新座へ(びっくりドンキー、カインズ、ブックオフ)

昨日のこと。
朝起きて取り立てて予定はなし。晴れ。
妻がカインズに行きたいという。
部屋の片づけのために買いたいものがあると。
この近くだとこれまでに何度か行ったことのある朝霞と、行ったことのない新座。
だったら新座の方に行ってみるか、となる。
 
そのついでに。
ここ数日妻の友人たちとびっくりドンキーの話題になっていて
僕がこれまでの人生で一度も食べたことなかったんで
家から一番近い大泉学園の店に行って昼を食べることにした。
新座か朝霞のブックオフにも行ってみたい。
 
洗濯物を干したりで11時前に家を出て、矢原の交差点から北原通りへ。
練馬インター近くを走って大泉学園駅北口の通りに入る。
びっくりドンキーは栄えている駅の少し離れたところでよく見かけるように
1階が駐車場で2階が店舗になっていた。
上がっていく。中は広い。11時過ぎで半分ぐらい席が埋まっているか。
やはり人気だな。子連れが多いかと思いきや大人だけという客も半々か。
何にしても子供たちは楽しそうな声を上げていて
ハンバーグの店というのは夢の国だな。
テキサス風の内装とでもいうのか。照明がオレンジ色で程よく薄暗い。
笠も古き良きアメリカのレトロ調。
妻はハンバーグディッシュに目玉焼きとチーズ。
僕はハンバーグディッシュに目玉焼きとカレー。
確かにこれはおいしいな。近くにあったらフラット週末に入りそう。
次は鉄板のサイコロステーキを食べようかなと。
気に入った店は食べ終えるか食べてるうちから次来たことを考えてしまう。
 
車を出して左右にチェーン店や地元の店の並ぶ一本道を北へ。
大泉学園北口のこの通りは桜で有名だけど、まだずっと続いている。
春は道路が混むけどこの辺りまで延々渋滞が伸びるんだろうな。
T字路に差し掛かり、自衛隊朝霞駐屯地の中の道路を行く。
広い敷地に「労働大学校」という施設があった。
なんだろう? 皿洗い技能実習とか新聞配達概論の講義があるんだろうか。
レーニン像でも立ってるのだろうか。
まあ、そんなわけはなくて、和光市税務大学校みたいな
霞が関から地方公務員まで役人向けの研修施設か。
 
川越街道に出て西へ。いつものように野火止の交差点手前で渋滞。
そこを抜けるとすぐだった。
昔はだだっ広い空き地だったのだろう。
広大なカインズとベイシアの複合施設が伸び広がっていて1階のみ。
2階は駐車場。
向かいには巨大で無機質な物流倉庫の建物がいくつも。
google maps で見てみたらそのうちのひとつは amazon の物流拠点らしかった。
 
足を踏み入れてみるとカインズもベイシアもとにかく広い。
しかも隅々まで明るく、活気がある。
ここにないものはないな。店員もきびきび仕事している。
爪切りを買いたくてサービスカウンターで場所を聞いたら「26-2」と番号で即答された。
そこまで歩いていくのに広い通路を歩いて、棚の並ぶ中に入って3分はかかる。
ハンガーラックや収納ケースの大型のを買ってはまずは車に積むというのを繰り返して、
入浴剤やキャットフードなど細々したのを最後に。
屋外のガーデン用品コーナーで見かけたアウトドア用の椅子と机が特価品だったので
思わず買ってしまった。夏が終わっての見切り品。
 
隣のベイシアもとにかく広くて一通り回ってみる気力がなくなるほど。
総菜・弁当コーナーが充実していて夜食べるかと
フライドチキンとフライドポテトのセット、漬け寿司などを買った。
調理コーナーがガラス張りになっていて清潔感ある中でテキパキ仕事をしていた。
ここを見せられるというのは相当自信があるんだろうな。
 
あとにして新座駅近くのブックオフ
立教大学のキャンパスがあった。
ここのブックオフが結構充実していて
Curtis Mayfield のサントラ(『Superfly』ではない方)国内盤帯付きや
安全地帯の2枚組ベストなど買ってしまった。
ここはカードの類にかなり力を入れていたな。
 
