つれづれ

ウィルスや細菌に例えるのもなんだが、なんだこの繁殖力・感染力は?
と、このところよく思うのは猫の毛。
絶えず行き来する階段やリビングの床に落ちているのはまあ当然として、
食器やボウルを棚から取り出した時にたまに付着している。
よく洗ってるつもりが、落とせていないのか。
キッチンに出入りした時の毛が空中を舞うのか。
 
アイスクロスの世界大会が日本で開催され、
その録画が昼前にBSで放送されて思わず見入ってしまった。
縦に横にうねるコースをプロテクターをつけた4人で突っ走って
先にゴールした選手が勝ちというただそれだけ。
だけど押したりぶつかったりなんでもあり。
コーナーを曲がり切れずに転倒したまま滑り続けて後ろの選手が巻き込まれるとか。
氷上の格闘技と呼ばれる。俺に言わせれば、氷上のマッドマックス。
スピードとスリル。人気が出るのもよくわかる。
選手のかぶるヘルメットには小さいビデオカメラも据え付けられ、その映像も楽しめる。
テクノロジーの発展がその競技をもっと面白くするというのも現代的。
僕が若い頃の映画やゲームが現実になったような。
ある意味究極の、行きつくところまで行きついたスポーツだと思う。
 
日曜の夜。今更僕がネタにするまでもないけど
ダーウィンが来た』の後に『麒麟が来る』だと
何も知らない人はアフリカの野生動物のドキュメンタリーだと勘違いすると思う。
 
夕方、散歩がてら買い物に出た時に目に留まったアンジー『黄金時代』を聴いた。
懐かしいな。僕が中学生の時のアルバムだった。
水戸華之助は青森の深夜番組にレギュラーで出ていた。
(マネージャーの若者がバンドをやっていて番組に乱入、
「Summer Time Blues」を演奏していた、など)
メジャーデビュー作の『溢れる人々』が時代を超えた名盤だと今でも思う。
この3枚目もなかなかいい。
ベストアルバムに入っている「蠅の王様」の諧謔、「遠くまで」の抒情もいいけど、
「バラノシュラバ」が実にオープナーらしい勢いでこじあけて、この2曲があって、
ヒーローものの主題歌みたいな「アネモネの奇跡」に連なる前半の流れがいい。
後半の「サカナ」「ひまつぶし」も隠れた、忘れられた名曲。
中谷のブースカのギターがフレーズの引き出しが多くて七色な輝きを放つ一方で
今聞くとベースがうねってけっこう歌ってるんですね。