灯台記念日

11月1日。1が3つ並ぶ。111。
いろんな記念日があるんだろうなと思って見てみたら、確かにたくさんあった。


「今日は何の日」より。
http://www.nnh.to/11/01.html


計量記念日、灯台記念日、自衛隊記念日、生命保険の日、犬の日
点字記念日、すしの日、紅茶の日、本格焼酎の日、泡盛の日、
川の恵みの日、野沢菜の日、古典の日、教育の日。


犬の日はわかりやすいですよね。ワンワンワンで。
でも他の日は特に強い理由はないようだ。
どちらかというと1日という日付が大きい。
焼酎や泡盛はこの時期がおいしく、キリよく月の初めで、という。


この中で気になるのはやはり灯台記念日であって。
明治元年(1869年)のこの日、横須賀に西洋式の灯台が国内で初めて作られたとある。


既にして利用されていない昭和の時代の古いものも含めて、
夜、全国の灯台がいっせいに灯りをつける光景を思い浮かべる。
上空から眺めたとき、そのささやかにして無数の光が
日本という島国の輪郭を形作っている。
それぞれが『喜びも悲しみも幾年月』のような
灯台守たちの記念日を持っているかもしれない。


実際に何が行われるかといえば
海上保安庁の広報を見ると、全国の灯台の多くで一般公開や写真展がなされるようだ。
灯台女子」による講演なんてのもある。
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h28/k20161019/k161019-2.pdf


他いくつか見てみると
「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」が
日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」を一般公開するというのがあった。
https://www.kobe-orientalhotel.co.jp/wp-content/uploads/2016/10/0ad5331b589a760bb115430c18104caf.pdf


灯台なんてもうずっと長いこと見ていないな。
真っ白な灯台が、近づくと足元であるとか潮に焼けてあちこち赤く錆び付いていて。
無言で何十年と海と向かい合っている。
遠くまで青い波間が広がる。
その側に立って眺めるだけで、海がいつもとは違って見える。
ひんやりとしてゴツゴツした壁を左手に幹事ながら。