値付けのこと

神保町「PASSAGE」に青熊書店をオープンしたことを先日書きましたが、
準備の段階で一番悩ましかったのは値付け。
 
今後は一般的な書店から新品を下してもらうことになるんだけど、
先日の初回納品の際は間に合わず、amazon から購入。
自宅に届いた本の中を開かず、プチプチに包んでリュックサックに詰めて運んだ。
 
その前日。青熊書店で扱う本とその値段を「PASSAGE」のシステムに登録する。
このとき、定価と同じ額にして売れるものなのか?
欲しい本があって状態がよければ定価でも買う人はいるだろう。
しかし、そんな人が多いとも思えない。
 
売れた際には「PASSAGE」への手数料が発生するので
amazon で定価で仕入れて定価で売った場合、こちらは損をする。
かといってその分値上げするというわけにはいかない。
 
青熊書店のブランドネームで売れる、高くできる、という状態にはない。
むしろ自腹切って定価より安くしないといけないんじゃないか?
どうしたもんか妻と話し合っているうちに、結局少しだけ安くすることに。
新品の場合、どんな本も最大100円引き。
10円台の端数を切り捨て。その端数が泣ければ100円引き。
つまり、980円だったら900円に。900円だったら800円に。
いったんこんなルールでやってみた。
 
中古の本はもう、一律100円。
amazon で言うところの「可」の状態と捉えて。
ちょっとでもヨレッとしている本をそれより高い値段にしたら
クレームにもなりかねないなあと。
そうでなくても高いな、と思われたら売れない。
 
以前、近隣の棚主さんたちとのオンラインの交流会があった。
次回またあるならばこの辺りのこと聞きたいものだ。
 
商売は値付けに始まり値付けに終わると
どこかで聞いたことがある。
それってほんとだなと痛感した。

先週買ったCD #80:2022/04/18-2022/04/24

2022/04/18: www.amazon.co.jp
フラワーカンパニーズフラカン一座、熱狂低気圧 磔磔ライヴ」 \1800
 
2022/04/18: www.amazon.co.jp
Mr. Mister 「Welcome To The Real World」 \954
 
2022/04/18: www.hmv.co.jp
宇多田ヒカル 「Bad Mode」 \3300
四人囃子 「Golden Picnics Special Edition」 \4400
fishmans 「Long Season」 \1870
fishmans 「宇宙 日本 世田谷」 \1870
Lucinda Williams 「Lu's Jukebox vol.6 You Are Cordially Invited... A Tribute To The Rolling Stones」 \2227
The Velvet Underground 「A Documentary Film By Todd Haynes」 \2557
Bad Brains 「Quickness」 \1267
 
2022/04/18: www.hmv.co.jp
Chara 「Soul Kiss」 \297
Patricia Kaas 「je te dis vous」 \198
Paula Cole 「This Fire」 \297
Paula Cole 「Amen」 \297
(V.A.) 「This Is Trojan Ska」 \891
(V.A.) 「This Is Trojan Rock Steady」 \891
 
2022/04/18: diskunion.net
モンゴル800 「etc. Works」 \380
モンゴル800 「etc. Works2」 \380
Sheena & The Rokkets 「Pinup Baby Blues」 \2450
Friction 「Replicant Walk」 \1700
New Order 「NOMC15」 \1500
Television Personalities 「And Don't The Kids Just Love It」 \2350
Atoll 「I'araignee - mal」 \2650
 
2022/04/19: www.amazon.co.jp
(Soundtracks) 「恋する惑星」 \680
 
2022/04/21: www.hmv.co.jp
細野晴臣 「S・F・X」 (\1822)
fishmans 「空中キャンプ」 (\2834)
HMVのポイントで
 
2022/04/21: TowerRecords 光が丘店
Mr. Mister 「Go On...」 \1100
 
2022/04/24: diskunion.net
Pearl Jam 「Vs. Legacy Edition」 \1700
Boards of Canada 「In A Beautiful Place Out In The Country」 \480
 
