最近買ったCD

買ったCDのメモは常に書いてるんだけど、
仕事がちょっとでも忙しくなると億劫になって公開が追い付かず。
今度から毎週あげていこうかなと。
 
先週はクレジットカードの締めを過ぎて今月分を、ということで
diskunion と amazon でオーダーしたのが届く。
大半が中古とはいえ、やっぱ買いすぎだよなあ……
 
2020/10/12: TowerRecords新宿店
Charli XCX 「How I'm Feeling Now」 \2189
 
2020/10/13: www.hmv.co.jp
Tower Of Power 「Back To Oakland」 \310
 
2020/10/16: ヤフオク
(V.A.) 「Live Forever」 \400
 
2020/10/16: tower.jp
Yo La Tengo 「Sleepless Night」 \1980
Blackpink 「The Album: BLACKPINK Vol.1 (Ver.3)」 \2701
 
2020/10/16: diskunion.net
Sufjan Stevens 「Carrie & Lowell」 \1500
Elliott Smith 「XO」 \580
Tower of Power 「Hipper Than Hip: Live in the Studio 74」 \2250
Naked City 「Grand Guignol」 \2250
Esplendor Geometrico 「En Directo: Madrid Y Tolosa」 \780
Esplendor Geometrico 「Live in Utrecht」 \980
(V.A.) 「若松孝二傑作選 夜にほほよせ」 \1850
 
2020/10/17: www.amazon.co.jp
David Munrow 「Music of the Crusades」 \1039
 
2020/10/17: diskunion.net
フード・ブレイン 「晩餐」 \3300
Esplendor Geometrico 「EnRoma」 \1400
(V.A.) 「No Nukes」 \880
 
2020/10/18: www.amazon.co.jp
Steve Earle 「Just An American Boy」 \2490
Chico Science & Nacao Zumbi 「De Lama Ao Caos」 \2500
(Soundtracks) 「Talk To Her」 \1100
 
2020/10/18: www.hmv.co.jp
Tom Petty 「American Treasure」 \2618
Tom Petty 「Wildflowers & All the Rest」 \6103
PJ Harvey 「To Bring You My Love - Demos」 \1897
Sandals 「Yesterday's Tomorrow」 \891
畠山美由紀 「Live at Gloria Chapel - The Great American Songbook -」 \594
LINDBERGLINDBERG BEST FLIGHTRECORDERⅢ」 \297
LINDBERG 「EXTRA FLIGHTⅡ」 \297
 
2020/10/19: www.amazon.co.jp
Tower of Power「Soul With A Capitol "S"」 \980
(V.A.) 「Talk To Her ~Imagination」 \376
 
---
Esplendor Geometrico は今から10年前の国内盤紙ジャケを今更ながら集めていて
限定700枚ということなんだけど、hmv.co.jp ではまだ普通に新品が取り寄せ可能。
DiskUnion でも安く中古が。
 
Sandals は幻の2枚目を日本国内のみ限定発売となっていて、
なぜか hmv.co.jp にディスカウントされた新品がたくさんあった。
メーカーが倒産して在庫が流れたのだろうか……
でもこれお蔵入りになるのもわかるな。
1枚目より先に進もうとしてるけど暗くて重い。
 
Tower of Power を集めているのは
先月末、オリジナルメンバーだったベースのロッコが亡くなって
『Lazy Sunday』でも追悼で曲が流れて、あ、かっこいいなと。
学生時代に何枚か買ったけどよさがわからず。
再結成後の「Soul Vaccination Live」なんかは売ってしまったんじゃないか。
CD棚に見つからない。
リマスターされた音で聞きたいと集め始めるが、なかなか見つからない。
2008年ので規格を揃えることにした。
 
フード・ブレインは「若松孝二傑作選」で聞いた音源が思いがけずかっこよすぎて。
ルーズなのにタイトな和製ブルースロック。ヴォーカルなしのセッションが生々しい。
若松孝二傑作選」も最近今更ながら集めていて、
初期はちみつぱいの演奏した「夜にほほよせ」も30分と短いけどムーディーな好盤だった。
ほんと70年代初めの若松孝二監督のもとにはいろんな才能が集まってたんだな。
 
先週よく聞いてたのが John Zorn で。
Masada とか Pain Killer とか色々もってたのを iPhone に入れて聞いていた。
Spy vs Spy」とか50歳の誕生日を記念した Electric Masada のライヴとかよかったですね。
Naked City「Grand Guignol」は持ってなかった1枚を。
前半はドビュッシースクリャービン、アイヴズといったクラシックの作曲家のカバー。
後半は1分弱のスラッシュでハードコアな曲を32曲かな、集めたことになってて
「拷問天国(Torure Garden)」とほぼ重なるんだけど、
これはそのまま収録し直してるのか再録なのかはこれから聞き比べてみるところ。
ちなみに、「Bonehead」と「Hellraiser」はミヒャエル・ハネケ監督の
『ファニー・ゲーム USA』で使われていた。
 
「Music of the Crusades」の邦題は「十字軍の音楽」
歌というもの、音楽というものは人類の知性や文明の発展と共に常にあったわけで。
中世の音楽とざっくり捉えていたものも地域や時代の違いがあるはずなのに何も知らなかった。
このアルバムは十字軍遠征の際に歌われた曲を再現していて、
そういえばこの時代どうだったのだろう、まさか何も歌わずに進軍していたわけがなかろうと
「十字軍 音楽」と検索すると普通に amazon で出てきた。
ほとんどが作者不詳。素朴な手書きの楽譜だけが残されていたのだろうか。
この夏、レゲエやアフリカの音楽を買い漁っていた反動でヨーロッパの教会音楽が聞きたくなった。
古ければ古いほど素朴で純粋で、心が洗われるんじゃないか。
そう思って試しに「中世ルネサンス音楽への招待状」というのを取り寄せてみたらドンピシャだった。
あーこれだよこれと在宅勤務中のヘヴィー・ローテーション。
その次に買ってみたのが、この「十字軍の音楽」
 
何をきっかけにしたのか、amazon
ペドロ・アルモドヴァル監督の「トーク・トゥ・ハー」のサントラの国内中古盤が引っかかって、
合わせて監督が脚本を書いているときに聞いていたというプレイリストをCDにしたのが出てきて両方をオーダー。
異形にして儚く、そしてスタイリッシュな恋愛映画として監督の代表作のひとつだと思う。
サントラも、クラシックの室内楽のアンサンブルで静謐さをたたえた漆黒の美を漂わせ、
そこにカエターノ・ヴェローゾのしっとりとした歌やフラメンコのギターを組み合わせて素晴らしい内容だった。
プレイリストはチェット・ベイカーの「My Funny Valentine」やニーナ・シモンの「My Way」
といった有名どころを押さえつつ、シャーリー・ホーンやジミー・スコット、新しいところでは goldfrapp など。
淡々と切々と哀感を歌う、というような曲が並んでいてこちらも聞き込んでしまう。
これはセットで iPhone に常備するべきですね。
サントラとは別に、映画にインスパイアした曲を集めたアルバムというものが一頃はやったもので。
あれは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が最初だったと思う。
カメラ回しっぱなしのリアルなドキュメンタリーというテイでつくられたから音楽はなく、
撮影前の車の中で聞いたミックステープという設定だった。
その手のものではこのペドロ・アルモドヴァル監督の「トーク・トゥ・ハー」のが最高峰なんじゃないかな。