最近のあれこれ

昨晩、早く寝るつもりがヒロシの『迷宮グルメ』を見てしまった。
何が面白いのか自分でもよくわからないまま、ヒロシが出ている番組は見てしまう。
1人でキャンプしてるのをスタッフが撮ってるだけの『ぼっちキャンプ』とか。
『お笑い演芸館』なんかにたまに出てきて「ヒロシです」のあの定番ネタをやるときも
言ってることはいつもだいたい同じようなことなのに、笑ってしまう。
この人が出てるとなんかホッとするんですよね。地に足の着いた笑いというか。
最近のピン芸人ではヒロシとぴろきが好きという僕はどこかネジが緩んでるんだろうか。
 
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熊本でお義母さんが出してくれた、枝豆の蒸し焼きがおいしかった。
冷凍の枝豆をそのままフライパンに入れて蓋をして焼くだけ。
油は引かない。冷凍なので水分を含んでいる。
焦げ目がついた頃に皿に移す。
居酒屋によっては枝豆を油で炒めて出すところもある。
そういえば日曜に奥多摩・青梅に行った帰り、後輩ちゃんがセブンイレブンで買った
「ミーノ」という空豆を素揚げしたスナックがとてもおいしかった。
 
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東洋水産がついに本気を出した。「赤いたぬき」が販売されるという。
「緑のきつね」が同時発売とならないのは、新商品を小出しにするためなのか。
そもそもきつねと言えば蕎麦ではなくうどんなのか。
一方でエースコックは「大盛いか焼きそば」を販売終了。
近くのスーパーで山積みになっていて、GWの間に12個も買ってしまった。
なんでだろうなあ。インスタントの焼きそばでは一番おいしいと思っていたけど。
ネットの記事を見たら「UFO」の1/10しか売れていなかったとあった。
 
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Blur って心に残った曲が「Girls & Boys」ぐらいでこれまでたいして聞いてこなかったんだけど、
脱退したギターのグレアム・コクソンの最初のソロアルバム「The Sky Is Too High」が
たまたま見かけたジャケットがよくきて聞いてみたら思いがけずよかった。
レッチリのジョン・フルシャンテのように
繊細過ぎて壊れそうになるローファイ系のミュージシャンだったのか。
ヴォーカルのデーモン・オルバーンによる別動隊 Gorillas も今聞いてみるとなかなか面白い。
ヒップホップをやりたかったけど Blur ではできなかったということなのだろう。
 
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4枚組のベストアルバムというジャンルがアメリカにはあると思う。
Chris Cornell や Emmylou Harris のものがよくできている。
代表曲に未発表曲やライヴ、デモなど様々な音源を組み合わせて飽きさせない。
これらは年代順なんだけど、Joni Mitchell『Love Has Many Faces』は
4幕の舞台として再構成されていて、崇高なものを感じさせる。
こういう4枚組のベストアルバムに耐えられるミュージシャンがどれだけいるだろう。
Wilco の未発表曲集4枚組といった裏ベストのパターンもある。

行きつけの喫茶店

一昨日、青梅を訪れたときに「夏への扉」という古き良き喫茶店に入った。
そのとき、『散歩の達人』が20周年記念で出した、
各界著名人100人に聞いたおすすめの喫茶店という特集を読んだ。
江口寿史西荻窪の喫茶店を…、など。
 
自分ならどこを選ぶだろうかと考えたとき、思い浮かぶ店がないということに気づく。
本を片手に入ってコーヒーを飲みながら2時間でも3時間でも過ごせる店。
この店の雰囲気がいいよな、とか、コーヒーの挽き方がいいよな、とか思いながら。
…そもそも、そういう時間の過ごし方をしない。
お金がかかるし、自分の家に居た方がよほど静か。好きな音楽も流せる。
しかし、そんな自分は豊かな生活を送ってないな、とも思う。
 
強いて言えば神保町の「さぼうる2」だろうかと一瞬考えたが、
昼にナポリタンやカレーライスを食べるだけ。
茶店の形をした定食屋という接し方をしている。
 
時間が空いてドトールサンマルクタリーズ
30分や1時間本を読んで過ごすということはよくある。
だけど、この店に、というこだわりはない。
たまたまそこにある店に入るというだけ。
安くて人が少なければそれでいい。
…ここまで書いてきて、それでいいのか!? と自分に腹が立ってきた。
 
