焼き肉屋というもの

昨晩、妻をねぎらうために駅ビルの焼き肉屋へ。
網の上にカルビやハラミといった肉を焼いて食べた。
 
昔、家で食べる焼き肉は
パックから出した生の肉を皿の上に並べ、ホットプレートの上で焼いて
エバラなどのタレをつけて食べた。
(青森だとスタミナ源タレ)
 
もちろんそれもいいんだけど、店で食べるほうがおいしい。
焼き肉屋独特の雰囲気というのもあるのだろう。
あのタレの味や肉の油が溶け込んだような煙が、壁にまで沁み込んでいる。
漂ってる空気からして焼き肉。
 
でも一番は、その店独自のタレに肉を漬け込むというところなのだろう。
サッとくぐるだけなのか、一晩寝かすのかはわからない。
試しに、ボウルに市販のタレを多めに入れて30分ほど肉を漬けて
フライパンで焼いてみたことがあったが、
焼き肉屋のあの味にはほど遠かった。
 
焼く前の浸かった状態からしてなんか違う。
焼き肉屋のカルビが銀色の皿の上に乗った時の、あのなまめかしい生命感がない。
ただのグタッとした味付け肉。
うーん、漬けるにも何らかのコツがあるのか。
そもそも肉が違うといったら身も蓋もないけど。
 
光が丘ではいつも「ふじ咲」という店に行く。梅ミノがいい。
しかし昨日は、というか今週が夏休みだった。
自由が丘は「京城園」という昔ながらっぽい店が前から気になっている。
年明けの移転先の場所が決まったら、また妻をねぎらうために行ってみようと思う。