帰りも野火止の交差点近くで渋滞。
家に着いて15時半。
妻がさっそくリビングの収納の整理を。少しそれを手伝った。
夜はフライドチキンと寿司を食べ、風呂を沸かして入った。
買ってきた入浴剤は全国の温泉宿のもので今回は湯沢のにごり湯を。

若松河田、東京ビッグサイト、豊洲

昨日、11日の金曜日のこと。
6年前に脾臓に血管肉腫が見つかって摘出手術を受けた。
良性か悪性かわからずで、悪性だった場合を想定して
定期的に検査を受けてきた。
最初の1年目は1か月おきにCTスキャンとエコー。
その間隔が2年目、3年目と少しずつ開いて行って
3か月おきになり、半年おきになり。
そして遂に5年乗り切って「サバイバー」となった。
以後1年に1回CTスキャンを受けていく。
今回がその1回目。
 
午後は仕事の絡みで東京ビッグサイトで開催されている
「JIMTOF2022 第31回日本国際工作機械見本市」を見に行って
とある会社と打ち合わせ。
スーツで行く。白いYシャツにネクタイ。
7時過ぎに家を出る。
 
都庁前で大江戸線を反対方向に乗り換えて8時過ぎに若松河田駅に着く。
1年ぶりになるのか。
大学病院に続く道を挟んで、駅前の左右の土地がどちらも更地になっている。
右側は昔、帽子屋だったように思う。
 
病院に着いて受付を済ませる。
上司からメール。9時から打ち合わせしたいと。
病院にいるんで後で10時半ごろ電話で話させてくださいとする。
 
地下の採血ルームは8時のオープン直後で待合室も椅子が足りないぐらいに。
頭上の掲示板に順番待ちの数字が並ぶのも追いつかず、僕の番号は表示されていなかった。
30分ぐらい待って自分の番になる。
Yシャツの袖をめくる。右側。
この後CTスキャンでも点滴を通す。そちらは左と決めている。
終わって止血のための丸い脱脂綿を貼ってもらうが、すぐに滲んで張り替えとなった。
白いYシャツの日に汚すのは怖い。
結局この日は家に着くまでずっと左右の袖をまくったままでいた。
 
CTスキャンの受付を済ませ、待合室へ。
年配の方が多い。
僕は本を読んで過ごしていたが、周りはスマホで LINE などを。
心臓のペースメーカーが乱れることもあるので
病院内では携帯電話の利用は控えるようにと昔よく注意書きが貼ってあった。
今はそんなことはないのか。
僕よりもよく病院に通ってそうな人たちがそうしてるのだから、今は問題ないのか。
 
先に呼ばれた60代ぐらいの女性が、
受付で受け取ったはずの書類がないと看護師と一緒になって探す。
座って待っていた場所や歩いた場所。
それらとは違う場所で見つかって、私はそんなとこ座ってませんと。
そういう悶着を聞きながら待つ。
 
予約は09:15となっていたが、採血の結果が出てからになるという。
9時半を過ぎて処置室に呼ばれ、左腕に点滴の針を刺す。
待合室に戻ってすぐ呼ばれ、中に入って台の上に横になる。
CTスキャンをくぐる。造影剤を入れて再度。
あのゾワゾワして変に胸の辺りが熱くなるのも1年ぶり。
 
この日は検査のみで結果は翌週聞くことになっている。
会計を済ませる。
クレジットカードを使える精算機が以前は1台だったのが、今は全台対応となっていた。
 
病院の中央棟を出て、タリーズでコーヒーを買う。
中庭に並んだ椅子とテーブルの一つに座ってノートPCを立ち上げ、
上司に電話をするも会議中で出られず。
11時にかけ直すことにする。
 