そういえば、昔の自分は吉祥寺であれ下北沢であれ、
服や本を買うために歩き回るときは最初から最後までぶっ通しで歩き続けて、
カフェに入って休憩するということは一切なかった。
今も一人ならそうなる。
女性と歩くときには2時間ぐらい過ごしたら
茶店に入って休むものなのだということを知ったときは
かなりのカルチャーショックだった。
なんて燃費が悪いのだろうとか、そんなにパフェやケーキが食べたいのか、
と頓珍漢なことを心の中でつぶやいていた。
なんにせよ時間がもったいない! と。
 
今にして思うと、そういうことじゃないんですよね。
例えば、他人のペースに合わせることが自然とできるかどうか。
それができないなら絶対もてない、ということを後に知る。
異性に限らず、同性であっても。
そんな人は信頼されない。
 
とは言っても僕もケーキやパフェを食べるようになったかというとそんなことはなく。
そうか、ビールを飲めばいいんだ! と気づいたときはけっこうな衝撃だった。
そんなわけで、おすすめの喫茶店を聞かれることがあったら
僕ならば、新宿かどこかの PRONTO だな…

青梅駅前を歩く

昨日の続き。
奥多摩日原鍾乳洞を見て、青梅駅前まで戻ってきて駐車場に停めたのが11時前。
映画の看板と昭和レトロで有名な町というのは知っていたけど、猫の町でもあった。
この日の予定では見どころのひとつである
「昭和幻燈館」「昭和レトロ商品博物館」「青梅赤塚不二夫会館」の3つを訪れるつもりでいたんだけど、
もうちょっと町を歩いてみようということになる。
商店街のあちこちに映画と猫が。
「ニャジラ」「猫と共に去りぬ」「モダンニャイムズ」といったパロディーの看板や
傘の店だと「雨に唄えば」などその店の広告として描かれた看板。
(後で調べたところでは、映画の看板の多くが昨年の台風で破損して撤去されたという)
 
日が出て、散歩日和。
駅前に出る。いい感じに寂れている。
ここは以前、長崎屋だったのだろうなあというビルがその後スーパーが入って、
ここ数年閉まったままになっている。
道路を挟んで向かいの建物もそう。
少し離れたところにある大きな中華屋も閉店の貼り紙が。
しかし悲壮感はなく、あっけらかんとのどか。
古い建物がおしゃれなカフェやバーへとポツポツ生まれ変わっていた。
町歩きをしている観光客もちらほらといた。
ほんとはもっと大勢押し寄せてほしいところなんだろうけど…
 
観光案内所があったので入ってみる。
町歩きの地図をもらい、お勧めの観光スポットや食事処を聞く。
昼は事前に調べて気になっていた「夏への扉」という喫茶店でカレーを食べるつもりだったんだけど、
地図には乗ってないし、案内所のお勧めでも名前が出てこなかった。
たいしたことないのかな、と思い、お勧めのひとつのうどん屋に行くことにした。
青梅のブランド豚「東京X」を使った肉うどんがあるという。
しかし、「注文してから出てくるまでかなり待ちますよ」と。
 
11時半開店で少し時間がある。
商店街に「まちの駅」があって中に入ってみる。
澤野井がやはり入ってすぐの目立つところに並んでいる。
朝、奥多摩に向かう途中、電信柱¥一本ずつに看板をかけていて目立っていたわさびの「カネク」
せっかくだからわさび漬けの瓶と生わさびの徳用チューブを買ってみた。
奥のほうにはタオルの「ホットマン」のコーナーが。
都心のデパートにも売り場を持つ高級なメーカー。
なんでここに? と思って後で調べてみたらここ青梅が本社なんですね。
 
11時半を過ぎてうどん屋に行ってみるが、のれんが下がっていない。
子どもの日で今日は休みか。
駅の反対側の「夏への扉」に行ってみることにする。
歩く途中で地元の本屋があって入ってみる。
絵本作家山口マオがシニカルなユーモアで猫を描いた絵はがきやマッチの箱が売られていたので、
絵葉書を1枚買った。
夏への扉」でも売ってますよ、おすすめの喫茶店ですよと。
観光案内所とはなんか違う感じ。
うーむ、もしかしてなんか事情があるのかな。ま、いいか。
 
