。
最後に、昨年破の学匠を引退した月匠へのサプライズ贈呈。
50人による月匠をイメージした知文、月に雁の帯留め、月をモチーフにした万年筆
という三種の神器と、プラスアルファということで米農家の師範による小さな俵。
この米俵を僕が担いだ。
 
アフ感は駅前の魚民がいつ行っても入れるだろうとその場で電話したら満席。
え? いつ行っても空いてるのに。高をくくるもんじゃないな。
その後5軒ぐらい電話してようやく日本餃子センターに決まる。
狭い席に押し込むことになったけど酒を飲みつつ交わしあえたかな。
最後は師範が集まってああでもないこうでもないと来期どうするかの議論。
20時に入って、23時までいたかな。
今期唯一の才能、ダントツで最高賞だろうと思っていた方を評価していたのが僕だけだった。
なんでやねんと本人を前にしてクダを巻いた。
結構酔っぱらって大江戸線を爆睡して帰ってきた。