「大川直人写真展 GOODTIME MUSIC」

山の日の祝日だった木曜、新宿のヨドバシに新しいPCを買いに行った帰り。
本来この日は練馬区美術館で朝倉摂展を見た後で
成増アートギャラリーで「大川直人写真展 GOODTIME MUSIC」という予定だった。
後者が最終日ということでそっちに行ってみることにした。
 
成増駅の近くに区の施設があって、その3階にアートギャラリー。
副題に「音楽の仕事40年の軌跡」
会場にはモノクロのポートレートが並ぶ。
BGM がいきなり BARBEE BOYS で彼らの写真もあった。
僕はこの方のことを詳しくは知らなかったが、名前を知らないだけで
その写真は雑誌やCDのジャケットなどでよく目にしていたのだろうと思う。
 
80年代のは EPIC SONY 所属のアーティストが多いのかな。
しっとりしつつも柔らかい質感がある。
寄り添いはしないけど、突き放しもしない。
被写体との距離感について、ブレないルールがありそうだった。
調べた妻が言うには、昨年世田谷区の赤堤に昨年天然光のスタジオをつくったのだという。
 
別室には忌野清志郎が大川直人を描いた手書きの等身大のポートレート
その横で忌野清志郎並ぶという大きな写真。
これは僕らも撮影してSNSに上げてもいいという。
やっぱボスはかっこいいなあ。
会場にはギターの代わりに箒を抱えて歌っているのや、
HIS(細野晴臣忌野清志郎坂本冬美)の3人もあった。
会場の方が僕ら夫婦が等身大のポートレートの前で並んでいる写真を撮ってくれた。
裏話も教えてくれた。
妻が叶姉妹から花が贈られてますねと入り口に置いてあった胡蝶蘭を指さすと
目が飛び出るような金額と、叶姉妹は大川直人にしか撮らせないんですと。
 
いいものを見たな、と思った。
入場料2,000円で全写真を掲載したカタログがつく。これは安い。
妻はゴールンデンウィークの銀座のギャラリーでの展示を見逃して、ようやく成増で。
今後も浅草や浦安など都心のギャラリーで開催されるようだ。
 
図録を見て懐かしく思ったのはアーティストの名前とポートレートもさることながら
掲載されたメディアも載せていたところ。
「ROCK'N ROLL NEWSMAKER」や「PATi PATi」「CDデータ」など。
80年代後半から90年代前半にかけて。あのころはいろんな音楽雑誌があった。