久々の大森

昨晩は定時後、以前のお客さんの自社ビル完成記念パーティーに出席。
何人かの懐かしい方にお会いした。


大森にほぼ常駐して仕事していたのは入社して3年目から5年目までか。
思えばこの頃に僕のSEとしての多くが形作られた。
非常に鍛えられた部分とほったらかしてしまった部分。
ある種の物事に対する感覚は非常に鋭くなったけど、
ある種の物事に対しては永遠に苦手なまま。
方法論ってものがなくて感覚が全て。
自己流だろうとなんだろうととにかく
目の前のことをさばいていかないと仕事が終わらないっていう。
会議の場でお客さんにダメ出しされたあれこれの思い出。
深夜リリース作業のために徹夜してソファーで寝て始発を待った日々。
その後のPJでも過酷なものが多かったけど、その始まりはやはりここであって、
僕という人間の下地がここで形作られたのだと思う。SEとしての原点。


昼に食べた居酒屋のランチ。
夜に通ったラーメン屋。特に「一本槍」
帰りに寄りたかったけど結局遅くまで飲んでしまった。


当時の上司から「テレビでやってたんだけど
大森の反対側に羽つき餃子のうまい店があって確か名前は・・・」ってんで
名前以外に特に手がかりのないまま
大森中をしらみつぶしに探索して実に1年がかりで執念で見つけてだして、
意気込んで入ってみると全然たいしたことがない。
それを報告したら、
「悪い。オカムラ。あの店鎌田だった。言うの忘れてた」
「ハア!?」なんてことも。
あれが一番のエピソードかな。


いや、それ以上に思い出深いのは・・・
仕事が行き詰るとふらっと外に出て10分近く歩いて品川区民公園へ行ったこと。
一周して、頭抱えてベンチに座って。空眺めて。
「ああ、どうしよう」「どうしたらいいんだろう」と1人思い悩んでいた。
まだ若かった僕はいろんなことを1人抱え込んで、1人で解決しようとしていた。


レコファンも懐かしいなあ。よく通ったなあ。
今でもあるのかな。


あの当時一緒に仕事した人たちは元気だろうか。
社内・社外問わず。


そうだ。
SEとしての原点って上で書いたけど、なんつうか「ドシャメシャ系SE」
嗅覚だけをたよりに現場で命張りますっていう。
それまで死ぬほど忙しかったのに僕が抜けた途端そのPJが落ち着いて楽になる
というジンクスが生まれたのはここが始まりだ。
その後どこに行ってもそう。
そういう星の元に生まれたのか、
ただ単に僕の仕事の仕方・仕事の選び方がよくないのか。


ああ、「一本槍」の味噌ラーメンが食べたい・・・
いてもたってもいられない。
大森まで行くべきか。