ゆるやかな坂を上って線路を渡ると青梅線がゆっくりと通り過ぎる。
そのすぐ横に「夏への扉」があった。
古びた建物の、10人も入ればいっぱいになりそうな小さな喫茶店
店名はもちろん、ハインラインの名作から。店内にも一冊置かれていた。
あれも猫ですよね。
本を置いている一角には『散歩の達人』の喫茶店特集や
泉麻人の『東京ふつうの喫茶店』など以前取り上げられたものを。
あちこちで紹介されてますね。
老夫婦で営んでいるので決してきれいではないけど、レトロとは別の懐かしい雰囲気がある。
シャンソンが流れていた。
青梅線が目の前を通り過ぎる度にガタガタと窓が揺れる。
チキンカレーを食べた。玄米。食べると甘口のようでいて後からスパイスが効いてくる。
おいしかったな。焼きうどんやピラフも食べてみたい。
大きなテーブルで相席になったおじいさんと妻が話す。
立川で青梅線に乗るときにホームに人が多過ぎて奥さんとはぐれてしまった、帰るのが怖いと言って笑う。
おすすめの観光スポットを聞いたら
隣りの駅になるけど塩船観音寺のつつじがこの季節は見どころ、
青梅はハイキング出歩くのにとてもいいと。
そう言われてみるとここ「夏への扉」へ行く途中、ハイキング客がもっと先へと上っていってたな。
 
食べ終えて、今回の目的だった
「昭和幻燈館」「昭和レトロ商品博物館」「青梅赤塚不二夫会館」の3つへ。
3館セットの入場券を買うと800円と安い。
「昭和幻燈館」はぬいぐるみ作家と墨絵作家の母娘による猫の作品を展示している。
この猫が一見のんきながらノスタルジックな顔立ちでなんともかわいらしい。
カラーテレビが「ニャショナル」となっていたり、「味の素」ならぬ「鯵の素」になってたりという
パロディ作品がたまらなかった。絵葉書を何枚も買ってしまった。
あと、山本高樹という方の製作されたジオラマが緻密かつ雰囲気があった。
猫の町をつくったものは「爪研サロン」「各種じゃれ紐」「cafeマタタビ」と
看板ひとつひとつにも趣向溢れていて、その店の中にも猫がいた。
もうひとつのジオラマは昭和の街並みに鉄道のある風景。
 
次に「昭和レトロ商品館」
カメラ屋、文房具屋、化粧品屋で売られていたものをガラスのケースの向こうに飾っている。
駄菓子屋を再現したものにはガッチャマンにフジカラーの広告ににんじんのポン菓子。
ああ、子どもの頃見かけたなあというものばかり。
文房具屋のケースには何段にもなった筆箱や学研の電子ブロックEX-150とか。
コカコーラのノベルティを集めたカースにはヨーヨーにマジソンバッグにイーグルサムのコップ。
奥の部屋には最後の映画看板絵師として知られる久保板観による映画看板。
伊丹万作監督、原節子主演『新しき土』
小津安二郎監督、原節子主演『東京物語』など。
上の階は雪女の部屋となっていて、小泉八雲の『雪女』の舞台は実は青梅だったと。
地元の「雪女探検隊」によれば青梅のあちこちに雪女伝説があると。
 
最後に「青梅赤塚不二夫会館」
最初の部屋にフィーチャーされていたのはイヤミ。
「シェー!!な壁」にはゴジラが、ビートルズで来日したジョン・レノンが、
大阪万博の時に今の天皇陛下が、シェーのポーズをとったと。
次の間では赤塚不二夫の年表、皆で赤塚不二夫の絵に色を塗ろう、ニャロメなどの猫キャラクターの紹介、
バカボンのパパが「バカな顔なのだ!!」と指さす記念写真コーナー、まねき猫の飾られたバカ田神社など。
2階の階段を上った先には「昭和幻燈館」同様、山本高樹氏によるトキワ荘ジオラマ
藤子不二雄Aと寺田ヒロオが洗面器片手に銭湯へ。藤子・F・不二雄は自室で原稿を書いている。
ラーメン大好き小池さんのモデルになった鈴木伸一が出前のラーメンを待っている。
その隣で赤塚不二夫の部屋を再現。本を積み上げて板を敷いただけの机に残された原稿。
クラシック好きとして知られたゆえか、当時のステレオセット。いや、大型ラジオか?
ちゃぶ台にはバカボンのパパが座っている。
反対側の大部屋では『おそ松くん』『天才バカボン』『もーれつア太郎』などの原画。
当時の単行本など。
写真も多く飾られていておなかいっぱいになるぐらい、赤塚不二夫
1階の売店で思わず、戻っても買えるのに『もーれつア太郎』のニャロメセレクションと
『ギャグゲリラ』選集を買ってしまった。
 
