今年を振り返る '2013

今年を1ヶ月単位で振り返ってみる。


1月:
年末年始を青森で過ごして、朝夕雪かき。それ以外はず
っとトマス・ピンチョンの『逆光』上下を読んでいた。
目の疲れからか左目にゴミが浮かんで気になる。のちに
眼科で飛蚊症と診断され、俺も年取ったなー と思う。


2月:
年に1度の1週間の休みで、27守破メンバーを中心とし
た倉敷・尾道汁講へ。その後一人旅で瀬戸内海の生口島
気仙沼を経由して陸前高田。いくつかの廃墟が取り壊し
を待つだけ。沿岸部にはもはや何も残っていなかった。


3月:
28破始まる。初めての破の師範。カラメル狂言教室と合
接前線教室。期間中に大阪汁講。新世界からグランフロ
ントへ、新旧大阪を歩いたのが思い出深い。25破の教え
子が破の師範代を全うしたのも感慨深かった。


4月:
米フリー・フォークの女王、Josephine Fosterの来日公
演。どこの国でもないノイズの桃源郷が蜃気楼のように
浮かんでは消える。ゲストの灰野敬二と共に爆音インプ
ビゼーションのガチンコ・バトルへ。悶絶。


5月:
ゴールデンウィークはふと思い立って、毎日荻窪ラーメ
ンの有名店を回った。激辛勝浦タンタンメン「ビンギリ」
夜のみ営業、がっつりスタミナ系「十八番」 路地裏に
ひっそりと店を構える孤高の「ねいろ屋」


6月:
25守の教え子が劇団に属していて、土浦にアトリエを構
えたとのことで杮落としの公演を。イヨネスコの『椅子』
を上演。2年前にも見ているが、劇場が変わると劇の内
容もガラッと変わる。それにしても土浦の何も無さ。


7月:
猛暑始まる。会社の人たちと多摩川でBBQ、梅雨明けの
日だとは知らず真っ赤に日焼け。肉を焼きまくってビー
ルを飲みまくって帰りはフラフラ。岡村が「年に一度最
も働く日」そろそろ後輩に道を譲り、幹事も卒業か。


8月:
夏休みで青森帰省、北海道に渡って稚内からフェリーに
乗ってサハリンへ。日本の面影は一掃され、完全にロシ
アの一地方都市。サハリン鉄道に乗って寂れた漁村を訪
れる。その砂浜はかつて宮沢賢治が歩いたという。


9月:
Buffalo Daughter の結成20周年ライヴ。ゲストに菊池
成孔や小山田圭吾。この年他に見たのは、松岡校長のつ
ながり深いEP-4や、BOY, My Bloody Valentine, Ke$ha
など。サマソニフジロックは今年も行けず。


10月:
3年前につくった「神保町ランチマップ」を再開。この
頃熱心に開拓。秋葉原飯田橋まで。9月は「神田カレ
ーグランプリ」予選の店を回った。「開元」「源来酒家」
BILBI」など今年もまた素晴らしい店に出会った。


11月:
3年ぶりの和歌山出張、帰りに大阪。仙台へとプチ汁講。
明大での「宮沢賢治と<再生>の物語」に参加。アクテ
ィブな1ヶ月であったが、飲みすぎて会社鞄をなくした
り… 無傷で戻ってきたのは奇跡。人の優しさを知る。


12月:
29破:吹寄せ峠教室とアタリ磊々教室の汁講で豪徳寺へ。
夜は新宿で山梨のワインを飲む。ジェーン・スーなど本
の話をする。その翌日は編集学校でお世話になった皆さ
んに声をかけて谷根千汁講。1日中食べ歩き。


 ・・・


こうしてみるとですね、ここ数年、
やはり日々の暮らしにおける「編集学校」の存在が大きいんですね。
空いてる時間の大半をそこに費やしたというか。
来年はどうなんだろうな。
そろそろ僕も一線から退くでもよいのでは…


と言いつつも
今年もまた編集学校を通じていろんな人と出会えてよかった。


昨年書いていたスマホ向け物語ゲームのアプリは開発など諸々遅れて、
夏にプロモーションは始まったものの、度重なるリリース延期。
どうも早くて3月っぽい。
これがどう出るかが、来年の僕を左右する。