10月末のこと。
引越に伴い、IKEAでダイニングテーブルやその椅子、ソファーベッドを買った。
しかしそれら組み立てるときにネジが最後まで回り切らずに中途半端な状態になって、
ネジ回しがアカンのか IKEA のネジが安物だったのか。
そう思ってハンズでネジを買い直したり、電動ドライバーを買ってもダメ。
一体何なのかと思っていたら、妻がみつける。
http://www.1010uzu.com/boyaki/2014/03/do-not-use-jis-screwdriver-assembling-ikea-furniture
そもそもネジの規格が違っていた。
JIS規格じゃなかった。よくよく考えたら当たり前か。
JIS規格はあくまで日本のものであって、世界標準じゃない。
全世界展開する IKEA が採用するわけがない。
IKEA も工具セットを売るだけじゃなくて
売り場でそのことの注意喚起をするべきだよな。
そして専用のドライバーを単体で売るべき。
でも今、IKEA のサイトでツールのページを見てみたら
基本の工具セットが999円で安いっちゃ安かったけど。
しかしなぜ、皆このことで悩まなかったのかという話を妻とする。
皆そっと胸の内にそっとひそめたか。
『悪いのは IKEA じゃない。この未熟な私』というような。
そんな自分が問題を起こさずに事を終わらせるとそれだけで満足してしまう。
それを妻は『日本人の満足は「事足れり主義」だ』と評した。
海外のメーカーはその製品に不具合・不都合があったとしても
それが軽微なものであったらユーザーに迎合させるだけの強気を持っている。
日本人は事足りたんだからとそこでスッと終わらせる。
声高に争わないことは謙虚な美徳のようでいて、
そこからは何も生まれないとも言える。