教えてもらう。明治安田生命の「生まれた年別名前ベスト100」
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/etc/ranking/year_men/
1912年からの100年分のランキング。男性篇。
やっぱこういう変遷は面白い。思ったこと。
・1920年代:「三郎」が多い。
長男、次男はちゃんと意味のある名前をつけて、三男から適当になる?
・1930年代:一文字ばかり。なぜ?
・1940年代:前半は勝、勇、進、勲、功など。1943年から勝利が登場する。…
そして1946年にガラッと変わる。
・1970年代:自分の生まれた年前後は「誠」が一位。
有名な『愛と誠』梶原一騎ですね。
というかよく見たら1960年代末から10年ほどそうなんですね。
それにしてもこの頃の名前はどれも見覚えあってしっくりくる。
・2000年代:何がなんだかよくわからん。
2011年ともなると、上から大翔・蓮・颯太…、そこに陸斗・海翔・蒼空…
今、陸海空ブーム? 全然知らなかった。
そういえば、身の回りの小さい子供たちの名前、全く覚えていないことに気付く。
そして女性篇。
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/etc/ranking/year_women/
・1910年代:大正時代前半まではカタカナでキヨ、フミなど。
1920年代:パタッと、文子・愛子・静子へ。○子がずっと続く。
・1940年代:和子、洋子、幸子で毎年入れ替わる。
洋子の洋は西洋ではなくてもちろん、太平洋のことか。
・1970年代:真由美・香織・恵など、○子が半分ぐらいになる。
・1980年代:1985年の10位、裕子を最後に○子がランク外になる。
そうか、やはり1980年代のこの頃って社会に地殻変動が起きている。
バブルに向かいだし、円高になり。「一億総中流意識」と呼ばれ。
・2000年代:こちらももうよくわからなくなってくる。
とにかくきらびやか。「和の趣」はあるんだかないんだか。
2008年から莉子が人気となって○子復活なんだけど、何て読むかわからない…
(調べてみたら「りこ」か)
ふと思うに一位独走の陽菜や、結菜・愛菜などの「菜」やさくら・葵など、
植物に託している。
もっと前の世代、例えば1970年代だと智子・陽子・純子など、
直接に性質を現している名前が多い。
先ほども見たように男性だと陸海空に託している。見立てている。
直接性よりもメタファーで語る。
こういうのって個人の性格や世代の特徴にも現れるのだろうか?