駅前の通りに戻って「ここから」という喫茶店に入った。
ナポリタンが600円。他のメニューもほとんどその値段。安い。
その分女性サイズなので少なかったけど、歩き疲れて小腹を満たすにはちょうどいい量だった。
広い店内はきれいで、静かで、青梅駅前を探索する際に起点とするとよいかもしれない。
 
この時点で16時近く。そろそろ帰り道込むかと青梅を後にする。
塩船観音寺や釜の淵公園、あちこちのお寺はまたの機会に。
光が丘まで40km、高速なら1時間ちょっと。
下道でも1時間半なのでじゃあとそっちにしたら案の定渋滞。
所沢を通るルートで渋滞に巻き込まれる。
Google Maps の渋滞情報を見ながら、見たことも聞いたこともない、
地元の人しか知らないような通りを行ったらかなりスムーズに進んでいくことができた。
新座の辺りから川越街道に戻っていつもの道へ。
 
ライフで食材を買い足して、夜は家で3人で打ち上げ。
昼に買った栃尾の油揚げを焼いたり、
ライフで買った蒲鉾でわさびやワサビ漬けを試したり。
モヤモヤさまぁ~ず、いだてん、芸能人のカラオケ王選手権を後半だけ、
アベンジャーズシリーズのどれかを後半だけ。
23時過ぎ、後輩ちゃんを駅まで送っていく。
6時過ぎに家を出て17時間ずっと遊び続け。
ハードだったけど楽しい一日だった。

日原鍾乳洞

この日、妻と妻の後輩ちゃんと3人でドライブに行くことになる。
行き先を2人に任せて、どこでもいいよーと言っていたら
奥多摩にある「日原鍾乳洞」に行ってみようということになった。
関東一大きな鍾乳洞。おお、それは行ってみたい。というか鍾乳洞自体入ったことない。
しかしその際は早起きしないといけないと。
昨日、羽田からの帰りの大江戸線で調べてみる。あれこれネットを見ていると、
8時より入場開始、その時点で20台ほどの駐車場がすぐいっぱいになってしまうようだ。
山奥で周りは何もないので駐車場待ちで1~3時間待つことになる。
昔は広い駐車場があったようなのだが、東日本大震災の影響で利用できなくなっている。
果たしてどうなるか…
 
前の日は午前0時前には寝て、午前5時起き。
後輩ちゃんには6時半に光が丘まで来てもらって、
練馬ICから関越道に乗って青梅ICで下りる。
この時点で7時半前。
80kmの行程のうち半分が過ぎて、カーナビによる到着予想時刻は8時半。
うーむこれはまずいか。
 
青梅市の市街地を抜けて、青梅線多摩川に沿って青梅街道を走っていく。
ほぼ一本道。青梅街道は新宿からはるばる甲府まで続く。
山奥の青梅は終着点のようでいて、全然まだ途中。
「へそまんじう」や「澤野井」酒造を通り過ぎ、釜飯の店が増えてくる。
気が付くと山の中。道路は狭くなり、渓流沿いのキャンプ場や民宿が見えてくる。
御岳山を上るのか山登りの格好をした人たちばかりとなる。
ダム、そしてトンネルが続く。
川井、古里、川井、鳩ノ巣。この辺りは案外駅の間隔が狭く、2・3分もすると次の駅となる。
いや、信号のほとんどない山間の村の中を走っているので案外スピードが出ているのか。
川井や鳩ノ巣は若い頃、会社の人たちとキャンプに来たことがあるのを思い出した。
終点の奥多摩。途中の駅よりも少し開けているか。民宿が多い。
集落のはずれの斜面が墓地になっている。
巨大なセメント工場。継ぎ足し継ぎ足しで大きくなっていったのか。
宮崎駿のアニメに出てくる複雑な機械のよう。
 
