地元を開拓、神保町で忘年会

この日は半休を取って新宿御苑の整体、神保町PASSAGE搬入の日。
最初は午前休で考えていたが、
妻の友人との忘年会に誘われ、それが神保町だというので午後休に変更して
整体と搬入の時間帯も変えた。
 
仕事が忙しくなかったら気楽にそれでよかったんだけど、今かなり佳境。
昨日は日付が変わる頃まで仕事をして、
今日も午前中びっちり打ち合わせ、その準備とアフターフォロー。
結局オーバーして13時まで。
 
整体は15時半から。
新宿で昼を食べようかと思ったが、
整体の直前に食べて腹いっぱいの状態もよろしくなかろうと
家の近くで済ませることにする。
いつも利用するクリーニング屋の裏にある「めんくい」
ずっと気になりつつも、敷居が高そうで中に入れなかった。
あるいは土日に通りがかかると数人とはいえ、行列になっているか。
 
14時前に店に入った。
メニューは「とんこつ」と「からとん」の2種類のみ、あとは大盛、トッピングがいくつか。
僕は煮バラ、とネギを追加した。
カウンターの中は、タオルを頭にかぶった70ぐらいの男性2人が無言で黙々と仕事をしている。
1人はラーメンをつくる。
もう1人はそれ以外。
注文を取ったり、丼を洗ったり、水のコップを並べ直したり、箸立てに箸を詰め直したり。
働き者だった。
余計なことは何も言わない。だから客も余計なことを言わない。
人によっては無愛想と思うかもしれないが、あるべきラーメン屋はこうだな、と思った。
L字カウンターで10席ほど。店の建物は古びているが、ゴミは落ちていない。
カウンターもこまめにふいていた。
 
丁寧に作って少し時間がかかった。
しかしそのラーメンは完成度がとても高かった。
「からとん」というのは辛味のあるとんこつ、ということだろう。
油が多かったが、雑味のないスープに麺がよく絡む。
卓上には胡椒、すり下ろしたニンニク、高菜、紅生姜。
途中から高菜を追加した。
油と塩分が…… と思いつつ結局スープを最後まで飲み干してしまった。
飲まずにはいられなかった。
 
深田久彌『わが山山』を読みながら移動。
整体は少し早く着いたら店舗が暗くて、休憩中だった。
予定を早めて施術してもらった。
そういえば今晩は会社の社員親睦会だった、という話をした。
どこかのホテルの大広間を貸し切って、今年はコロナ明けで数年ぶり?
1,000人ぐらいは参加らしい。
以前はマギー司朗、テツandトモが来たとかそういう話も。
今回もまた背中がかなり疲れている、かなりバキバキだったと。
最近の忙しさからすれば仕方ないか。
 
神保町に移動して PASSAGE で搬入。
妻と一瞬落ち合って、妻は3階の bis! へ。
僕は作業を終えて、アットワンダーへ。
バイトしている妻が、最近の買い付けで状態のいい音楽本が大量に入荷したという。
選びに選んでこの5冊。
・阿部克自ポスター写真集「ジャズ」(1970年発行、状態良し)
・Blue Note レーベルのアルバムジャケット集の続編(洋書)
・『Newsweek』別冊の「ロック生誕50周年記念号」(Newsweek誌の選ぶ名盤100が気になった)
・『Fool's Mate』(1983年のvol.25で、John Rydon / Cassiver / This Heat など)
小西康陽マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。』
いい買い物をしたと思う。
ついでに、DiskUnion でも。
Cyne / My Morning Jacket / Cher / The Thing(Mats Gustafsson)を買う。
 
bis! に顔を出して缶ビールを1本。パイナップルとマシュマロの入ったドロッとしたビールだった。
18時半、妻の友人との忘年会へ。
新世界菜館の裏辺りにある居酒屋「多幸八」
僕はこの店を知らなかった。
シュウマイ、モツ焼き、牛筋煮込み、クワイの素揚げ、ブリ刺し、河豚の煮凝り、蒸し蟹、芹鍋。
どれを食べてもおいしかったなあ。
モツ焼きなんて8本で400円。なのにその辺の焼き鳥屋よりもランクは2つ3つ上。
艶々していた。
カウンターは常連ばかり。
米焼酎のお湯割りを何度もお代わりした。
 
音楽や映画の話ばかりで3時間以上。
かなり酔っぱらって帰ってきて家に着いたのは23時過ぎ。
気が付いたらベストヒットUSAで寝落ち。