マーケットプレイス

こういうことがあった。


amazonマーケットプレイスで中古 CD や古本を買うことが僕はとても多い。
先日もとある古本屋の在庫にあった、とある本を注文した。


が、いつまでたっても届かない。
6月の10日頃に注文して、月末になっても届かない。
注文先のアドレスにメールを送っても返事が返ってこない。
「いったいどうなってんだ?」「いい加減な仕事してるなー」と思う。


amazon にクレーム送信の機能があったので、利用する。
怒ってるわけではないが、商品が届かないのであればきちんと返金してほしい。


そしたら、すぐにも注文先の古本屋からメールが届いて、
商品はすぐ送ります、今回の件については返金もしますとあった。


こういうことだったようだ。
僕が注文したその日はどうも、amazon でメール関係の障害が起きていて、
amazon から各マーケットプレイス参加の業者へのメールがうまく送れていなかった。
後日届いたりしたらしい。
(確かに、僕はその日別な古本屋で別な CD を注文したけど、
 「注文ありがとうございます、発送しました」みたいなメールが届いたのは1週間遅れだった)


このことでかなり混乱が発生して、煩雑な業務となり、僕の注文が見過ごされたと。


なるほどな、と思う。
そういうこともあるのかと。
こういうとき、この返金分を amazon にて負担してくれることはないんだろうな。たぶん。
その古本屋がどういう業務フローになってるかってのもあるんだけど、
古本屋によっては今回のこういう障害で
1件や2件で済まない損失だったところもあるんだろうな。
返金したとかしないとかいうレベル以前のことでも、例えば、
単に amazon 側障害に振り回されてあれこれ対応するのに時間がかかったとかさ。
amazon と契約している日本中の古本屋で大変な目に遭ったことと思われる。
人によっては撤退も考えただろうね。実害そのものからではなく、気分的に。


でも僕みたいにIT業界で働いてたりすると、
どっちかっつうとシステムの裏側を担当することも多いから
今回みたいなメールが送れないという障害も
どういう事象が発生して、現場でどういう指示が出されどういう作業がなされて、
お客さん(amazon)に対してシステムを担当する会社のしかるべき立場の人が謝りに行く、
という情景がリアルに思い浮かんだりして。
そのとき提示する報告書の内容まではっきりと。経緯とか原因の調査結果とか今後の対策案とか。


こういう障害はね、やっぱ起きちゃうんですよ。どこでも。誰がやってても。
起きて当たり前、とは言わない。
でも、結局人間がやってることだからどこかしらに知らず知らず落とし穴が作られて、
誰かがそこにある日突然落ちてしまう。


僕みたいなエンドユーザーからすれば気楽なもんで
クレームを送ってみたら返金されたし、商品も送ってもらえることになったってわけで。
得したといえば得したんだけど、なんとなくちょっと後味が悪い。
どこに対して何を思うべきなのかよくわからないけど。