日原街道に入って道はさらに狭くなる。
ところによってはすれ違いのも難しくなる。
バスも運転手と車掌の二人体制。
すれ違いそうになるとバスの方が手前で停車して待ってくれる。
8時を過ぎている。目の前には4・5台走っていて、これ全部日原鍾乳洞に向かうのか…、
駐車場はいっぱいだろうなと心配になる。
いくつかは途中の釣り場に下りていったが、いくつかは結局そのまま一緒に鍾乳洞へ。
 
入口に無線を持った係の人が立っていて、車の通行を制止する。
1台通り過ぎてゆくと通れるようになった。
道が狭いので各所で連絡し合って今は上り、今は下りとコントロールしているのだろう。
少し上って売店、細長い駐車場に着くと満車。
係の人が言うにはトンネルの先にもうひとつ駐車場があってそこに停められるという。
行ってみると確かに30台ぐらい停められるのがあった。半分ぐらい埋まっているか。
よく見たら公式サイトにもそのことが書いてあった。
 
車を降りる。切り立った巨岩の崖に囲まれる。緑が多く、空気が澄んでいる。
小さな川の中にごつごつとした岩場。流木が流れに洗われている。
岩に生えた苔が分厚くなって毛皮のようになっている。
川のせせらぎの音に耳を傾ける。
 
見学料800円を払い、さっそく鍾乳洞の中へ。
年間を通して11℃とひんやりしていて、足元の岩場が濡れている。
僕もスニーカーを履いて、ウインドブレーカーを持ってきた。
香炉岩、船底岩、蓮華岩。
薄暗い灯りだけに照らされて、狭い岩の隙間を屈みながら歩いて行く。
少し開けたところに出てはまた人一人やっとの通路へ。
三途の川、地獄谷、天井知れず…
十二薬師という行き止まりに出る。
見上げると頭上の岩に一円や五円といった硬貨が貼り付いている。
いったいどうやって? よく考えると不思議。
 
4・5階建ての小さなビルがすっぽり入るような広い空間に出る。
真っ暗な中で赤、紫、青、緑の光に照らされている。
幻想的な、初めて見る風景。
石段を上っていった先には縁結び観音が祀られていた。
ルートに沿って歩いて行くと狭い階段を上り下りして金網で遮られたエリアが続く。
天井から、地面から、それぞれ鍾乳石が伸びていた。
昔の人たちは仏像に見立てのだろう。
 
出口に向かい、地上へ。
木々の間の空気を胸いっぱいに吸い込む。
10時前。1時間ほど中にいただろうか。
車に乗って青梅駅へと向かう。
途中、これから鍾乳洞へと向かう車やバスと何度かすれ違うが、
妻はうまく離合ポイントを見つけて立ち往生することはなかった。
すれ違う車は多く、ここから先は駐車場待ちになるかもなと思う。
奥多摩鳩ノ巣、沢井。
澤野井酒造の駐車場も満車。
だいぶおりてきたところにあった「へそまんじう」で休憩。
1個108円、蒸したての饅頭を食べた。
 
青梅駅前に出て、駐車場に停める。
この日鍾乳洞の後は青梅駅前で昼を食べて
赤塚不二夫会館など訪れることにしていた。
(続く)

羽田に迎えに行く

8時半起き。みみたは足元で丸くなって寝ていた。
9時、練馬区の清掃業者の方たちが来て
お隣さんと共同のごみ集積所をつくるにあたっての手続き。
書類を書く。ネットも小さいサイズのを借りた。
 
その後ジョギング。陽射しが暑い。
公園脇の道路が渋滞。広場に屋台が出ていて、その入園手続き待ち。
昨日は何もなかったけど、今日明日と子どもの日のイベントなのだろうか。
 
洗濯して外に干す。
ライフに買い物。今日も大盛りいか焼きそばを6個買った。
帰ってきて二日目のカレー。
ストーンズの『Voodoo Lounge Uncut』のCDの方を聞く。
ポストの立て替え、今のポールに設置する金具のサイズを計ってみて、
各社カタログを見直して合うのがあるか探す。
共通規格があるのではなさそうだ。
 