ビッグサイトでの打ち合わせは13時から。
先に昼を食べておくかと思う。
3階に日比谷松本楼の支店があって、オムハヤシを食べた。
老舗のきれいな洋食屋。
入院してベッドで過ごす日々に、退院したら絶対オムハヤシを食べようと思っていたのに
実現したのは6年もたってからだった。
 
タリーズの前に戻る。
11時になって上司に再度電話する。
打ち合わせのための準備について思いっきり認識がずれていて
取り調べのように質問を受け、叱責される。
ひたすら謝り続ける。
スーツを着て、手帳を開き、ノートPCを立ち上げて、営業マンのようだなと思う。
 
打ち合わせの段取りがなんとかついて
飯田橋まで行って有楽町線に乗り換える。
豊洲で多くが下りてガラガラになる。
新木場。あー、もう全て投げ出して別の路線に乗り換えてどこか行きたいと思う。
しかしそうもいかず、りんかい線に乗って国際展示場へ。
 
東京ビッグサイトは前に来たのはいつ以来だろう。
こんな大きな建物だったか。
その中にスーツを着て鞄を抱えたサラリーマンがどんどん呑み込まれていく。
首から入場証をぶら下げたサラリーマンも次々に吐き出されていく。
僕もその一人になった。
 
東西南北に大きな展示場があって、訪問先のブースを探す。
国際工作機械見本市。
金属加工のための部品からロボットアームまで。
大きなところは女性スタッフがにこやかにパンフレットを配り大勢のお客さんを集めて
ケースの中の機械装置が滑らかにきらびやかに実演を行っている。
出版系などの小さなところは机に雑誌のバックナンバーを並べているだけで担当の者が寝ている。
広すぎて回り切れず。情報量が多くてくらくらしてきた。
 
ブースを見つけて担当の方にお会いし、何年かぶりに名刺交換。
会議をするにも展示場の中はあちこち賑わってうるさい。
静かな場所がなく控室も使えず、外に出て休憩エリアの隅で打ち合わせすることにした。
上司とは zoom でつなぐつもりが全く回線がつながらない。
15分ほど始まりが遅くなってしまった。
いろんなことが浅はかだった。
それでも先方は穏やかに対応してくれて、打ち合わせも結局上司がほぼ全てを話した。
なんのいいこともなかった。
終わってロボットの説明を聞く。初心者の僕にあれこれ丁寧に教えてくれた。
 
この日の予定はこれで終わり。
展示場の中で他の会社のを見てもいいんだけど、
いっぱいいっぱいの気分になって東京ビッグサイトを後にした。
豊洲のオフィスで少し仕事をして、定時前に家路に着いた。
 

使い切った乾電池

使い切った乾電池を握りしめて小雨の降る中を歩く
心なしか背中を丸めて大通りをトラックが何台も通り過ぎていく
駅前のスーパーの前には金属製の古くなった回収箱が置かれている
かつてはリサイクルボックスと呼ばれ中にあったのがいつしか外に追いやられた
 
雨が強くなってきたけど傘がない引き返すのもあほらしい
向かいから長靴を履いた女の子がやってきて傘を振るこの顔にしずくが飛ぶ
怒ったって仕方がないというか何の感慨もわかない
使い切った乾電池を何本かぎゅっと握りしめている
 
右手の中に雨が伝い乾電池がぬるぬると濡れる
そのうちの一本がポトリとアスファルトに落ちる
交差点の手前何もなかったかのように拾い上げる
客を乗せたタクシーが目の前を横切るその後姿が見える
 
駅前に着く賑やかな音が聞こえるカラフルな傘が行き交う
僕は雨に濡れたまま使い切った乾電池を握りしめる背中を丸める
あった回収箱は大きな錆の塊のようだった
一本一本時間をかけて使い切った乾電池を穴の中に落としていく
 
グチャッという音穴の底で乾電池がぶつかり合う音
それを一本ずつ聞く変な人と思われたくないから三本でやめる
残りの何本かは一度にまとめて捨てる
何もかもが終わって駅前を去る
 
