札幌出張(8週目:3日目)

昨晩は飲みすぎ、食べ過ぎで寝落ち。
6時半起き。朝風呂。事務手続きを少し。
まんぷく、ブギウギ。どちらもそろそろ終わりな雰囲気。
昨日のブギウギで内藤剛志扮する刑事が取り調べの時にカツ丼を食べているのを見て
居ても立っても居られなくなって朝はセコマのカツ丼。
急ぎの仕事は無し。
昨晩飲めなかった缶チューハイを朝から1本飲む。
それぐらいならいいだろうかと。
 
この半年の札幌出張でやろうとしてできなかったことのひとつが、市電に乗ること。
泊まっていたアパホテルの前の道路に路面電車の線路がある。
停留所(資生館小学校前)もすぐ近く。
ぐるっと一周、乗ってみることにした。
内回りと外回りとがあって、ちょうど来た内回りにした。
2両編成でミニ展望席が空いていた。
隣の駅がすすきの。北上して狸小路と進んで行く。
信号につかまってなかなかスイスイとはいかない。
 
レモンサワーを飲んだばかりでトイレに行きたくなり、西8丁目で下りていつものオフィスへ。
トイレを借りてまたすぐ外に出る。
西8丁目の停留所に戻って、今度は外回りに乗った。
またミニ展望席へ。
西4丁目、狸小路でどんどん乗客が下りてすすきのを出ることにはガラガラに。
通勤電車なんだな。
 
一昨年、ドリカムを見に来た時にも次の日、市電に乗った。
外回り。あのときは妻の具合が悪くなって石山通の停留所で下りて、co-opで休憩した。
その次の中央図書館前が終点だったので、今回も石山通で下りて、co-opでトイレに。
再度外回りに乗った。
今度は一両編成。古びた車両。座席が向かい合う形になっている。
電車事業所前の停留所でたくさん乗ってきて、次、さらに次とどんどん乗客が。
やはり通勤電車なんだな。身動き取れないぐらいになった。
西8丁目まで来て、他に下りる方がいたのを幸いになんとかかいくぐって下りることができた。
 
ホテルに戻ってチェックアウト。
11時過ぎ、三井ガーデンホテルのワクスタへ。
荷物を置いてまたすぐ外に出る。
地下街は袴を着た女性が多い。いくつかの大学や専門学校で卒業式なのか。
昼は大通駅まで行って、立ち食いの「ひのでそば」
地下街を歩くたびに気になっていたんですよね。
いつ見かけてもお客さんでいっぱい。サラリーマンに外国人観光客に。
昼時なので待つかなと思いきや、ちょうど一人食べ終えて去ったところで、
入れ替わりで僕がカウンターに。
 
天たまそば、470円にする。
さっと茹でて出来合いのてんぷらを乗せて出汁をかけてすぐ出てくる。
おいしい! 出汁がいいなあ。甘すぎず辛すぎず、深みがある。
毎日食べても飽きないだろうな。
さすが、街中の繁盛店だった。
これが半年間、断続的に続いた札幌出張の最後の食事となった。
 
いつもの狸小路ブックオフを覗いて CD を2枚。
また地下街をはるばるホテルに戻って、ナイトウェアを着て仕事。
問い合わせ対応。
合間合間にベッドに寝そべって文庫を読む。
冷蔵庫も電気ポットもあって快適。
布団の中で少しウトウトした。
 
今回は時間を30分延長して、最後にやり残したことのもうひとつ、
15時から営業開始の大浴場にも入りに行った。
温泉ではないが、窓の向こうに石庭がある。
解けかかった雪がわずかに残っていた。
さすがに15時すぐだと僕一人だけ。
しかしすぐ別な方が入ってきて湯船から出た。
 
着替えてチェックアウト。
札幌は雪ではなく、小雨。春が近づいている。
エアポート快速に乗って空港へ。
天野祐吉『広告みたいな話』読み終える。
これが批評というものだ。名著だった。
1987年の本だというのに全く古びていない。
 
空港でのお土産は妻からのリクエストでコーンの入ったパン。
PASCO の北海道プレミアムという店があって
コーンの入った塩パンや北海道チーズのクロックムッシュなど買う。
別の店でみみたにもほっけのスティックジャーキーを。
さらに別の店で北海道とうきび茶のティーバックを。伊藤園から出ている。
昨晩のサッポロビール園で飲んだ焼酎のコーン茶割がうまかったので。
 