午後になって曇り。肌寒くなった。
ゲリラ豪雨あるかもという天気予報だったけど、ほんとに黒雲がポツポツと雨。
14時を過ぎて、外出。羽田に妻を迎えに行く。
熊本から。僕はみみたが寂しがるから一足先に帰ってきていた。
駅前に出て、銀行の ATM でペットシッターの代金を振り込む。
プリンタのインクをリサイクルの回収箱にもっていく。
 
大門で乗り換える。今回はちょうど空港行きが来たので京急
スーツケースを前にした人たちが多数。
地方から東京に来て、帰るという人たちも多いのだろう。
17:25着で、その1時間前に着いた。
ブラブラ見て回って、展望デッキへ。
小さい子を連れて飛行機を見に来た家族連れや
出発待ちでスーツケースを抱えた人たち、
家族を迎えに来た人たち。
席が空いていたので揚げたてのポテトフライをつまみに生ビールを飲んだ。
 
妻と落ち合って荷物を代わりに持ち、モノレールと大江戸線で帰宅。
明日は後輩ちゃんと車で日原鍾乳洞に行こうという話になる。
関東一大きいという鍾乳洞。。というか鍾乳洞自体初めて。
駐車場が小さいため朝一、8時に着かないと駐車場待ちになるという。
朝5時起き。
午前中のうちに鍾乳洞を出て、青梅で昼食。
昭和レトログッズの博物館や赤塚不二夫ミュージアムに行くという予定を立てる。
 
夜はカレー。目玉焼きを乗せる。
これで4食連続。それでも飽きない。
ブラタモリはこの日なし。
『地球タクシー』のモントリオール編を少し見る。
その後、『出川哲郎の充電させてもらえませんか?』
明日早いので遅くとも23時には寝るか。

中日

ゴールデンウィークも昨日折り返して後半へ。
昨晩は具合が悪くなって早く寝た。
エストでかき揚げ丼とかき揚げうどんをダブルで食べたらさすがに胃もたれした。
エストが悪いのではなく、僕の体が疲れていたのだろう。
21時には布団に入るが、待ってましたとみみたがボールをくわえてくる。
何度か投げたが、そのうちに寝てしまっていた。
 
明け方目を覚ますとみみたが足元にうずくまっていて、
蹴ってしまったのか足の裏や指先を噛んでくる。
ペットシッターさんの報告書には初日、とても淋しそうな声を上げていたと。
ようやく甘える足が帰ってきて嬉しいんだろうなあ。
 
8時に起きる。
この日、予定何もなし。
ジョギング。公園は特にフリーマーケットや屋台はなく、野球もやってない。
その代わりなのか、バードウォッチングのグループが大勢。望遠レンズを構えている。
暑くて、というか体が重すぎて2周のみ。
帰ってきて、お隣さんとゴミ収集所のことについて話す。
練馬区の清掃事務所に電話して明日の朝、説明に来てもらうことにする。
同意書を書いたり、ネットを持ってきてもらったり。
 
洗濯物を干したあとで、カレーをつくる。
ジャガイモの皮を剥いて、人参、玉ネギを切って。
のんびりと2時間かける。
ご飯を炊く。出来上がったら13時。今回もおいしつくることができた。
 
サワーをつくって北欧ミステリ傑作選を少し読んで、ストーンズのライヴDVDを。
『Voodoo Lounge Uncut』
オープニングのMCがウーピー・ゴールドバーグ
ゲストにシェリル・クロウ、ロバート・クレイ、ボ・ディドリー。
といったところが見どころだけどそれ以外は特に何もなく。画質もよくない。
熊本で撮った写真を整理したりしながら見る。
 
夜もカレー。
19時半からチコちゃん。『なつぞらスペシャル。
天然な回答で広瀬すずが2回もチコる。
新日本風土記は「太郎の国」
桃太郎、浦島太郎、金太郎、三年寝太郎、八郎太郎…
浦島太郎に扮して老人ホームや幼稚園を慰問に訪れる老人。
幼稚園で玉手箱を開けようとすると子どもたちが
「ダメダメ―!」「ヤメテー!」と大声で。なんかほろりとしてしまった。
おんな酒場放浪記、新作は池袋。万波ちゃんが2本で、4本目で寝落ち。
タモリ倶楽部東京03が出てたか。最後の方でようやく起きた。
金曜日のどっちも途中で寝落ち。布団に入った。
連休とはいえ、これまでの仕事の疲れが全然抜けてないんだな。