右手の中にも左手の中にも使き入った乾電池はない存在しない
他に用事もなく背中を丸めて家路につく
雨は上がったが体は濡れている服も頭も濡れている
使い切った乾電池が穴の底に落ちた音を思い返す何度も思い返す
 

夜の散歩

昨日有給休暇だった妻が、夕食後散歩に出かけないかという。
運動を始めたい、体を動かしたい、ジョギングを再開する前にまずは散歩からと前に行っていた。
どれぐらい歩くかと聞いたら1時間ぐらいで、となった。
着替えて外に出る。
 
北の和光市、東の田柄、南の谷原、西の土支田通り、どちらに向かうか。
そういえばそのうち行ってみたいというお好み焼き屋「ふふ」が谷原方面、ブックオフの近くにあった。
その場所を探してみようということにした。
 
このところ昼間は暖かく、夜も長袖のシャツに一枚薄いのを羽織るだけでよかった。
笹目通りに出て、南へ。団地の公園まではすぐだった。
練馬高野台駅から長く伸びた道を渡って、住宅街に入る。
お好み焼き屋はすぐだった。
妻が見つけて、よく買う「フクパン」から割と近かった。
「ふふ」の営業日は木曜から日曜となっていて、水曜は休みだった。
一軒家を店舗にして営業しているようだった。
 
目的達成。20分ぐらいか。
東へ遠回りして帰るか。西へ笹目通りに戻るか。
この界隈歩いたことないなと西へ進むことにした。
こぎれいな低層マンション、建築中のケアハウス、昔ながらの家。
練馬区が整備していると思われる公園代わりの小さな森。
 
笹目通りに出る。自転車も歩行者も多い。
冷凍ピザの無人販売店舗に差し掛かる。何か月か前にできた。
大型の冷凍のケースがひとつだけあって、そのなかに2枚入りの平べったいパックが山積みになっている。
1パック1,000円で、ローマの「真実の口」のような横に開いた口の中に
1,000円札を入れるのだと書いている。
これ、お金を払わずに持っていけるのではないか、1,000円だけ払って何パックも持っていけるんじゃないか。
どうなっているんだろう。
 
ホテル・カデンツァの前を通り過ぎる。
そのまま笹目通りを北に歩いていけば10分もしないで家に着く。
ふと、途中のある東西に延びた通りが目に留まる。
前から知ってはいた。
バスが通ることもなく、ウェルシアがあるだけで普段訪れることもない。
これを西にまっすぐ行けば土支田通りにぶつかるか。
何があるか行ってみよう。
 
ウェルシアまで歩く。
その先、夜なのにとても明るく目立つ看板があった。電材の工場だった。
見ると隣も向かいも、一軒だけで成り立っている工場だった。
おそらく家族経営でいくらか従業員を雇ってという。
それがしばらく続いて、風景が途端に寒々しくなった。
人通りもなく、物音もしない。車も通らない。女性なら歩きたくないだろう。
こんなところがあったのか。
それを過ぎると引っ越し屋など物流関係の会社が増えた。
大型トラックが何台も横付けされている。
端まで行くと入り組んだ道に出て住宅地に戻った。
 
斜めに伸びた道が左右にあって、左側に入ってみた。
そのうちに地蔵通りに出た。
この辺りは一度歩いたことがある。
住宅が並んでいるだけで何もないところだなと思っていたら、
居酒屋があった。明かりがついているが、中は見えない。人の声は聞こえない。
営業しているが、大将が一人でテレビでも見ているか。
食べログで見てみたら登録はされていたが、口コミはゼロ件だった。
こういう住宅街の中にポツンとある無名の居酒屋、全国にどれぐらいあるんだろう。
中の様子がわからなくてなかなか入りにくい。
地元の人しか、半径100mぐらいに住んでいる人しか足を踏み入れることはないだろう。
少し歩いてその向かいには町中華の店があって、暗くなっていた。
営業時間を終えたか、店を閉めたか。
こちらも食べログで見てみたら掲載保留となっていた。
親父さんが亡くなられて、おかみさんが一人で切り盛りしていたというコメントがあった。
 
