春の混合汁講

編集学校の集まりに顔を出す。
今期妻が応用コースの教室を持っていた関係で、過去も含めていくつかの教室で合同で。
僕も知ってる人が何人かいたので入れてもらった。


初台のオペラシティに集合。
地下のイタリアンの店に入る。
何人か昨日の、別のコースの卒業式イベントに参加していて、
さらにそのうちの何人かは朝まで飲んでから来たという。つわものだ。
最初から最後までいたのは半分ぐらいで、
昨日のイベントのために関西方面から来ている人もちらほらといて、
それぞれの飛行機や新幹線の時間で帰っていった。
途中から参加、夜の飲み会だけ、という人も多かった。


食べ終えた後、上の階にある「ICC」(NTTインターコミュニケーション・センター )のギャラリーへ。
坂本龍一 with 高谷史郎 設置音楽2 IS YOUR TIME」
http://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/2017/sakamoto-ryuichi-with-takatani-shiro-installation-music-2-is-your-time/
「オープン・スペース 2017 未来の再創造」
http://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/2017/open-space-2017-re-envisioning-the-future/
というのが開催されていた。
別の階では谷川俊太郎の個展だったけど、こっちに入ってみた。


坂本龍一の方は真っ暗な部屋の中にスピーカーや自動ピアノが設置され、
アンビエントな曲が流れるというもの。
正直そんなに面白くはなかった。
壁際に据わって目を閉じて、瞑想するかのように聞き込んでいる人たがあちこちにいた。


「オープン・スペース 2017 未来の再創造」は
インタコミュニケーションをキーワードに、メディアアートを集めたものというか。
慶応大の研究室であるとか、世界各地のアーティストであるとか。
ドローンを使って撮影した風景を映像として流す中国の作品が印象に残った。
廃墟になった村の中をまっすぐに飛行して、その廃墟の中の一つに入っていく。
もうひとつ、NTTの研究所の部屋かな。
顔を撮影して、眉の位置を変えたり輪郭を広げたりして10枚の微妙に違う顔写真を並べて、
あなたの顔はどれでしょう? と。一枚だけ加工していないものが入っている。
2回試して、2回とも僕は正解だった。
プリントアウトした写真は記念に持ち帰ることができる。


ミュージアムショップにはこのICCが出していた雑誌、
「Inter Communication」のバックナンバーが並んでいて、
21世紀の映画や音楽、コミュニケーション、といった各号のテーマが面白そう。
取り寄せてみようと思った。


時間が余って、谷川俊太郎の方のギャラリーのミュージアムショップへ。
現代音楽、ポストクラシカル系のCDがたくさん並んでいて、ついつい買ってしまう。
パフォーマンス集団「パパ・タラフマラ」の公演『WD』のサントラ
ROVOのメンバーとアルゼンチン音響派が共演した『アニマ・ムンディ』
マヘル・シャラル・ハシュ・バズ『他の岬』など。


オペラシティを出て、少し歩く。新宿パークタワーへ。
3階から7階までが『Living Design Center OZONE』となっている。
ここで働いている方がいて、案内してもらう。
下の階が「コンランショップ」と一緒になっていてインテリアなど。
上の階が内装や木材、建築関係のブースなど。
7階の登録制エリアの半分が全国の業者のカタログやサンプルを集めて展示、
残り半分が書籍や雑誌を集めた図書室となっている。


この図書室で「ストーリーのある名作椅子案内」という企画が。
https://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/448
ヴァルター・グロピウスなど世界の名だたるデザイナーの椅子が集められている。
デザインが斬新なんだけど座り心地もいい。さすが。
一番高いのは80万もするのだったかなあ。
椅子に座っているのを感じさせないようなゆったり感。
他の皆が下の階を見ている間に占有して、思わず寝てしまった・・・
こんないい椅子に座ることは今後ないかもなあ。


16時、新宿まで歩いて丸の内線に乗って銀座に移動。
権八」という和食の居酒屋に入って飲む。
妻も遅れて合流する。
ビールしか飲んでないはずが、後半記憶なし。
日本酒かワインを飲んだのか。
12時過ぎに帰って来た記憶はあるものの・・・
楽しく過ごしたけど、何かやらかしてないかが心配。