熊本へ その4

昨晩はNHK BS『ボクの自学ノート~7年間の小さな大冒険~』という番組を見た。
毎日新聞の切り抜きをノートに貼り付け、
そこから調べたり、人に会いに行ったりと世界を広げていくうちに
「子どもノンフィクション文学賞」の大賞を受賞する。
教育とはなんなのか、学ぶということはなんなのか、考えさせられた。
その後、『平成万葉集』の最終回。
タクシーの運転手で認知症の母の介護をしている、という方の歌が最も心に残った。
『街録』というのも面白かったな。
街灯インタビューしたときに偶然引き出されたとんでもないエピソードを紹介する。
原因不明の難病に突如襲われた母と看病し続ける娘の話。
ダウン症の弟を不注意で事故死させてしまった兄とその婚約者の話。
どの話も壮絶だった。
午前0時前に眠る。
 
8時起き、『なつぞら』を見る。
朝食は卵焼き、納豆、キウイなど。
まんぷく』の総集編をやっている。
令和がらみの番組はもはややっていない。
 
腹ごなしの散歩で江津湖まで。
ようやく今日、晴れ。暑い。もはや初夏ですね。
家の脇を流れる生活用水の川に魚が泳いでいる。
動物園の入り口まで歩いて行った。
湖はボート部が練習と、釣り船。
散歩する老夫婦や小さな子を連れた親子。
ジョギングする人たち。
 
戻ってきて結局『まんぷく』の総集編を観てしまった。
全部で3時間ぐらいになるのか。
このペースで見ると萬平さんって次から次に厄介ごとを引き寄せるトラブルメーカーだな。
 
12時前、家を出る。空港へと向かう。
みみたが一人でお留守番がかわいそうなため、僕だけ一足先に帰る。
動物園の脇を通ると反対車線が渋滞で入場待ち。
熊本市民だと小学生は無料だったか。
ゴールデンウィーク後半に入って久しぶりの快晴。
子どもたちは動物園行きたいよなあ。
 
今回最後の食事は僕の希望で「ウエスト」へ。
先日のケンミンショーを見て以来、揚げたてのかき揚げが気になっていた。
かき揚げ丼とうどんのセットにごぼうかき揚げと肉を足して、ダブル。
コシのあるうどん、甘辛いだしがおいしい。家の近くにほしい。
ゴールデンウィークということもあって、小さな子を連れた家族連ればかり。
この日は店員も少ないので時間がかかると貼り紙があった。
どこもかしこも人手不足。厨房もフロアもてんてこ舞いだった。
 
空港へ。もう10回以上来ているので特にお土産も買わず。
広場にフライトシミュレーターが設置されていて、妻が試してみる。
5分で200円。熊本周遊とか、羽田からハワイへとかいくつかコースがあった。
なかなか難しそう。妻は飛び上がらず、地面に激突。
あとで見ると子どもたちがスムーズに飛ばしていた。
 
14:10発の予定が、到着遅れで10分ほど遅延。
しかしその後は順調。
クラスJのシートが取れて快適。
久しぶりに窓際。降下し始めて木更津の先の工場地帯が美しい。
海上に伸びたアクアラインも見えた。
朝のワイドショーで渋滞予想をやっていて、アクアラインが26kmと予想。
富津の海水浴場が潮干狩り日和なんだとか。
 
モノレールに乗ったら先頭車両で、たまたま最前列の席が空いていた。
トンネルを抜けて地上に出る。アップダウンがあるとジェットコースターのよう。
昭和島駅で運転手が交代した。
 
大門で大江戸線に乗り換えて、光が丘へ。
18時前、明るいうちに帰ってこれた。
荷物を片付ける。みみたがスリスリして離れず。
明日はカレーを作ろうとライフに食材を買いに行く。
ショックなことに、エースコック社長名義のレターと共に
大盛りイカ焼きそば販売終了のお知らせが。
山積みになっていて、とりあえず6個買った。
帰ってくるとみみたがボール投げをせがむ。
このところ食べすぎたため、夜は何も食べず。
仙台や福島を回るローカル線をめぐる旅番組を見ながら
ぼんやり酒を飲んで過ごす。