地蔵通りを歩くうちにがってん寿司のある大通りへ。
そこからはいつもの生活圏内。
5分もかからず家に着いた。
歩いたのは1時間ちょっと。
妻が事前に風呂を沸かしてくれていて、早速入った。
そのあとはテレビも見ず、新聞を読み、少し本を読んで22時半には布団に入った。
なんだか心地よく疲れていた。

マインドの変化

コンサルへと職種変更して半年。
いろんなことが大きく変わった。
営業的な動きが求められて
契約手続き的なところや係数面でもやらなければいけないことも増え、
慣れないことに四苦八苦しながら、
聞くは一時の恥と思いながらおっかなびっくり日々を過ごしている。
マインドの持ち方も変わる。
 
昨日こんなことがあった。
提案書の展開が終わり、お客様の担当の方から本日社長説明が行われる。
そこでこの半期の開発の契約が取れるかが決まる。
その担当の方に僕から最後の一言は
「えー、では、明日お願いします」みたいなあっさりしたもので、
すかさず上司からその場でお怒りを受けた。
「大事なことをお願いしてるのに、なんで頭を下げないんだ!」
 
WEB会議のモニター越しに深々と頭を下げた。何度も。
半ば笑い話、場を和ませるためのものだったけど、
あ、そうか、そういうことかと考えさせられるものだった。
 
WEB会議で顔を出さないことも多かったから
いつのまにかそういう動作がおろそかになっていたということ。
何をするにも他人事になってしまっているなあということ。
これまでお膳立てされた場で狭い範囲を見ていればよかったのが、
全体を見てその全体を動かしていかないといけない。
それを気が付くとめんどくさがってしまっている。
 
それではいけないと思いつつ。
定時を過ぎるとぐったりしてどうにでもなれと。
そんな毎日。
 
用意された枠組みの中で仕事をするのは今思うとほんと楽だった。
そのぬるま湯が心地よすぎた。
その枠組みを作ることの大変さ、枠組みを超えて仕事をすることの大変さに
今更ながら気づかされた。
この半年を一言でいうと、そういうことなのだと思う。
 

先週買ったCD #107:2022/10/31-2022/11/06

2022/11/01: www.amazon.co.jp
Julian Cope 「Barrowlands」 \2074
 
2022/11/02: BOOKOFF 練馬光が丘店
Noel Gallagher's High Flying Birds 「Noel Gallagher's High Flying Birds」 \230
 
2022/11/02: www.hmv.co.jp
Gontiti 「Duo」 \330
The Good, The Bad & The Queen 「The Good, The Bad & The Queen」 \220
 
2022/11/03: diskunion.net
Gontiti 「The Best of Gontiti Works」 \110
The Feelies 「The Good Earth」 \780
 
202/11/03: BOOKOFF 練馬光が丘店
back number 「ラブストーリー」 \1210
 
2022/11/06: メルカリ
Dwarves 「Blood, Guts & Pussy」 \1800
 
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Julian Cope 「Barrowlands」
 
誰しも無条件に好きなアーティストはあるもので、
僕の場合、その一人はジュリアン・コープ
リバプール出身、The Teardrop Explodes でデビュー。
サイケデリックでポップ、どこか内省的なニューウェーブ
同郷の Echo & The Bunnymen と並んで80年代イギリスを代表するグループだと思う。
オリジナルアルバムは3枚、いくつか編集盤がある。
1980年の1作目「Killimanjaro」が名盤とされ、1981年の2作目「Wilder」が続く。
個人的には最も静かな緊張感を湛えた
1990年の未発表曲集「Everybody Wants To Shag...」を最も聞く。
1曲目の”Ouch Monkeys” は学生時代、自分で監督した映画の冒頭に使った。
(もちろん無許可ですが……)
2種類あるベストアルバム、ほとんど曲が一緒なのにそれぞれのよさがあって
どちらも iPhone に入れて気分次第で聞いている。
 
