陸地が左右反転したパラレルワールドを考える。
別に何も変わらないようでいて、
例えば自転の向きが変わらないのならばいろいろと気候が変わりそうな気がする。
日本は極東ではなく、極西と呼ばれる。
日出ずる国ではなく、日没する国となるか。
それだけでもかなり文化的な影響がありそうだ。
このとき、最初に陽が射す国となるのか。
どうなんだっけ?
状況をひっくり返してみる。
今のこの地形のまま自転の向きが逆になったらどうなるか。
偏西風であるとか、風向きが変わるのか。
単に変わるというのではなく、
危ういバランスでこれまで地形と気候とが
ギリギリ成り立っていたのが崩壊してしまうんじゃないかと思う。
(こういうことを考えるとき、自分は何も知らないな、何を学んだんだろうなと思う)
宇宙ステーションを描いた映画を見るとき、必ずステーションは回転している。
静止していない。
あの回転の向きは決まっているのだろうか。
宇宙空間に持っていくと自然と一定方向に回転しだすのか。
だとすると、あれを反対向きにするのは相当難しそうだ。
宇宙ステーションを回転させることで
重力を生み出すというのをどこかで読んだような気がする。
となると、回転が止まったときに無重力となるのか。
その巨大宇宙ステーションは1年のうち1日だけ回転を止め、無重力となる。
次の日から1年間、それまでとは逆方向に回転する。
この無重力の1日に起こる出来事、という設定を思いつくが、
どこかで読んだことあるような気がする。
そもそもの話、惑星の自転の方向はどれも一緒だったような。
銀河系の回転する向きがあってそこに皆従うことになる。
だとすると宇宙ステーションもそうか。
自転の向きの異なる謎の惑星が発見され、その秘密を探るというSFは可能か。
実は何百万年も前に造られた人工的な天体であって……
何万光年と離れ、ワープを繰り返して到着するという遠くの宇宙空間に
地球そっくりな惑星があって、同じようにユーラシア大陸や日本の島々があって……
というのは藤子・F・不二雄の短編だったか。
僕の考えることの大半は既に藤子・F・不二雄が考えてしまっている。