「仲秋の読書室」


一昨日、昨日からのさらに続き。
一昨日、9/11(日)はオペラ娘・小三治師匠のあと、
何人か連れ立って代官山に移動して「仲秋の読書室」へ。
http://onshitsu.com/2011/09/02-000119.php


主催の方は編集学校で学んだのち、
「温室」を舞台としてテーマとして面白いことを企画し続けている方であって。
お名前はよく拝見していたけれど、この日初めてお会いした。


代官山の屋上のアトリエに、この土日限りの読書室を開く。
選本は編集学校でお世話になった方たちで
今回はボルヘス宮沢賢治バロック的な2焦点となっている。
そこから鉱物・月・シャーマニズムなどと波紋のように連想が広がっていく。
その情景を描くかのようにそこかしこに本がそっと並べられている。
壁際に配置された椅子に座ってそれら、手に取って読んでみる。
開け放たれた窓から街の喧騒が聞こえる。
虫の羽音、風の吹きぬける音。
居心地のよい、素敵な空間だった。


2時間ほどいて僕が読んだのは…、漫画と写真集と絵本ばかりですが。
立花隆『フル・ムーン』
松本大洋『花』
フレデリック・バック『木を植えた男』
ますむら・ひろし銀河鉄道の夜
バックミンスター・フラー宇宙船地球号操縦マニュアル』(冒頭だけ)


夕暮れになり、空も暗くなって19時。
その日過ごしたメンバーで恵比寿まで歩いていって飲みに行く。
駅前まで行くと商店街の夏祭りがちょうど神輿を担ぎ終えたところのようで
揃いのハッピを着た屈強な男たちが道端で酒宴を始めていた。


とある地下の居酒屋に入ってみる。
名前は忘れたけど食べ物がなかなかうまく、しかし客はなく。穴場だった。
話題がどんどん飛び移って、22時過ぎまでそこにいただろうか。


(追記。この日の午後は昼に食べた激辛な蒙古タンメンが当たって、
 ことあるごとにトイレに駆け込んだ1日だった…)