今後の予約商品をなんとはなしに見ていたら、
UNIVERAL MUSIC が3月に「エッセンシャル・ベスト 1200」というシリーズを出すという。
フィンガー5、野口五郎、サディスティック・ミカ・バンド、小椋桂、もんた&ブラザーズ、
本田美奈子、高中正義、小林旭、かまやつひろし、武田鉄矢、ザ・キングトーンズなど。
廉価盤だけど可もなく不可もなく、15曲入ってて収録時間もちょうどいい。
その中に C-C-B があったので、おっと思い、予約注文した。
「Romanticが止まらない」「スクールガール」「Lucky Chanceをもう一度」から始まって有名な曲ばかり。
聞き直すならばこういうのがいいのかもしれない。
iTunes / iPhone に入れて聞くというよりも、車の中に置きっぱなしにしてカーステで聞くのがいいだろう。
何度も書いてきたことだけど、C-C-B 「Romanticが止まらない」が最初に夢中になった歌謡曲だった。
小学校5年生の頃か。『毎度お騒がせします』の主題歌で大ヒットしたんですよね。
でも僕はドラマを見てなくて、興味を持ったのはたまたまテレビで見たビデオクリップの方だった。
なんでかはわからない。
ダンススタジオのような場所でメンバーたちが演奏していて、
若い女性たちが『フラッシュダンス』のように踊っていた。
1985年。そういう時代。
僕にとっては黒船だった。
以後、カセットテープで全アルバムを少しずつ少しずつ、お年玉をもらうたびなどに買い集めた。
CoConut Boys 時代の『楽しい夏休み』なんかも。
写真集やファン向けのアーティスト本も買って学校に持っていった。
AMのラジオ番組も聞いてたなあ。
アルバムのいくつかは今聞いてもいい内容なんじゃないかと思う。
特に『僕たちNO-NO-NO』
シングルでは「Lucky Chanceをもう一度」と「空想KISS」の続編「空想KISS-2」が収録されている。
シングルは作詞:松本隆、作曲:筒美京平のゴールデンコンビが多かったけど、
その他のアルバム収録曲はメンバー全員が作曲できてヴォーカルも取れたのでバラエティ豊かだった。
その中でも「ジェラシー」が隠れた名曲で。ラジオバ番組でのファン投票でも一位になった。
リーダー、ベースの渡辺英樹が作詞作曲している。
あと、『愛の力コブ』
5人のメンバー全員が1曲ずつ提供して、プラス松本隆・筒美京平でも1曲という6曲のミニアルバム。
このアルバムの後ギターの関口誠人が脱退してソロになるんだけど、
C-C-Bとはガラッと変わったフォーク路線だったように思う。
彼が提供したアルバム最後の曲「HAPPY BIRTHDAY AND I LOVE YOU」がその布石となるような曲で。
これも名曲だった。
僕が洋楽を聴き始める80年代末に解散。
その後メンバーは3人だったり4人だったりと
その時々の組み合わせで再結成したり、ユニットを組んだり。
スタジオミュージシャン、バックミュージシャンとしての活動がメインとなって
「この前の紅白では誰それの後で C-C-B のメンバーが演奏していた」といったのを何度か聞いた。
2010年代最大のニュースはそれぞれ2015年、
キーボードの田口智治が覚せい剤で逮捕、ベースの渡辺英樹が55歳で死去というものだった。
残されたメンバーは今も活動している。