辛いもの

ダイエットになるかと、昼はざるそばを食べることが多い。
(蕎麦よりもうどんの方がカロリーが高い!? という話もありますが……)
 
最近はわさびの代わりに、たまにコーレーグースを入れることがある。
沖縄の、島唐辛子泡盛に漬けたもの。
これが案外うまい。わさびとはまた違う辛さで。
納豆に入れてもうまいといろんなものにかけて食べている。
 
時々やってしまうのが、いろんな辛いものをいっぺんにかけてしまうということ。
コーレグースに、生七味に、辣油。
辛くしたいだけなんだけど、これがうまいわけがない。
舌が、というか、頭がおかしくなっている。
 
ピザにホットオイル(唐辛子の入ったオリーヴオイル)とタバスコはありか、
と一瞬思ったけど、それもやめたほうがいい。
そもそもイタリア人はタバスコをかけて食べないと聞く。
アメリカの調味料なんですよね。
どちらかだけの方がうまい。
わかってはいても両方かけてしまう。
 
そんなことを考えるとき、七味ってすごい発明だなと。
山椒、麻の実、陳皮、黒ごま、白ごま、芥子、そして唐辛子。
辛いもの、辛くないものが混ざっているが、これをブレンドしてひとつの味を作る。
長野市に本店を持つ「八幡屋礒五郎」なんて
丼用、ラーメン用など様々な種類の調合があって自分でもアレンジできる。
 
タバスコもコーレグースも唐辛子+α であって、
わさびやからしも原材料はひとつ。
ある一つの素材の辛さを極限に引き出す。
七味はそれとは真逆のアプローチ。
だから、七味だけは他の辛いものと足してもいけると思う。
七味と一味を足して、ということも僕は多い。
 
一時はマイ七味を持ち歩くか、悩んだ。
八幡屋礒五郎」で持ち運び用の小袋を売っているのを見かけたとき、
思わず買いそうになった。