ラクーアを訪れる

昨日は月イチの有給をさっそく使って、
妻と温泉行きたいね、ラクーア行ってみたいね、
でも土日は混んでそうだねということでふたりで行ってみることにした。


朝のうちは毎年通っている浜松町の貿易センタービルの内科へ。
花粉症の薬をもらう。
インフルエンザで混んでるかと思いきやそうでもなかった。
ジェネリック薬品を使いますか? と聞かれてそうしてみる。
成分は同じ。「フェキソフェナジン」というもの。


三田線芝公園で下りてきたので帰りもそうする。
増上寺に立ち寄ると節分の大きなステージができていた。
芸能人を呼んで豆まきをするというものだな。
今日もまた青空で東京タワーがすっとそそり立っている。


日比谷で待ち合わせていたので移動して、時間があったので日比谷公園に行ってみる。
月曜の午前中は人も少なく、日の当たるベンチでぼんやり噴水を眺めながら過ごす。
噴水の近くまで行くと水面に日が反射してキラキラと輝いている。


12時過ぎに有楽町駅前の交通会館地下のとんかつ屋「あけぼの」へ。
カツ丼がうまいと聞いて。カウンターだけの小さな店、少し並んでいた。
とんかつ定食を頼んでいる人が多いかな。
あとサービス定食。ヒレカツとエビフライ。
コロッケかアジフライは皆アジフライ。気になる。
カツ丼はまあまあかな。40代後半ぐらいの兄弟とその奥さんの3人で切り盛りしている。


日比谷に戻って、アートスポーツでランニングシューズを買う。
僕の健康を気遣って妻がランニングを始めようという。
僕の誕生日プレゼントとして買ってくれる。合わせてタイツと靴下も。
次の土曜から走り始めることになる。
来年は東京マラソンを目指すか。店内あちこちにTシャツとかグッズを売っていた。


千代田線に乗って新御茶ノ水へ。
神田明神で甘酒を飲んで、水道橋まで歩く。
ラクーアへ。賑やかではあるが、ジェットコースターは動いていない。
世間はもう春休みなのか、と思うぐらい10代後半から20代前半の若者たちの姿が多い。
エレベーターで6階のフロントへ。初めてなので館内の案内を受ける。
ロッカールームに荷物を預けて早速入る。
お湯が茶色というのが意外。
荻窪の「なごみの湯」やお台場の「大江戸温泉物語」が透明なので
東京の温泉は透明と思い込んでいた。
内風呂と露天風呂はたいしたことなし。というか全般的にぬるいですね。
露天の奥の方にある熱めの風呂でようやくちょうどいいぐらい。


これで2,634円は高いなあと思いつつ一度お湯から上がって、
館内着に着替えて5階のリラックスラウンジへ。
リクライニングシートのエリアとソファーベッドのエリアとがある。
どちらもほぼいっぱい。奥の方にリクライニングシートの空きを見つける。
寝そべって中島らもの最後の対談集、
本上まなみ宇梶剛士らとの『なれずもの』を文庫で読む。
手元のインターホンで生ビールを頼む。
部屋の中はポカポカと温かく、風呂あがりのビールがうまくないわけがない。
ああ、ラクーアの魅力ってこのラウンジなんだなと。
周りでは眠っている人ばかり。
シート備え付けのモニターでテレビを見ている人もいる。
2時間ほど文庫を読みふけって、読み終わった頃にまた温泉に入りに行く。
ちょうど隣が空いて横になった妻はそのままずっと眠っていた。
これで2,634円はむしろ安いな、と思う。


もう一度露天風呂に入って今度はソファーベッドの方へ。
穂村弘の『にょっ記』へ。日記のようなもの。
その間妻はマッサージを受けていた。
読んでると荻窪の教会通りのカレー屋とか南口のデニーズが出てくる。
住んでいたのだろうか。
19時を過ぎて会社帰りの人たちが増え始めて僕らも帰ることにする。
これは月イチで来たいなあと話すが、月曜でこの混み具合か。
土日はリクライニングシートもソファーベッドも取りにくいだろうな。


神保町の「川国志」に寄って、飲んで食べて帰ってくる。
オープン記念の企画で2月いっぱい、生ビールが274円。
(「ふなっしー」と呼んでいた)
餃子が200円、エビチリや豆苗炒めが半額。他にも幾つか頼んだ。


帰ってきて22時。心地よく疲れて眠く、23時には布団に入った。