先週買ったCD #117:2023/01/09-2023/01/15

2023/01/09: www.amazon.co.jp
Santana 「Supernatural : Legacy Edition」 \4140
 
2023/01/10: www.hmv.co.jp
Albert Collins 「The Cool Sound of Albert Collins」 \1518
Kinsey Report 「Crossing Bridges」 \440
 
2023/01/10: www.amazon.co.jp
<font color = 800000>Sandie Shaw 「Long Live Love」 \934
 
2023/01/11: www.amazon.co.jp
<font color = 800000>Living Colour 「Pride」 \74
 
2023/01/12: www.amazon.co.jp
Robert Cray 「Midnight Stroll」 (\749)
amazon のポイントで
 
2023/01/12: www.amazon.co.jp
Joe Satriani / Eric Johnson / Steve Vai 「G3 Live In Concert」 \728
 
2023/01/12: www.amazon.co.jp
British Electric Foundation 「Music Of Quality & Distinction, Volume 2」 \108
 
2023/01/13: diskunion.net
マリア観音 「犬死に トゥーマッチ・エディション」 \1300
Dr. Feelgood 「Down By The Jetty」 \880
<font color = 800000>Dr. Feelgood 「LIVE AT THE BBC 1974-5」 \880
 
2023/01/14: ヤフオク
British Electric Foundation 「Music Of Quality & Distinction, Volume 1」 \2150
 
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Sandie Shaw 「Long Live Love」
 
サンディー・ショウはダスティ・スプリングフィールドらと並んで
60年代のイギリスを代表する歌手の一人。
『スウィンギング・ロンドン』なんて言葉を思い出す。
ヒット曲を連発し、全英1位となった曲もある。
全米でもチャートインした曲がある。
デビューした頃はマネージャーの指示でステージに立つときは裸足になったという。
それがきっかけで後に『裸足の女王』と呼ばれることになった。
60年代後半に6枚のアルバムを発表するも
70年代は結婚と子育てで一線から離れた。
 
80年代に入ってカムバックして The Smiths と共演した
”Hand In Globe”と”Jeane” のシングルで知っているかもしれない。
僕も若い頃、DiskUnion でCDを探した。
 
ニューウェーヴ好きだと B.E.F.(British Electric Foundation)との共演による
”Anyone Who Had A Heart” も忘れられない。
Human League を脱退したメンバーが結成したエレポップ系のグループで
いろんな歌手をゲストに呼んでひと昔前の曲のカバーをやっていた。
チャカ・カーンとかティナ・ターナーとかテレンス・トレント・ダービーらと並んで、
サンディー・ショウの名前もあった。
(彼らは Heaven 17としての活動の方が有名だけど)
 
僕はその60年代のアルバム5枚と
80年代の復活作「Hello Angel」の6枚を iPhone に常備していた。
彼女自身はシンガー・ソングライターではないので、ヒット曲のカバーが多くなる。
オリジナルの曲はクリス・アンドリュースというソングライターが提供していた。
ヒット曲の多くは彼の作曲によるもののようだ。
『スウィンギング・ロンドン』なのでその音には嫌味のないゴージャスさ、クールなカラフルさがある。
 
カバーだと1965年に発表された1作目「Sandie」では
ペトゥラ・クラークで有名な”Downtown”など
当時のヒットしたポップスがメインになるけど、
1969年に発表された5作目「Reviewing The Situation」では
ボブ・ディランの”Lay Lady Lay”
ビートルズの”Fool on the Hill”
ストーンズの”Sympathy for the Devil” など。ロック色が強くなる。
どっちが好きかはその人の好みに寄る。
なじみの曲が増えるのは後の方のアルバムだけど、
1作目「Sandie」や2作目「Me」の瑞々しさも捨てがたい。
 
これまで僕は深く考えずに聞き流していた。BGM として聞いていた。
どのアルバムもいい。高い水準にあると思う。
しかし、そうなるとどのアルバムを聞いてもある意味同じということになる。
シンガー・ソングライターの歌手のアルバムでよくあることだけど、
プロデューサーがよほど強くコンセプトを打ち出さないと、
どのアルバムもその時々のヒット曲、ヒットさせたい曲の寄せ集めになってしまう。
 
今回僕は、だったらベストアルバムを1枚取り寄せて
iPhone に入れていた6枚のオリジナルアルバムと入れ替えるか、
他のアーティストのアルバムを代わりに入れるか、と考えた。
なのに、入れ替える前にせっかくだからそれぞれのアルバムを聞いてみたらどれもいい。
個々の曲がどうというよりも、なんかもうサンディー・ショウの歌いっぷりがいい。
ずっと聞いていられる。
聞き込むもよし、ドライヴで流すもよし、在宅勤務のBGMでもよし。
ほんとよくできた高性能なポップソングだった。
 
6枚のアルバムは Salvo というレーベルから2013年にリマスター、かつ、
当時のシングル曲を大量にボーナストラックに加えた形で再発された。
これさえあれば何もいらないという決定版。
今回購入したベストは同じ Salvo から。
この再発シリーズのダイジェストみたいなものか。
 
Discogs を見ると80年代の復活期に録音されたライヴアルバムが2枚あるようだ。
しかし、amazon や DiskUnion で検索しても見つからず。
この2枚を探すのが今後のライフワークになりそう。