90年代前半までのソロはどれも傑作。甲乙つけがたい。メジャーから出たのは特に。
ポップな部分と実験的な部分のバランスがいい。曲がいい。
「World Shut Your Mouth」(1984
「Fried」(1984
「Saint Julian」(1987)
「My Nation Underground」(1988)
「Peggy Suicide」(1991)
「Jehovahkill」(1992)
(今、これらのアルバムは躁鬱の躁だった「My Nation Undergorund」以外は
 ボーナストラックを追加して再発されている)
 
その間、使い分けるようにインディーズで出したアルバムもいい。
裸の、ドロドロした苦悩はこちらに吐き出されている。
でもまあファンでないと聞きとおすのは厳しいか。
「Skellington」(1989)
「Droolian」(1990)
インディーズを極めていったその後のアルバムもいい。
「Autogeddon」(1994)
「20 Mothers」(1995)
正直たくさんありすぎて僕も全然把握しきれていませんが……
 
研究家気質があってストーンヘンジといった古代遺跡への興味が尽きず、
日本のロックについても詳しい。
何といってもそのスジで有名なのは『ジャップロック・サンプラー
エレキ、GSの時代から裸のラリーズに代表される70年代のアングラまで、
日本のロックを総括した記念碑的労作。翻訳で実に350ページを超える。
どんだけ調べてどれだけのレコードを集めたか。
しかもイギリスに暮らしながら。頭が下がります。ぜひ復刊してほしい一冊。
 
そんなわけでジュリアン・コープ関連で
持ってないのがないか探し回って少しずつ買い集めている。
今回見つけたのは2019年の「Barrowlands」で、
サブタイトルは「Julian Cope Live In Glasgow 1985 "It's A Swinging Saturday Night"」
遂にライヴアルバムが出た!
Teardrop Explodes であれ、ソロであれ、
ボーナストラックでライヴ音源がボーナストラックで収録されることはあっても
1枚丸ごとライヴアルバムというのはなかった。
BBCでのスタジオライヴ音源を集めた「Floored Genius 2」(1993)ぐらいか。
何がグッと来るかと言えば、ジャケットがステージから客席に飛び込もうとしていて
大勢の女性客に引っ張り込まれているという写真。
薄手のぴっちりしたのを着てお尻の形がくっきり。
やっぱなんだかんだ言っても人気あるんだなあ。
 
自らのレーベルから出している。
曲目は ”East Easy Rider”や”World Shut Your Mouth” ”Reynard The Fox”
といったソロの名曲だけではなく
”Sleeping Gas” ”Passionate Friend” ”Reward” などの
The Teardrop Explodes の曲もやってるというのが新鮮な驚き。
 
面白いのはCDを取り出した後のトレイに書かれた言葉。
『This live album was cutted from one of the many 3 hour shows
that Cope performed on his 1995 tour - maybe one day the rest
will be released. Perhaps not.」
このライヴアルバムはコープの1995年のツアーで3時間演奏したショウのいずれかから選ばれている。
もしかしたらある日残りの曲がリリースされるかもしれないし、されないかもしれない。
 
聞いてみると音も演奏もベストではない。
声もそんなに出ているわけではない。
やはりディープなファン向けかな。
アンコールと思われるラスト2曲が
”World Shut Your Mouth” ”Reynard The Fox”というだけでうれしくなる人向け。
後者の演劇的な語りの部分とか。
でも歓声がすごいんですよね。
メジャーから離れ始めた時期にも関わらず。
次に発掘して欲しいのは The Teardrop Explodes のライヴアルバムかな。

身辺雑記:10/31-11/06

10/31(月)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、ヨーグルト、レモン酢。
今日も晴れで暖かい。
 
午前中、社外とのWEB会議。
昼、ざるそばを食べていたら急遽打ち合わせに呼ばれて
残りを食べたのは1時間後。伸びていた。
仕事の受け渡し範囲の認識齟齬があって
上司の機嫌を損ねる。
その件に関して事業部長への報告が朝の8時にセットされる。
他に予定がつかず。
 
