懐古趣味じゃないけど、昔のクイズ番組って面白かったな、と思う。
70年代から80年代にかけて。
仕立て・仕組みに工夫があった。
1)「連想ゲーム」
NHKでやってた。
男女2チームで1チーム5人だったか。
リーダーだけが回答を知っていて、ヒントを出して先に当てたチームが勝ち。
1人の人がずっと答えるのか、外したら交代するのか、
男女同じ質問だったかは思い出せず。
スタジオで収録して必要なのは簡単なセットとゲストの出演料だけなので
いたってシンプル。再現はすぐにもできそう。
どっちかというと、民放で、フジテレビで、酒のつまみになる話の企画の一環で
酒を呑みながらやると面白いんじゃないかと思う。
2)「クイズ100人に聞きました」
「ビートルズの好きな曲は?」といった質問を一般の人100人に聞いてみて
1位から9位までを当てるんだったか。
一般視聴者から選ばれたチームが毎週出てきて、全問正解だと? 賞品をもらう。
これも簡単にできそう、というか
こういうアンケート系のクイズって時流が絡んで面白いと思う。
3)「世界まるごとHOWマッチ」
大橋巨泉が企画・司会の番組っていろいろあったけど
「クイズダービー」よりも僕としてはこっちかな。
ある国に行って、ある変わったものをとりあげてそれがいくらであるか当てる。
大橋巨泉がゴルフにドはまりしていたころなので
ピッタリ当てるとホールインワン賞で、近いとニアピン賞。
(ニアピンの明快な基準はなく、大橋巨泉のさじ加減や出場者の懇願度合いで決まる)
日本人が行けるところなら全世界が対象。南米もアフリカもあった。
意外なものが高かったり、安かったりで価値観というものを考えるうえでとても勉強になった。
今一番復活してほしい番組なんだけど、今はもう予算の関係で無理か。
回答者が4人か5人いて、そのうちの1人が外国人タレントだったのも時代に先駆けていたなあと思う。
ケント・ギルバードとか、チャック・ウィルソンとか。
実際、海外のドキュメンタリー番組やニュース番組以外では
あの番組ぐらいしか外国人を見かけなかったと思う。