初めての K-POP

BLACKPINK という韓国の女性グループがいい、という話を聞く。
破竹の勢いで世界進出。動画再生数が億単位。
この前出た Lady Gaga の新作でも共演していると。
k-POP の中では頭ふたつみっつ抜けているようだ。
 
これが今のところまとまった作品としては最新作となるのか。
『Kill This Love』というCDを買ってみる。
さっそく聞く。で、確かにすごかった。
特に表題曲。いっちゃってる。リミッターなしの勢いを感じる。
アイドルグループがこんな刺激的な音を出していいのだろうか。
ブレーンが相当凄腕なんだな。
 
(でもこの曲は Ana Tijoux『Shock』にどこか似てるとも思う。
 ハイパーにして歌メロを足した感じ)
 
よかったので遡って『Re: BLACKPINK』というCDを昨日買う。
Amazon のレビューを見ると韓国語で歌っているとあったので
お、それがいいと。
『Kill This Love』は日本語で歌ってるのと韓国語で歌ってるのと
5曲ずつ入ってて、やっぱ韓国語で歌っている方がよかった。
日本語の方はどうしてもぎこちなくなる。
母国語、普段から話している言語の方が感情も伝えやすいと思う。
このところ OOHYO や公衆道徳を聞いて韓国の若いシンガーソングライターもいいな、
と思っていたところでもあり。
 
(ちなみに日本語版の1曲はゴーバンズ森若香織が歌詞を担当していた)
 
が、家に帰ってきて開けてみると歌詞が日本語……
Amazon の商品管理の問題なのか、
爆発的に売れる商品はレビューも玉石混交になるからか。
 
じゃあ韓国語で歌ってるのを探し直すかと調べてみるとなんか難しいことになっていて。
日本でパッケージ化されている商品は日本語バージョンがメイン。
初回限定盤のボーナストラックとかボーナスディスクにしか
韓国語バージョンは収録されていないようだ。
しかもそういう初回限定版は写真集やDVDが付属していて5,000円を超える。
いや、曲が聞きたいだけなんだけど……
日本の iTunes ストアにも韓国語版のアルバムはないみたいで。
 
もうひとつびっくりしたのはこの『Re: BLACKPINK』って
『BLACKPINK』という日本語版のアルバムを「リパッケージ」したものとあって。
収録されている曲は同じで、たぶんブックレットとか付属品が違う。
メンバーの写真であるとか。なんとも商魂たくましい。
なるほど、このご時世、曲そのものはストリーミングでいくらでも聞けるし、
彼らが商品として売っているのはアルバムではなくて
コレクターズアイテムなのだなと。
 
小さいけどタワレコがある、というのが個人的なきっかけとなって
光が丘という町に住むことにしたんだけど、
その直後に洋楽コーナーは半分以下に縮小されて
その分、ジャニーズと K-POP のコーナーが大幅に拡大された。
今回初めて、K-POP のエリアに足を踏み入れた。
洋楽や J-POP とは違って同じCDばかり何枚も並んでいる。
種類そのものは少ない。なんかスカスカな感じ。
でもこっちの方が断然売れるのだろう。
これが今の世の中なんだな。
今というかもう何年も、十何年も前からそう。
 
今年出るという BLACKPINK の新しいアルバムは楽しみではあるんだけど。