先週買ったCD #96:2022/08/08-2022/08/14

2022/08/09: BOOKOFF 大阪難波中店
Keiko Lee 「Voices The Best of Keiko Lee」 \550
Lisa Stansfield 「Lisa Stansfield」 \330
Finch 「What It Is To Burn」 \550
Dum Dum Girls 「I Will Be」 \550
Shakira 「MTV Umplugged」 \550
Big Mountain 「Raggae Remakes Covers In Paradise」 \510
 
2022/08/12: www.hmv.co.jp
Big Mountain 「The Best of Big Mountain」 \110
 
2022/08/12: www.amazon.co.jp
Keiko Lee 「Live 1999」 \680
 
2022/08/13: DiskUnion 吉祥寺店
橋本一子 「D.M.」 \2385
Blink-182 「The Mark, Tom, Travis Show」 \342
Julia Holter 「Have You In My Wilderness」 \612
Erykah Badu 「Baduizm」 \990
Sly & The Family Stone 「The Woodstock Experience」 \1935
The J.B.'s 「The J.B.'s Reunion Bring The Funk On Down」 \522
Les Rita Mitsouko 「Les Rita Re Mitsouko」 \612
 
2022/08/13: BOOKOFF 吉祥寺駅北口店
 
2022/08/13: COCONUT DISK
(V.A.) 「ワイルド・サイケを歩け」 \1100
(V.A.) 「Sign off Amadeus」 \300
(Soundtracks) 「誰がために オリジナル・サウンドトラック」 \660
 
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Big Mountain 「Raggae Remakes Covers In Paradise」
 
先週の火曜。
大阪出張の合間のブックオフ巡りは心斎橋、戎橋と来ていよいよなんばへ。
500円のコーナーを眺めていたら、Big Mountain のカバーアルバムが目に留まる。
続けて、ケイコ・リーのベストアルバム。
どちらも偶然、一曲目が John Lennon の”Imagine”だった。
これも何かの縁かと両方買ってみることにした。
500円コーナーの良さというのは掘り出し物が出てくるかもという期待感と
それまで聞いたことのなかったアーティストであっても
この値段なら試しに聞いてみるかと思えることにある。
 
Big Mountain なんて売れ線のざっくりしたバンド、ぐらいに思っていた。
大ヒットした”Baby, I Love Your Way” を知ってれば十分で、それもラジオで時々リクエストされる。
詳しくなる必要はないのかもしれない。
一方で毎年夏になるとレゲエのCDを何枚か買うけど、
大概が DiskUnion で見かける幻のレア盤の再発とかで。
ムズムズしてきてついつい買ってしまう。
でもこういうのってレアになるだけの理由がそれなりにあって、名盤に出会うことも少ない。
そういうのも疲れたな、と昨年からなんとなく思っていた。
そこに出てきたのが Big Mountain で、たまには気楽なものも聞きたくなった。
 
他にキャロル・キングが作曲してジェイムズ・テイラーでヒットした ”You've Got A Friend”
Swing Out Sisterトッド・ラングレンもカバーしたソウルの名曲”La-La Means I Love You”
珍しいところでは AOR になるのかな、Mr. Mister の”Broken Wings” など。
曲によってはダイアナ・キングをフィーチャリングしている。
そもそも ”Baby, I Love Your Way” もピーター・フランプトンのカバーだったんですよね。
レゲエももともとは盛り場でヒット曲を演奏するバンドから始まってるのだから
カバー曲が多いのは不思議なことではない。
ボブ・マーリーのようなシンガーソングライターの方がむしろ少ない。
 
解説を読んでいて、おっと興味を持ったのは
彼らはジャマイカやイギリスのバンドなのではなくて
アメリカ西海岸のサンディエゴ出身なのだということ。
だからあんなふうにカラッと明るいのかもしれない。
もうひとつ、Big Mountain は売れていく過程の中で初期メンバーが脱退、
加わったメンバーのうちのふたりが、Soul Syndicate にいたんですよね。
70年代から80年代前半にかけて活動したジャマイカの隠れた名バンド。
いぶし銀のスタジオワークの達人たち。
なんで Big Moutain へ? 
アメリカで成功したかったのだろうか。
90年代の Aswad がポップ路線で大化けしたように。
 
このカバーアルバムそのものは個人的には今一つで、
”Imagine” のカバーもさほど必然性が感じられなかった。
”You've Got A Friend” も ”La-La Means I Love You” も ”Broken Wings”  も
いろいろやってますよ、というだけ。
その後HMV のサイトで110円にて購入したベスト
「The Best of Big Mountain」(1998)の方が断然よかった。
一通り聞いたわけではないけど、彼らの全盛期は
”Baby, I Love Your Way” の収録された「Unity」(1994)など
90年代なのだろう。
今回購入した「Raggae Remakes Covers In Paradise」 (2003)には
「The Best of Big Mountain」で聞けるような屈託ない風通しのよさが感じられない。
 
しかし、レゲエのカバー集をもうちょっと聞いてみたいという気持ちにもなって。
次は Inner Circle のを聞いてみようと今、取り寄せているところ。