保安検査場をくぐる。
いつもの、18:05の便は到着機の遅れで30分遅れ。
仙台行きがことごとく欠航になっている。
それと比べたらかわいいもの。
空港は雪。
土産物屋で焼きとうきびとポテトのサンドイッチを売っていて、それも買ってみる。
ノートPCを開いて出張精算の手続き。
穂村弘『きっとあの人は眠っているんだよ』の続きを読む。
小川洋子人質の朗読会』を読み始める。
 
30分遅れで搭乗開始とはなったものの、機内でさらに待つ。
結局は1時間ぐらい遅れたか。
妻も羽田の手前で事故渋滞。
落ち合ったのは21時近く。
車の中でさっそく、買ってきたパンを食べる。
クロックムッシュ2種類、塩パン、焼きとうきびとポテトのサンドイッチ。
どれもおいしい。特にPASCOの北海道プレミアム。
一口サイズを二人で分け合う。
もっと買ってくればよかった。
 
環八が工事渋滞。
荻窪の手前で工事の個所が連なって、千歳船橋ぐらいから詰まっていた。
なんかなあ。ほんとに必要な工事なのだろうか。
道路を掘り返していたが。
結局2時間かかった。ツマミになる話は車の中で。
 
帰ってきておんな酒場放浪記、ベストヒットUSA
午前1時前に寝た。

札幌出張(8週目:2日目)

3日連続で5時起き、久しぶりに6時半まで寝た。
昨晩はぼっちキャンプを見ながら寝落ちしていた。
朝風呂。
まんぷくも3日間見れなかったことになるが、たいして進んでいなかった。
電子レンジで温めてセコマの親子丼とゴボウサラダを食べる。
ブギウギにて取調室でカツ丼を食べるシーンが出てきた。
 
9時半まで打ち合わせの資料作成。
部屋を出る。
木曜なので終日、客先で打ち合わせの日。
そのうち夕方の分が昼休みに移動して
10:30-14:00 までぶっ通し。
終わってホテルに戻ってもう一本。
そのメモなど作成して16時まで仕事をしてこの日は終わり。
 
一連の札幌出張の最後は「サッポロビール園」でジンギスカンと決めていた。
昨晩のうちに食べ飲み放題の予約をとった。
大通駅まで歩いて、東豊線に乗る。
東は東区を通るから? 豊は豊水すすきのか。
 
3駅先の東区役所の駅で下りて、町を歩く。
方角を間違えて10分ほど西へ。
なんかおかしいと気づいて引き返し、南へ。
サッポロビール園の近くにブックオフがあって、入ってみる。
CDを2枚。110円コーナーで何冊か。
 
いざ、ビール園。工場を模した長い煙突が見える。
広い敷地の向こうに、さらに広い Ario が。
この辺りは再開発エリアなのだろうか。
それともサッポロビールが売却したのか。
17:30 にサッポロビール博物館の最終入館に間に合って見て回る。
(有料で、試飲可能のガイド付きコースもあったようだ)
 
サッポロビールの歴史をざっと見る。
そこはまあ普通の企業の歴史。
面白かったのはやはりサッポロビールの広告ポスター。
三船敏郎を起用した『男は黙ってサッポロビール』であるとか。
もっと昔のリボンシトロンのもあった。
巨大な煮沸窯もあったなあ。
 
18時半の予約を1時間早めてもらって、
いくつかあるうちの施設のうち、「ポプラ舘」でジンギスカン
大きなホール。そのテーブルのひとつひとつにジンギスカン鍋。北海道の形をしている。
そのドームのてっぺんに牛脂。
ラム、鶏肉、豚肉のジンギスカン、野菜は最初からセット済み。
後はひたすらタブレットでソーセージやザンギ、アイスバイン、塩ホルモン、牛カルビといった追加を頼み、
ドリンクコーナーでお代わりを。
黒ラベルサッポロクラシック、エビス、エビスの黒、そのハーフ&ハーフなど。
焼酎のコーン茶割が優しい味でよかったな。
ジンギスカンとしては大味だと思う。
でも、「いいじゃん、この大ホールで和気あいあい食べてるなら」そう思わせるものがある。
 
