昔撮った写真の整理

昨晩、iPhone の写真を PC に取り込んだ後、
写真を見てみようとしたらフォルダが見つからない。
これまでは撮影日ごとのフォルダが自動的に作成されていた。
それがなくて、ピクチャフォルダの直下にそのまま置かれていた。
昨年の12月半ばからずっとその状態。
そういえばその頃写真の取り込みをしようとしたらうまくいかない時があった。
なにか不具合があって設定が飛んでしまったのかもしれない。
 
iPhone に変えてからずっと撮影日ごとのフォルダに格納していたので
今日の朝、チマチマと日付のフォルダをつくっては移していくということをしていた。
自然と、ピクチャフォルダの昔撮った写真を見ることになる。
一番古いのは2001年で、ノルウェー旅行のためにデジカメを買ったんだった。
思わず見入ってしまう。
 
ガラケーで撮った2006年頃からの写真も出てきた。
ということはカメラ機能のある携帯に変えたのはその頃なんだな。
今見るととても荒く、色遣いも滲んでいる。
あの頃は新機種が出るたびに画素数がどうこうと盛んに宣伝していた。
いつのまにかそういうのを見かけるのも少なくなったような。
スマホに搭載されるカメラが十分すぎるほどの性能になって。
 
ネットから拾ったあれこれバカっぽいネタの写真もたくさん出てきた。
2000年代半ばのものばかり。
今だとスマホから直接 SNS に写真を上げるのが、
昔はそれができなくて PC からでないと、という時期があった。
というか SNS は PC で行うもの、という時期があった。
 
ふと思う。
この PC に保存された写真ってどうなるのだろうか。
僕が死んだら。
写真に限らない、保存されたファイル全般の話だけど。
わざわざパスワード解除して中から取り出すほどのものでもなく、
PC ごと廃棄されるか。
dropbox などネットワークに保存されていないファイルはそれで消えてしまう。
そんなふうに消えていくファイルは世界中で膨大な数になるだろう。
残すべきものは残し、不要なものはどこかで自分で消すのがいいか。
5年後か10年後、今日のこの朝のように写真を選んでいる自分がいるように思う。
こんなふうにして、終活が始まるのか。
そういうものなんだな。
若い頃の自分の写真が、笑っている。