腐りきって定時過ぎに終えて酒を飲み始める。
妻が刺身とカキフライを買って帰ってくる。
ご飯を炊き、サラダとかきたま味噌汁を作る。
 
鶴瓶の家族に乾杯はYOUの軽井沢、続き。
酒場放浪記。
月曜から夜ふかしがなかったので22時半には布団に入った。
 
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11/01(火)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢、ヨーグルト。
8時に事業部長とのレビュー。
事業部長は優しかった。前に進む。
午前中は顧客への営業活動の一環でロボティクスの検討会。
末席に参加する。
 
昼は蕎麦。こころ旅の朝版を見る。
午後2本打ち合わせ。仕事がさらに増える。
夕方、社外の打ち合わせ。
自分のZOOMアカウントで入る。
念のためかなり早めに入ったら40分制限で
打ち合わせが終わる前に切れてしまった……
なんたる失態。
 
妻がパーク&ライドの11月分のパスを家に忘れたと
駅ビルの駐車場に停めた車にもっていく。
帰ってきて冷凍ご飯を解凍して納豆。
サラダを作ってわかめスープ。
こころ旅は香川県
蛭子さんと太川陽介の路線バスの再放送を見る。
宗谷岬まで行くという。
 
鑑定団。
町中華で飲ろうぜは瑞江と中山競馬場
モヤさまは練馬駅周辺。
取れ高OK出たのにもかかわらず、編集したら尺が足らず。
どんだけ練馬はネタがないのか。
午前0時過ぎに寝る。
 
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11/02(水)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢、ヨーグルト。
9時の打ち合わせ、teams会議のリンクがうまく上司に送れず、
余計なことをしてしまった。
この日はあれこれ雑用。やることはいくらでもあるけど気は楽。
昼、ざるそば。
ブックオフに行って330円のを1枚買って LIVIN で買い物。
夕方、ライフで買い物。
上司との打ち合わせが何度か後ろにずれる。
その打ち合わせが終わって業務終了。
 
もう何もしない。全てを忘れて酒を飲む。
サラダを作って缶ビールを飲みながらこころ旅を見る。
妻がなんか買って帰ろうかというので
LIVIN のかつ丼がタイムセールだったら、と返したらこの日はそれがあって。
元々380円だったのが、さらに割引。安くてうまい。いいことだ。
金子浩久『ユーラシア横断1万5000キロ 練馬ナンバーで目指した西の果て』を読み始める。
WOWOW をつけたら吉川晃司のコンサート。
大黒摩季がバックコーラス。奥田民生がゲストで1曲。
そういえば広島で同郷か、と思っていたら同い年なのだという。
ベースもどこかで見たことあるなと。
thee michell gun elephant のウエノコウジで彼も広島だった。
午前0時に寝る。
 
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11/03(木)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢、ヨーグルト。
いつも通り朝ドラ。
こころ旅を見ていたら北朝鮮がミサイルを。
朝ずっとそればかり。
『ユーラシア横断1万5000キロ』の続きを読む。
富山から船に乗ってウラジオストクへ。
日本から運転してきた車が通関を通って、いざ出発。
 
10時過ぎに家を出て砂山銀座商店街へ。
一時間ぐらいで着く。車の中ではラーメンズのコントのCDを聞いた。
アリオ砂山に車を停める。
目的としていた「三好弥」はこの日休みだった。残念。
商店街を歩く。
総菜の店が多く、その一つで弁当を買って中で食べる。
孤独のグルメに出ていたおでん、焼き鳥の店で行列に並んでたくさん買い込む。
両手で持ちきれないぐらいになる。
アリオ砂山の駐車場に戻る。
kojima でみみたへのお土産を買い、イトーヨーカドーでおでんに合わせる日本酒を。
 
帰り、光が丘のブックオフに寄っていく。
妻が取り寄せたものが届いたと。
CDの棚を眺めていたら朝ドラで毎日のように主題歌を聞いて
back number が気になった。昔のアルバムを1枚買った。
家について16時。
おでんは鍋に入れていたので問題なかったが、
焼き鳥はトランクにそのまま置いていたらタレが漏れていた。
今日を土曜と勘違いしていて、
紙・段ボール・プラスチックの資源ごみを出し忘れていたことに気づく。
 