周りはカップル、男同士の友人たちのグループ、家族と多彩。
1人で来ていたのは僕ぐらいか。
隣の席のカップルのうち、女の子が「うまい! うれしい!」と何度も言う。
アラフィフの僕からすれば、素敵だなあと思う。
彼氏も彼女もごく普通の、ちょいヤンキー入った感じの。
「こんな贅沢していいのかなあ」と連れてきてくれた彼氏に感謝していた。
ほんと、いい子だなあ。若い2人に幸あれ、長く続いてくれ、と思った。
 
タブレットでオーダーしたものはロボットが運んできてくれる。
しかし、間違えて持ってきたり、正しく持ってきてもその後ボタンを押さないと戻れなかったり、
人手が足りなくて結局は人が運んだりと
ロボットがビジネスになるのはまだまだ先だなと思った。
 
地下鉄で帰ってくる。
大通で下りず、豊水すすきので下りてみた。
先週まで泊まっていたホテルは最寄りがこちら。
それもあって駅がどんなもんか見て見たくはあった。
 
母から電話。
鹿児島の叔母が「魔王」を入手できたので送ってくれたという。
青森から東京に送りなおすのも面倒なので
こっちに戻ってきたときに飲みなさいと。
 
すすきのの街を東西に横切ってホテルに帰ってくる。
セコマに寄るとカツ丼があったので買う。
風呂を沸かして入る。
仕事も少し。
焼酎を飲みながら穂村弘天野祐吉を読んで過ごす。
札幌出張、最後の夜。

札幌出張(8週目:1日目)

札幌出張も今週が最後。
月火と東京で過ごして、水木金の3日間。
 
8時過ぎの新千歳空港行きに乗るため、今回も5時起き。
月曜、会社携帯の新旧切替のために豊洲出社。
早く終わらせて午前中で帰宅するつもりで5時起き。
それはよかったのだが、
月曜の午後家に帰ってきてノートPCの電源アダプタを忘れたことに気づく。
僕の次に会議室を利用された方が親切で、見つけて預かってくれたのだが、
その回収のため火曜日また5時起きで豊洲へ。
 
電源が切れそうになっているから月曜は早めに仕事を終え、
7時から豊洲で仕事を始めて9時の打ち合わせに向けてあれこれ準備するつもりだった。
なのに入館証を忘れてきたことに途中で気づいて大江戸線を引き返す。
急いで家に戻って、駅に戻ったのは7時、豊洲には8時。
車内で仕事をした。
いろいろなんとかなったが、ぐったり疲れた。
それでなくても火曜は午後ずっと僕が司会の打ち合わせが続く。
定時で仕事を終えて出張の準備をして、風呂に入った後で酒を飲み始める。
ローカルバスの乗り継ぎ旅の再放送をやっていたのだが、途中で寝てしまった。
昨晩は妻の揚げてくれた野菜のてんぷら。
笑点の特大号を見て、新日本風土記を見て、22時過ぎにすぐ寝た。
 
この日5時に起きていつも通り羽田へ。
昨日分のブギウギを NHK plus で見た。
モノレールの中、飛行機の中、エアポート快速の中、と仕事。
 
11時前に札幌駅に到着。
1巡目に間に合いそうと「コロンボ」へ。
日替わりの煮込みハンバーグにする。
以前、初めて来たときにカツカレーと迷って、いつか食べたいと思ったもの。
食べることができてよかった。
大ぶりのハンバーグ、やはりおいしい。
カツカレーとだったら、絶対こっちがいい。
 
オフィスに立ち寄って印刷された資料を受け取る。
ホテルに荷物を預ける。
 
午後イチでステコミ。和やかに終わってホテルに戻る。
cocono susukino のスーパー「ダイイチ」に寄っていつもの焼酎、缶チューハイを。
夕方まで、定時まで、少し仕事。
今日は自分が仕切る打ち合わせはなく、気楽に過ごした。
 
まだ明るいうちに外に出る。
すすきの駅から地下街に入って、バスセンター駅の方へはるばる歩いて行く。
地下街をここまで東に来たのは初めてだ。
地上に出ると吹雪。
2月の初めに同僚たちとトライして、満席、外で数人待っていて諦めた「マーシュ亭」へ。
しかし、開店直後に訪れたのにすでに満席、1人待っている。
これは一巡するまで時間かかるだろうなあと今回も諦めた。
 