2022/04/24: www.amazon.co.jp
Mark Goldenberg 「L'Homme A Valise」 \2232
 
---
fishmans 「Long Season」
 
90年代の日本を代表する作品。このアルバムが頂点だと思う。
あの時代の空気感を、微熱を、醒めきった熱狂を完璧に捉えている。
終わらない夢が続いていて、地面からほんの少しだけ浮かんだような夢で、
なのにそれはもうすぐ終わりを迎えることもわかっているという
フラフラと、クラクラとした感覚。
それが90年代だった。
 
1996年に発表。35分ほどの長さの1曲のみが収録されている。
その直前に ”Season” というシングルを出している。
その歌詞もメロディも基本となるものは同じだが、
ただ引き伸ばしたのではなく、とてつもなく深い井戸の底に到達して
全く別物に生まれ変わったと言っていい。
 
フィッシュマンズの3人と第4・第5のメンバー、
HONZI がバイオリン、ZAK がエンジニアとプロデュース。
そこにUA佐藤タイジがゲスト参加している。
 
もう何も言うことはないな。言うことはない。
でも何か言いたい。このもどかしさ。
「Long Season」を聞いた時に常に感じる、このもどかしさ。
 
音が揺らぐ。音に託された空間が揺らぐ。
そこに電子音の形をした光がほの見える。
その微かな瞬間が永遠となる。
それを、その、感触に包み込まれる35分。
 
フィッシュマンズは翌1997年、スタジオアルバムでは最後となる
「宇宙 日本 世田谷」を発表。
ヴォーカルの佐藤伸治は1999年、33歳の若さで亡くなる。
その事実を知っている今聞くからか、
「Long Season」には死と隣り合わせにあるもの、
死に魅入られた者が垣間見た何かを感じる。
たった今死んでしまった魂が、向こう側に渡るための35分の過程。
そこで見える光景。
そんなふうに言ってしまうのは、安易だろうか。
 
スカ、ロックステディ、レゲエ、ダブに影響を受けたポップなロックバンドとしてデビュー。
軽快だけど、カラフルだけど、どこか暗くて寂しい。
晴れた日の縁側で聞くような。
”Running Man” や ”いかれたBaby” といった切ない名曲の揃った
1993年の3作目「Neo Yankee's Holiday」でひとつ方向性を極めると
翌1994年の「Orange」で音響的な表現に踏み込んでいく。
レーベル移籍後の1996年「空中キャンプ」がもうひとつの代表作となるか。
その名の通り、空中を散歩しているような不思議なスケールの大きさを体得した。
 
僕が最初に聞いたのは高校生の時、たぶん2年生だっただろう、
夏休みで NHKラジオの子ども科学電話相談を聞いていたときだった。
フィッシュマンズという最近デビューしたバンドの新しいシングルです、という感じで
”いなごが飛んでる” がかかった。
変な曲だなあと思った。ロックの歌詞に<いなご>だなんて。
しかも妙に人懐っこく、優しい。
番組の司会の方も回答者の方々もフィッシュマンズなんて知らなかっただろう。
ただ単に<いなご>がタイトルにあるというのが
科学電話相談に持って来いだったというだけか。
 
心の底に引っかかり続け、1993年の上京後、
最近話題のアルバムということで「Neo Yankee's Holiday」を聞いて
あのフィッシュマンズ!? と驚いた。
それがさらに1996年の「Long Seson」へ。
とてつもないスピードで進化を続けていった。
そしてそのまま、向こう側へ突き抜けて戻ってこれなくなってしまった。
 
どれだけ聞いたことだろう。
しかし、縁がなく一度も見ることができなかった。
そのことが今、とても残念だ。
 
2016年にリマスターされて再発売されていたことを最近になって知る。
今回の「Long Season」など後期のポリドール時代は SHM-CD で。
これはまだ入手可能。
しかし、前期のポニーキャニオン時代の UHQCD は現在どれも廃盤、入手困難。
しまったなあ……
これからは根気よく探し続けることになりそうだ。
 

身辺雑記:04/18-04/24

04/18(月)
 
7時起き。曇り。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、ヨーグルト、バナナ。
こころ旅は京都へ。
終日の研修は今日が最後。
午前中はAIについて。数学の話が多く、途中で気が遠くなる。
しかしいろいろと自分がAIについて誤解していたことがわかった。
午後は数日にわたって続いたビジネスケース演習。
 
