企画案

金曜に久しぶりに会社の後輩と会って飲んだ。
その時にこんなドキュメンタリー映画が撮れたら面白いんじゃないか、
という話になった。


Kという大手の宗教団体が政党も運営している。
過疎地など立候補者がいないところで議員に立候補して当選する。
そんな地方議員が全国に何人かいる。
彼ら/彼女たちの議員としての働きぶりはどんななのだろうか。
結局は布教活動しかしてないのか。
それとも案外ちゃんと議員として機能しているのだろうか。
その村や町の人はどう思っているだろうか。


一人の人間としてどんな生活を送っているのだろうか。
移り住んだアパートの部屋では、
その宗教団体の本やあれこれ以外は、ごく普通の生活を送っているのだろうか。
食器棚があって、洗濯機があって、テレビがあって。
コンビニやスーパーにも普通に行く。雑誌も買う。ファミレスや定食屋で食べる。
書類を書いて申請する。議会で質問する。
地元の信者と親睦会を開く。教団に連絡を取る。
そんな日常生活。


映画はもう一つの流れを交互に並べるようにする。
当選後ともうひとつは当選前。
今、一人の立候補者が届け出て選挙運動を開始する。
いや、他に候補者はいないのだから何もせずとも当選してしまうのか。
しかし、気がついたその土地の人が排斥運動を始めるとか。
そして初登庁の日を迎える。など。


Kについては中立的に扱い、自治体についても同様。
Kを糾弾したいとは思わないけど、逆に肯定もしない。
なんというかそこに、人間という生き物の
不条理なものや生々しいもの、そして愚かさが出てくるんじゃないかと。