また地下街を歩いてとりあえず狸小路まで来た。
以前入った町中華の「香州」にするか。
いや、前から気になっていて、いつかは、と思っていた銀座ライオンへ。
東京にいくらでもあるでしょう、と自分でも思うが、
北海道の食材を使ったメニューがあるんじゃないかと。
それに古き良きビアホールの雰囲気で落ち着ける。
サッポロビールでもある。
 
別海高校選抜出場を記念しての別海町ジャンボ帆立のレアカツ、
きたあかりのジャーマンポテト
北海道産豚肉を使用したソーセージ5種盛り合わせ。生ビール2杯。
どれもおいしかったけど、ジャーマンポテトがトロフワ。
ミニサイズにしたけど、一皿一枚ペロッといけたなあ。
天野祐吉『広告みたいな話』を読みながら生ビールを飲んだ。
 
サイドブックオフに行ってまた何枚か買ってしまう。
ホテルに戻ってくる。
製氷機で氷をカップに入れて戻る。
ここ一カ月とは違うアパホテル
10月、11月の最初の頃の出張で泊まった、すすきのの西側の。
ここは古くてやぼったいけど、トイレとバスが別々なのがいい。
コンパクトじゃない分どこか余裕がある。
やっぱここが落ち着く。
 
風呂から出て、チェックインの時にフロントからもらった ZIMA を飲む。
まだあったのか。こういうキャンペーンでしか飲まない。
自分で買ったことはないな。うまいとは思うけど。
 
缶チューハイ、焼酎を飲みながら買ってきたCDの解説と
天野祐吉『広告みたいな話』の続き、
穂村弘『きっとあの人は眠っているんだよ』を読む。
ぼっちキャンプを見て寝る予定。

先週買ったCD #176:2024/03/04-2024/03/10

2024/03/06: BOOKOFF 札幌南2条店
John Abercrombie 「Speak Of The Devil」 \1210
Nelly Furtardo 「Folklore」 \990
 
2024/03/08: TowerRecords 札幌パルコ店
Average White Band 「Average White Band」 \1100
 
2024/03/08: www.amazon.co.jp
Nelly Furtardo 「Loose」 \706
 
2024/03/08: chaoticnoise
mademoiselleSHORTHAIR! 「mezzo」 \2530
 
2024/03/08: diskunion.net
Nelly Furtardo 「Whoa. Nelly!」 \680
Shannon Gunn 「On A Mountain」 \900
 
2024/03/09: DiskUnion 新宿ジャズ館
沖山秀子 「サマータイム」 \2650
 
2024/03/09: DiskUnion 神保町店
Nasca Car 「電波潮流」 \680
Dum Dum Girls 「Too True」 \480
Larry Coryell 「Standing Ovation」 \680
Thelonious Monk 「Monk's Dream +4」 \1200
Thelonious Monk 「It's Monks Time +3」 \1200
(V.A.) 「Snoopy's Sing-A-Long」 \1500
 
2024/03/10: TowerRecords リヴィン光が丘店
Bill Evans 「Undercurrent」 \1650
 
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mademoiselleSHORTHAIR! 「mezzo
 
札幌出張で雪道を歩いているとき、特に理由もなく、目に留まって
Nasca Car という関西のグループの「最新録音盤」(2013)というアルバムを聞いた。
他にどんなアルバムがあるのだろう、と検索していたら
近年のアルバム「ウィー・アー・アンダー・アレスト」(2019)の紹介分にて
『元マドモアゼル・ショートヘアのホカダナオミを一部フィーチャー』とあって、
いや、全然知らないなあ、と。
関西サイケデリアの残党だろうか。でも名前がいいなあ。
調べると一枚だけCDが出ていて、ジャケットには猫が。
これは買いだな!
 
mezzo」1996年の作品。
2024年の今、全然入手が難しそう。
ヤフオクやメルカリにも出ていない。まして、amazon にあるわけがない。
それがなんと、高知の『chaotic noise』という通販サイトで新品を買うことができた。
探してみるもんだ。
こんな風に眠ってるデッドストック、全国にあるのだと思う。
 
出張から帰ってくると届いていた。
さっそく iTunes に取り込む。
女性ヴォーカルらしいが、アマリリスみたいなアヴァンギャルドなのとか、実は絶叫系とか……
バックは絶対ノイズだろう。
そう思って恐る恐る聞いてみたが、全然違ってた。
ジャケット通りの、ジャケットの猫通りの、優しい音だった。
 
