妻も在宅勤務の金曜の昼。
午前中の打ち合わせを終えて、2階に上がって「蕎麦でよければ茹でるけど」と言うと、
「今から図書館に行って仕事で使う本を借りて、そのついでに新酒祭りで食べてこようかと」
じゃあ、俺もそうすると。
待ち時間の間に午後の仕事をひとつ終えて、着替えて外に出る。
今日は曇りで寒い。
近くのガソリンスタンドがレギュラーで120円。
最近の中見た中では一番安い。数年前のレベル。
今から戻って車にガソリンを入れるか、それとも明日の朝出かけるときに入れるか。
「明日の朝、やっぱ上がってたと後悔するかもしれない」
「明日の朝、もっと下がってたと後悔するかもしれない」
今でなくてもいいか、となる。
妻が預けるのと持ち帰るのがあるというのでクリーニング屋へ。
近くのホテルのパンフレットがいつも置いてある。
日本料理の店と中国料理の店がある。
どちらもおせちの写真を載せている。
今年は帰らないだろうから頼んで家で食べるかと言うと、それは切ないと妻は言う。
なんだかんだ言ってこの年末年始は結構皆帰省するのではないか。しかしそれでいいのか。
自分が気を使って、周りが気を使うとなると帰れない。
自分が無頓着で回りも無頓着だと帰ることができる。それってなんなのだろう。
なのに旅行だと特にそういう気遣いは求められない。
向かう先が観光地と住宅地の差かと言うとそれだけでもない。
駅に出る。銀行でお金を下ろそうとすると工事をしていてフェンスが取り囲んでいる。
ぐるっと遠回りして中に入る。
「工事中なので銀行以外通り抜けできません」
と何度も繰り返すだけの工事現場のおばさんが立っている。
いちょう並木がきれいだった。
右側が黄色く染まって、左側が緑色のまま。
あれってなぜなんだろうと妻が言う。
僕は雄と雌の違いじゃないかと。妻は日当たりのせいじゃないかと。
図書館で妻が本を探している間、CDの棚を見ていた。
杉並区の図書館、世田谷区の図書館、練馬区の図書館。
いろいろ見てきたけど、こういうところのCDって国内盤のみで
輸入盤を置いているのを見たことがないんだけど何らかの管理上の理由があるからだろうか。
場合によってはメーカーに連絡が取りやすいとか。
それとも図書館にCDを卸してる業者があって、その取扱いが国内盤のみだからだろうか。
それとも昭和の時代からの慣習で、
輸入盤というものの入手が難しかった頃から今も続いているというだけなのか。
付属の解説や曲目のリストが日本語の方がありがたい、ただそれだけかもしれない。
新酒祭り。
月曜に来た時は客は僕一人だけだったが、今回はチラホラと。
近くの幼稚園で何かのイベントがあったようでその帰りのママ友二人とその子供たちも
サッと食べてサッと帰っていった。
広島焼き、たこ焼き、唐揚げ、もつ煮といつものメニューを買って缶ビール。
その後ゆずと梅のどぶろくを一杯だけ買った。もつ煮もお代わり。
コロナの影響で前回の春は中止。
もうしばらくないのかなと思っていたら先週末思いがけずやってたのを見かけた。
思っていたよりも早く再開となった。
それまでの生活の中にあったものが突如失われて、少しずつそれが取り戻されていく。
ああ、今日はこれが元に戻ったというのをそれとなく確認しながら僕らは毎日の日々を生きている。
LIVIN で明日、ペットシッターさんに渡すお礼のお菓子を買って帰る。
(お菓子がお礼なのではなく、料金は別途支払う)
仕事のPCに戻って気が付いたら夕方。
光が丘IMAの内覧会が来月開催されると知る。
抽選となっていたので申し込みを行った。