3周回って俺の時代

会社内で出世する気なし、会社を変わってステップアップする気なしで
新卒から入った会社で25年目、四半世紀。
(とは言っても、最低限そこそこは出世したが)
 
のらりくらりとその時々で求められた役割をこなしてきて、
今のところコンサルの事業部には所属するけど、
外資系でバリバリにコンサルをやってきた方たちとは全然違う。
 
そんな僕ですが、3周回って今は
「岡村さんの時代が来た」
「岡村さんのような人がいなくて困っている」
という話をあちこちで聞くようになった。
 
システム開発が分かって、業務が分かって、
PMO(スケジュールや課題管理)ができて、
課題解決のためにステークホルダーとの調整をしてくれる人。
最後の「調整役」というのが大きい。
必要に応じて、自由自在に動く。
 
他の会社のことはわからないですが、
僕ぐらいの年次になると会社の定義するポジションは
部門運営かPMかコンサル。あるいはアーキテクトなど。
そのどれも向いてないなあとすり抜けて隙間にいたら、
その隙間を埋められる人が全然いないのだという。
 
かつ、どのポジションとなっても
数字(売上)を持たされてしまうので身動き取れなくなる。
出世しなかった僕は身軽に動くことができる。
 
僕のような働き方、振る舞い方に名前がついていないので
会社としても認知していないし、育てることができない。
なのに開発の現場では
「ああいう感じの人が欲しい」「いると助かる」となんとなく思っている、という。
 
かといって先駆者として何かを確立したいという思いもなく、
「あ、そうすか」という感じでこれからものらりくらり。