言ってみれば、日本のアシッド・フォーク。
パンク以後のサイケデリックもブルースも呑み込んだフォーク。
その特徴は音楽的な構造よりも、
異世界と交感するかのような感受性の鋭さにあるだろう。
ヒナギクの冠をかぶった少女たちが木漏れ日の中で妖精と出会うかのような。
 
1曲目はギターだけで歌い、
2曲目や4曲目以後は(このジャンルの集大成と僕が思う) Espers のようなアシッド・フォーク・ロック。
そして3曲目がなんと、
Strawberry Switchblade の永遠の名曲「Since Yesterday」だった。
洋邦問わずいろんな人がカバーしてますが。
日本だと mari mari も渋谷系のテイストでやってたなあ。
でもこの彼女たちのカバーが一番しっくりくるなあ。
ポップのようでいて、やはり根っこはこのデュオもフォークなんですよね。
 
……と書いてて今、ふと思ったんだけど
Espers の1作目が今調べたら2004年。
10年近く後だった。
マドモアゼル・ショートヘアがこういう音楽性に至ったのはたまたまなのか。
いや、そんなことはない。
例えば、日本だと、SAKANA といった先駆者があるわけで。
 
アルバムはこの「mezzo」だけだった。
続かないのはなんかよくわかる。
秋の日の木漏れ日が束の間のものでしかないように。
 
解説は Boredomes / 想い出波止場 etc. の山本精一が書いていた。
 
『chaotic noise』から届いたレターパックがかなりミチミチで、CDだけなのに?
と思っていたら、『CHAOS KOCHI』という彼らのミニコミ誌が2冊同封されていた。
『Chaotic Noise』が高知市ライヴハウスなのかな。
ハードコアパンクがメインっぽい。いいね。
インタビューだったり、リアルな言葉が満載。
最後に、ディスクレビュー。新旧問わず。
Butthole Surfers  / Superchunk / 三上寛 はいいとして、
エチオピアのサティこと、Emahoy Tsegue まで。
いいなあ。行ってみたいなあ。
 
彼らの通販サイトでは他に、三上寛 / 田畑満 / Acid Mothers Temple & ...
など。
日本にはまだまだたくさん、面白いところがあるなあ。

身辺雑記:03/04-03/10

03/04(月)
 
6時半起き。
朝風呂。まんぷく、ブギウギ。
セコマのおにぎりのカルビ焼肉。
この日は終日ホテルで。
 
朝会。
割と順調にシステムが稼働していて
各社との打ち合わせもさほど時間がかからなくなる。
昼、部屋でセコマの山わさびラーメンを。湯気で目が痛くなった。
山わさびのおにぎりも。
18時まで仕事をして部屋を出る。
前から気になっていた新ラーメン横丁の「もぐら」で特製ラーメン。
チャーシュー麺、バター、コーン)
cocono susukino のスーパーで買い物をして帰る。
 
缶チューハイ、焼酎。
酒場放浪記、月曜から夜ふかしNHKの天然素材。
午前0時前に寝る。
 
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03/05(火)
 
6時半起き。
朝風呂。まんぷく、ブギウギ。働く犬の番組を15分。
cocono susukino ダイイチのおにぎり、たらことツナ。
朝会に出た後で午前中はオフィスへ。
昼、黒岩咖哩飯店でカツカレー。野菜トッピング。
パルコのタワレコを覗いてホテルに戻る。
佐藤水産で夕飯、明日の朝用におにぎりを買う。
 
午後は打ち合わせの連続だが、10分、20分で終わる。
今日は余裕があるなと思っていたら精算・納品周りでめんどくさい仕事が。
ずっと、excel の数字をいじって過ごす。
気が付いたら20時で、一区切り。
その間、下の階のコインランドリーも使った。
 
笑点特大号を見ながら、佐藤水産のおにぎり。
明太子と鮭ハラス。揚げ蟹焼売。
新日本風土記。奥会津
『サハラに死す』を読み終える。
午前0時前に寝る。
 
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03/06(水)
 
6時に目が覚めて仕事。
朝風呂。佐藤水産のおにぎり、鮭昆布。
まんぷく、ブギウギ。
 
朝会。大きな課題が浮き彫りになってくる。
オフィスに移動。
昼、「KAZU」という洋食屋が気になって行ってみるも予約でいっぱい。
先日入った「リッチ」でランチセットのボロネーゼ。
今月退職の後輩に奢る。
 
