地獄(その6)

3時半に寝て7時半起き。
その後ずっとトラブル対応。日付を超えて6時まで。
さすがにこんなことばかり続けていると体が持たなくなってきた。
眠い。だるい。
まともな判断を下せなくなるときや、ガクッと眠りに落ちていくときがある。
ずっと外食。それも日に4食だったり1食だったりする。不規則このうえない。
自分が痩せていってんだか太っていってんだかよくわからない。
恐らくジャンクフードによる有害っぽい脂だけが体の中に溜まっていってるのだろう。


センターで真夜中に先輩と「あービール飲みてえなあ」という話をする。
ラックの中のサーバ群を見て先輩は言う。
「うぜえ!!このケーブル抜きたくならねえか?」
そうか、僕だけじゃないんだな、と思う。
「いざとなったら抜いてやる、ハハハ」いつだって僕はそう思っている。
そうしたら何人かの人は幸福になれるだろう。
「どんな波及効果があろうと知ったことか、ハハハ」
もっともっと行き詰まっていたとき、
嫌がらせのためにここで自殺することすら考えた。
何がいいだろう?可能性をいくつか検討して、
ガソリンを頭からかぶって火をつけるってのがいいなという結論にそのときは達した。


でもそういうことをしないまま踏みとどまって、僕はまだ生きている。
(何のために生きているのかは今となってはよくわからないのだが)


トラブル対応をしているときの僕はいつもジタバタしていてみっともない。
もっと落ち着いてどっしり構えていればいいのだろうけど
せわしなくあちこちにメールを送ったりイライラと歩き回ったり。
自分にはできることがなくなって「待ち」の時間となるともうどうしようもなくなる。
何も手につかない。結局何もしない。気持ちの切替ができない。


ああ、いつになったら終わるのだろう?
何が終わるのだろう?