35歳

7月の頭に大学の友人たちと飲んでいたら
「やっぱ35歳だよな」って話になった。
35歳の時点で人生のあらかたが決まっているということ。
結果は出てないにしても、方向性は定まっている。
そして後戻りはきかない。
そこから踏み出すという行為がおとぎ話に思えてくる。
自分は何ができるのかということ、
何ができないのかということが大きな現実的意味を持ち出す。


そして今、31歳・32歳の我々はその準備期間ということになる。
他の二人はしっかりと考えていた。意見があって、それに伴う行動に出ていた。
僕は何も考えていなかった・・・


言われてみればそうだよな。
SEという職業をこのまま続けていく気がないのなら、
他を探して、それをものにしなきゃいけないんだよな。
35歳から逆算したとき、のこり3年とちょっとでいったい何ができるだろう。
何ができると言うのだろう?
怖くなってきた。
あらゆることが怖くなってきた。
飲んでたときは笑い飛ばしていたとしても、
その後平日を過ごしているとことあるごとに思い出した。


やばくないか?かなり。


身の回りの35歳前後の人たちのことを思い浮かべる。
ちゃんと仕事してる人たちはそれなりに腹くくってるよなあ。
僕はそうなっているだろうか?
たぶん今のままフラフラしてるか、どっかで小説家崩れになるんだろうな・・・


ま、いいんだけどね。


と、その反面思う。
決断しようがしまいが
僕の人生選んで行き着く先はフラフラしたままなんだろうな。
それが楽ならそれでいいんじゃん?


つうか今、1秒おきに「やっべー」と「ま、いっか」が交互に訪れているような状態。
何を考えてもグルグル、グルグル、堂々巡り。


たぶんいつかそのときが来たら本気で人生考え出すんだろうな。
でもそのときには全然遅くて、
「ああ、何やってたんだ、俺!?」と自分で自分を責めることになるんだろう。


これって僕だけじゃなくて、
世の中の多くの人がそうなのではないかと思われる。
半分とはいかないまでも、まあ、20%ぐらいは。
そんでそういうのって、大卒だったりするともっとパーセンテージが上がるはず。


ま、いっか。