午後、打ち合わせいくつか。
険悪な雰囲気になるかも? と思っていた打ち合わせも無事終わる。
定時まで仕事をしてオフィスを出る。
玉光堂を覗いてみる。
地下街のワゴンセールに出ていた札幌の古本屋から
ジャック・ロンドン『白い牙』を買う。
このところ  AirPods Pro の調子がずっとよくなかったが、いよいよという時が来た。
駅の裏のヨドバシカメラAirPods Pro の第二世代を買う。
大丸のレストラン街に「赤クマ食堂」という洋食屋があって
ビーフシチューオムライスを食べた。
AirPods Pro が USB-C だったことを思い出し、電源アダプタを買いにヨドバシに戻る。
 
帰ってきて風呂に入り、缶チューハイ、焼酎。
『白い牙』を読み始める。
天野祐吉『広告みたいな話』も並行して読み始める。
ぼっちキャンプなし。
午前0時前に寝る。
 
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03/07(木)
 
6時半起き。朝風呂。
今日はおにぎりなし。煎餅などを食べる。
まんぷく、ブギウギ、犬の仕事。
朝会。終日客先での打ち合わせの日。
途中、パルコの無印良品に寄ってバッグインバッグを買う。
 
昼、今週も花まるで握りずしとコマイのあら汁のセット。
打ち合わせが一通り終わる。
セコマのカツ丼を食べようかと思ったが狸小路の店になし。
前から気になっていた「North Continent」でハンバーグを食べた。
ホテルに戻ってきて、缶チューハイ、焼酎、ウィスキー。
何回か風呂を入れて入る。
『白い牙」と『広告みたいな話』を読む。
いつのまにか寝落ちしていた。
 
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03/08(金)
 
6時半起き。朝風呂。今日もおにぎりなし。
まんぷく、ブギウギ、犬の仕事。
朝会。10時まで仕事をしてチェックアウト。
パルコのタワレコに寄る。
11時から駅前の三井ガーデンホテルのワクスタ。
荷物を置いて昼は同僚たちと「KAZU」へ。予約を取ってもらった。
デミグラスソースのオムレツライス。ここは期待通り、最高の店だった。
 
ホテルに戻ってちょこちょこ仕事。
いくつか不具合の話が先に進んだ。
ベッドで少し『白い牙』を読んでワクスタ終了。
15時、駅に行ってエアポート快速
佐藤水産の蟹の寿司を買って保安検査場をくぐる。
仕事の続き。
 
これまでがなんだったのか、と思うぐらい順調に出発。
20時前に羽田に着。妻が迎えに来ている。
ここの北海道どさんこプラザでも佐藤水産を売っていて、蟹と鮭の寿司を追加。
環八ルートで帰る。
ツマミになる話。
おんな酒場放浪記、ベストヒットUSAを見て寝る。
 
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03/09(土)
 
7時起き。
9時過ぎに家を出て整体。
桂花ラーメンで肉丼セット。
ブックオフを覗いて自由が丘。
編集学校の方たちが来てくれた。
先日出会った『イコール』の納品。編集長自ら。
在庫登録、ラベル作成。
 
16時半、店を出て新宿の DiskUnion の後、神保町の DiskUnion
PASSAGE 搬入。SOLIDA にもようやく。
何冊も本を買ってしまった。
妻と落ち合って PASSAGE の棚主交流会。
僕も前でスピーチを。
2次会にも行って、帰ってきたのは午前0時半。
 
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03/10(日)
 
7時起き。
10時前に家を出る。
タワレコの最後を見届ける。
妻から電話。運転していて具合が悪いと。
駐車場までは来た。救急車を呼ぶ。
タワレコで店員の方に挨拶をして、まっすぐ自由が丘へ。
練馬で乗り換える。各駅停車。
店に着いて2軒の店の方に話す。
駐車場に様子を見に行く。
 
戻ってきてレジを開けてワークショップの準備。
妻から連絡あり、脳に異常はなかったと。
極度の貧血状態だったようだ。
店に戻って来るも裏でしばらく休む。
6人のお客さんがいらして、イタリアンレザーでブックカバーを作る。
無事終わって16時、ようやく僕も昼を。
ラーメン仙花という店でカレー担々麺。
妻の友人の方が閉店間際に来て、しばらく話す。
18時前に店を閉めた。
 