18時、こころ旅朝版の録画、先日の沁みる夜汽車の録画を見ながら
今日買ってきたものを。
「増英蒲鉾店」のおでん、「竹沢商店」の焼き鳥、牛豚煮込み、「さかい」のマグロメンチ。
案の定、食べ過ぎた。
サラメシ。猫歩きは宮城県
沁みる夜汽車の続きを見る。CDの解説を読む。
町山智弘のアメリカを見る。
アメリカは選挙の候補者が戸別訪問を行うのが許されているのだという。
23時過ぎに寝る。
 
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11/04(金)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢、ヨーグルト、みかん。
妻は有給休暇。こちらはそうはならず。
いろいろと雑用がある。
日が出て今日も暖かいが、明日から寒くなるという。
昼はざるそば。
 
一週間前はこの日休めたら休むかと考えていたのが、
次から次に仕事が増えて結局バタバタ。
とりあえず定時まで。ようやく酒を飲む。
昨日のおでんともつ煮で桃川を。
こころ旅。
新日本プロレスはタッグ戦もろもろ。
新日本風土記は日高。馬がフィーチャーされていた。
ツマミになる話は千鳥。
おんな酒場放浪記で寝落ち。
 
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11/05(土)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢、ヨーグルト、みかん。
9時に家を出て奥多摩ブックフィールドへ。
川越から先が事故渋滞。
それ以外はだいたいスムーズか。
狭山PAで休憩。
12月分の光が丘公園BBQ広場の予約が10時より開始だったが、
もたもたしているうちに5分もかからずいっぱいになった。
 
青梅ICを出てからもおおむねスムーズ。
奥多摩湖沿いの「のんきや」に今回も。
チャーシュー麺にバターコーン味玉追加。餃子。
妻はチャーハン。
奥多摩湖の紅葉はちょうど見ごろ。
 
13時前に廃校に着く。
奥多摩ブックフィールドのイベントに参加。
先達の貴重な話を聞く。
また古本をたくさん買ってしまった。
 
16時に出て、来た道を引き返す。
途中青梅駅前の町の駅でチューブに入ったすりおろしわさびを買う。
ブックオフにも寄っていく。なかなか大きな店舗。
CDはどうしても、というものはなく青熊書店用に何冊か買う。
青梅街道、新青梅街道を出たり入ったりしているうちに
20時に家に着く。
 
ブラタモリは苫小牧。
おでん、もつ煮込みの残りを食べる。
千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅は青森へ。
三内丸山遺跡のゴール寸前でタイムアウト
アド街ック天国が西荻なので見てみた。
坂本屋のカツ丼、ねいろのラーメンが当然ランクイン。
戎が7位でもっと上かなと思ったが。
世田谷ベース。
お笑い向上委員会はジャングルポケット
午前0時過ぎに寝る。
 
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11/06(日)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
この日はヨーグルトなし。コーヒー、レモン酢、みかん。
街録、イタリアの再放送、Lazy Sunday
今週ジョージさんは江の島の音楽イベントのMCで向こうから中継。
 
ライフに買いもの。
昼は明太子スパゲティ。
おいしくできてビールに合うが、残念ながら15時から打ち合わせ。
どうしてもこのタイミングしか合わず。
関わっている案件の、隣の部門のレビューに同席。
30分もかからずすぐ終わった。
 
思ったよりも早く時間が空いて
『幽』の怪談コンテストの優秀作品を集めたのを読む。
怪談としての面白さよりも、
いい文章を書きたいという欲求や自己アピール欲求が勝ってて読みにくい。
これは本物だ、と思ったのは一人だけ。
後にデビューしている。角川ホラー文庫から出ているのを一冊読んだ。
 
夜はおでんの残り汁でとうめし。
家ついて行っていいですかのスペシャル。
ぽつんと一軒家。
中川家のコントの再放送を見て寝る。