このところ外食せず、倹約のために家で作って食べていた。
もちろんほとんど妻なんだけど、時々僕がつくった。
さつま揚げの届いたときにおでん。
一橋学園駅「一松」の白菜鍋のレシピを見つけて作ってみたり。
(ちなみに、http://cookpad.com/recipe/678703)
湯豆腐、キムチ焼うどん、コンビーフとポテトの炒め物。
ボーナスも出て、ようやく一息つく。
外で食べる余裕が出てきた。
昼は瀬田の交差点近くの中華料理屋「春慶」へ。
商店街のチラシかなんかで見かけて、前から気になっていた。
家族でやっている小さな店。
入ってみたらかわいい孫なのだろう、
小さい子どもがキッザニアに行った時の写真が何枚も貼られていて、
その孫がクレヨンで書いたと思われる店のポスターが目立つところに。
中華丼と炒飯がおいしい、祭りの時には屋台の焼きそばを教えてくれる、とあった。
その孫が読んだと思われる『かいけつゾロリ』シリーズなどの絵本が棚に並んでいた。
店は雑然としていたが、違和感はなかった。
住宅街の中の中華屋ってこんなだったよなと。
天津丼と五目かた焼きそばと餃子を頼む。
かた焼きそばは出来合いのものではなく、その場で揚げていた。
あんかけを中華鍋でつくるジュワーッと大きな音がした。
天津丼は玉子がふんわりしていて、その上にかかった餡がツヤツヤしていた。
家の近くの小さな、家族でやっている中華料理屋がおいしかったとき、
ああ、この町に引っ越してきてよかったと思う。
夜、上野毛の駅から帰ってくるときにいつも通りがかって気になっていた
イタリアン「ワインの木テラ」に入ってみる。
予約でほぼいっぱいで僕らで満席。あやうかった。
大きなモニターでは『グレムリン』が流れていて、
80年代半ばが小学校高学年だったふたり、思わず見入ってしまう。
イカのフリット、ずんだ豆のサラダ、豚の大腸と小腸のトはマト煮込み、コールスロー。
この辺りが300円〜500円と安い。
牡蠣のブルゴーニュ風オーブン焼きは4個で780円。どれもおいしかった。
メインはトマトソースとゴルゴンゾーラチーズのピザ。
これももっちり、あっさり。いくらでも食べられる。
飲み物は自家製レモンチェロを炭酸で割って、その後シャルドネの白をデキャンタで。
たくさん食べて飲んで1万円しなかった。
(しかも妻が出してくれた。感謝)
店を出るときにおいしかった、いい店でしたと伝えると
夜は午前2時までやってます、テイクアウトもありますと。
23、24、25の3日間はクリスマスディナーだというので、
食べに来ようかと帰り道話す。
友だちが来た時にここに行くといいな。誰もが満足する。
そういう店を見つけることができてよかった。