環八経由で帰って家の近くのOKストアに初めて入った。
肉じゃが、もつ煮、ナムル、エビフライ、たまごサラダ、コールスロー
ポツンと一軒家はなし。光る君へ。
中川家のコントを見て寝る。
明日は5時起き。

青熊書店、2回目のワークショップ

この日は青熊書店の2回目のワークショップ。
ペンギンカバンシャさんによる「イタリアンレザーで作るがま口フラットポーチ」
このポーチというのが薄手の文庫が収まるサイズのブックカバーになるというもので。
満席にならなかったら僕も作ろうかなあと思っていたら、結果6名の枠が数日前に満席。
ありがたいものです。
 
一方この日は、光が丘のタワレコが閉店するという日でもあって。
妻が先に車で自由が丘に向かって、僕は10時前に家を出た。
もうすぐ駅に着くというころ、珍しく妻から電話がかかってきた。
運転していて両手の先が痺れてきた、脳梗塞なんじゃないか。
物を握ることができずにいるが、なんとか自由が丘の駐車場まで来た。
救急車を呼ぼうと思う。
自分の代わりに店を開けて、今日のワークショップは予定通り開催して欲しい。
 
……言葉を失う。
今から急いでも11時の開店には間に合わない。
妻も取り乱しているわけではない。
まずはタワレコへ。10時の開店直後のタワレコは客も他に一人だけ。
いくつかの棚はすっからかんになって、レジ前の雑誌のラックも空っぽになっていた。
Bill EvansUnder Current」 の国内盤を買った。
オープンして、12年だったという。
僕が引っ越してきたのは8年か9年前か。
その頃からの店員の方がレジで応対してくれて、
僕も向こうも「これまでありがとうございます」と言い合った。
店員の方は泣きそうになっていた。
 
大江戸線に乗って練馬駅で乗り換える。
ペンギンカバンシャさんに状況を伝える。
妻に LINE でメッセージを送るが、既読にならない。
各駅停車が長い。本を読む気になれない。
いろいろと最悪のことを考える。
Lazy Sunday が始まる。最初の方を聞く。
 
11時半には店に着く。
3店舗のうちの残りの2店舗の方たちが、今日は遅いですねと。
あ、伝わってなかったのかと手短に話す。
お二人とも驚き、とても心配してくれる。
妻は僕にだけかろうじて連絡をとっていたようだ。
 
万が一のこともあって駐車場まで歩いていく。
車に妻の姿はなく、救急車で運ばれていったようだ。
戻ってレジを開ける。レジ金を入れる。
隣の店の方が代わりに御茶菓子を買ってきてくれたので支払いに行く。
淡々とやるべきことをやる。
バックヤードの机を入り口に運ぶ。椅子を並べる。
ペンギンカバンシャさんが到着して準備を続ける。
 
妻からようやく連絡が。
CTスキャンを受けて、脳に異常はなかったという。
これから店に行きますと。
お二人とペンギンカバンシャさんにも伝える。
 
13時前、妻が到着するも顔色がよくない。
バックヤードの机がなくなって広くなったのをいいことに
マットレスを広げて妻はしばらく横になった。
 
13時半、ワークショップ開始。
皮の色を外側と内側と選び、張り合わせ、
がま口の金属の支柱にボンドを塗ってその間に皮を、とつくっていく。
参加した多くの方がペンギンカバンシャさんの製品を前から知っているファンのようで、
和やかに進んでいった。
15時過ぎに終了。最後に洋菓子と紅茶を出した。
ひと眠りした妻もようやく顔を出せるようになった。
 
ひとだんらくして16時、昼を食べに行く。
駅の裏にあるラーメン屋「仙花」でカレー担々麺。
ここ、うまいんじゃないか。
カウンター席の端に全身刺青の方が。顔から指先まで。
なのに、店員も他の客も何事もなかったかのように振舞っていた。
そういえば昼にコンビニに行ったとき、とあるお笑い芸人を見かけた。
この辺りに住んでるのだろうか。
 
閉店前に妻の友人が来て、僕も何度もお会いしたことのある方で、
しばらく雑談。この頃にはかなり疲れ切っていた。
18時前にレジを閉めて店を出た。
その頃にはかなり元気になっていた。
妻の運転する車で、環八を通って帰ってきた。
数年前、家の近くにできたOKストアに初めて入ってみた。
缶ビールや総菜を買って帰る。
 
家に着いてまずは風呂を沸かして入る。
この日、ポツンと一軒家はなし。
光る君へを見てみるも途中からだと何が何だかわからず。
OKストアで買ったもつ煮や玉子サラダ、ナムル、小エビフライなどを食べる。
 
今晩は中川家のコントを見てすぐ寝る予定。
明日は5時起きで豊洲出社。
 

神保町PASSAGE棚主交流会

出張明け。
この日は新宿御苑の整体、自由が丘の店、神保町PASSAGEで搬入の後、棚主交流会という予定。
 
9時過ぎに家を出てまずは整体。
「仕上がってますねえ」と。足がパンパン、肩も凝っているとのこと。
取り留めなくあれこれ話す。
 
歩いて、昼は末廣亭近くの桂花ラーメン。肉丼セット。
ブックオフを覗く。
靖国通りの小さな店はともかくとして、西口の大きな店も品ぞろえは今一つ。
何も買わず。
 
自由が丘へ移動。
編集学校の方たちが来てくれる。
午後、とある大御所の方が来店。
お弟子さんと共に、自ら編集長となった雑誌を。
「今の雑誌はつまらなくなった。編プロに丸投げ、バックにスポンサーが付いたPR誌でしかない」
「雑誌は雑の字が大事。いろんな人がいろんなことを好きに言う場にしたい」
いろいろと刺激的なお話を伺った。
 
16時半、店を出て新宿へ。疲れて眠い。
昼に離れたのと入れ違いに DiskUnion のジャズ館からメールが来て、
取り寄せの沖山秀子の CD が届いたという。
購入して神保町へ。
 
DiskUnion でこちらも取り寄せのCDを。
PASSAGEで搬入。
一日店長だったこころばさんの平台でバカリズム都道府県の持ち方』を。
しゃれこうべさんの棚で
『Pocket パンチ Oh! 1972年12月号 特集ルポ日活ポルノ・オールスター映画の撮影現場』
『Pocket パンチ Ph! 1973年3月号 特集この流行語を知らないと損をする』
を。これ、やばい。昭和40年代の雑誌のやばさ。ギラギラしている。
後者の記事の一つが「おれがSEXしたい芸能人」
といったメンツが実名を出して答えている。今なら絶対無理な企画。
しゃれこうべさんは神保町のバーで、3代目ママが棚主。
どこから仕入れるんですか?? と聞いたらお客さんが持ってきてくれるのだという。
 
今月頭にオープンした3号店「SOLIDA」にも行ってみる。
まだ棚は全然埋まっていない。
招待枠の角田光代堀江敏幸常見陽平といった方たちの棚を見る。
ご祝儀ではないが、以下の本を購入。
呉明益『歩道橋の魔術師』
穂村弘『きっとあの人は眠っているんだよ』
芳賀日出男『秘境旅行』
三谷映橘『福引のつくり方 2000種』
 
この最後の福引のがすごくて、昭和の時代の埋もれてしまった文化を発掘してしまった。
宴会の福引で景品を渡すとき、ただハイと渡すのではなく、
謎かけのようにして中身を当てさせるのだという。
それを2,000種類も集めている。
記載はとびら、かぎ、景品に分かれる。
とびら「自慢の西瓜」 かぎ「中が赤かった」 景品「赤鉛筆」 というように。
昔の人はシャレが利いてるなあ。
昭和50年、僕が生まれた年の本だった。
 
妻と待ち合わせて懇親会の会場へ。
こういった交流会でいつも顔を合わせる方もいれば、初めての方もいて。
青熊書店がオープンしましたという報告で僕ら夫妻も前に立ってマイクでスピーチ。
僕は、自由が丘であれ神保町であれ、売っているものは本ではなく、可能性なのだと。
売り手と買い手の可能性、書き手と読み手の可能性の交感をどう見立てるか、
それが大事だということが分かった、そんな話をした。
 
ハイボールとレモンサワーを交互に飲んでぐでんぐでん。
交流会が終わって SOLIDA を皆で見学した後は
いつもの2号店 bis! で2次会。
23時過ぎまで飲んで、帰ってきたら午前0時半。
明日は自由が丘の店でワークショップ。
大丈夫か……