小雨が降って寒い一日。
昼はざるそば。
土曜の処方箋を近くの調剤薬局にもっていく。
研修が終わってローソンに HMV でオーダーした CD を受け取りに。
雨が強くなる。
妻の帰る頃には土砂降り。
折り畳みの傘しかないというので駅まで迎えに行く。
IMA 地下は半額セールばかりで、妻に焼き鳥を買ってもらう。
夜はそれと高菜チャーハン。
 
こころ旅の総集編は三厩駅。これで見るの3回目かな。名作。
酒場放浪記。月曜から夜ふかし
23時過ぎに寝る。
 
---
04/19(火)
 
7時起き。晴れ。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、バナナ、ヨーグルト。
茨城で地震あさイチが中断。
 
研修が終わって朝イチで提案の打ち合わせ。
終日悩み続ける。
研修なら途中で打ち切ってもいいが、実務なので結果を出さないといけない。
同じく異動・中途採用の3人組で昼と夕方と集まって状況確認。
期限は来週末まで。
尻に火がついて落ち着かない。
昼はざるそば。気分転換でライフに買い物。
こころ旅までは仕事。煮詰まる。
 
3月に帰ろうとしたら青森も感染者が増えてそれどころじゃないという雰囲気だったので
ゴールデンウィークも無理だろうと思っていたら今はそうでもないと。
休みがどうなるのかわからないので帰るとしても暦通り3日から5日までか。
しかし桜の時期。
JALマイレージで帰るにも空き無し。
新幹線も3日の夜遅く着くのしかない。
さて、どうするか。
 
夜は妻の帰りが遅くなると。
先に食べることにするが、サラダを用意して先日の賞味期限切れの五目おこわ。
鑑定団。町中華で飲ろうぜ。
23時を過ぎて布団に入る。妻はまだ帰らず。
 
---
04/20(水)
 
午前2時近くに妻が帰ってきた。タクシーに乗ったという。
6時起き、7時前に家を出て豊洲に出社。
提案の資料の準備がパットせず、行きの地下鉄の中でずっとあれやこれや調べてメモを取る。
8時過ぎに着いてすぐ資料の手直し。部門長に見せる。
怒られることはないものの、期待通りではなかったようだ。
それでも忙しい中、3回時間を取ってもらってアドバイスを受ける。
生きた心地がしない。
昼の2回目は上のコンビニで買ったチキン南蛮と鶏そぼろご飯を食べながらだった。
 
定時過ぎに終えて、今回の提案メンバー、4月異動・途中入社の3人組で
研修終わってお疲れの飲み会。
会社の人と飲むなんていつ以来だろう。
月島へ。中国の方がいるので中華料理をと思うが、なかなかないもので。
もんじゃストリートを端まで行って路地裏を歩いて、結局もんじゃに。
客がいなくて空いてからといいかと入った店が色紙ばかりで、19時を過ぎたら予約で満席に。
明太餅チーズもんじゃや牛肉の焼きそばを食べた。
仕事の話はほとんどせず、猫や四国の話を。
楽しい時間となった。
 
帰ってきてぼっちキャンプの再放送を見る。
ちむどんどん、こころ旅の録画を見て寝る。
 
---
04/21(木)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、バナナ、ヨーグルト。
提案の続き。昼、夕方と teams で集まって進捗確認するが、
自分たちだけだとなかなかパッとしない。
昼、ざるそば。ローソンに HMV でオーダーした CD を。
定時で終えてタワレコへ。
ご飯を炊いて味噌汁、納豆。こころ旅を見ながら。
サラメシ。猫歩きは再放送でバルセロナ
迷宮グルメを見ようとしたら野球中継が伸びている。
1時間遅れ。町山智浩アメリカを見ずに
23時過ぎに寝る。
 
母と話して青森に帰ることに。
新幹線のチケットを取る。全然空きがない。
チケットレスになっていて驚く。
 
---
04/22(金)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、バナナ、ヨーグルト。
今日も提案の検討。
夕方までに少し形になるが、それで力尽きる。
昼はざるそば。
 
ゴールデンウィークに向けて東北新幹線を増発というニュースを見かけ、
朝、えきねっとを再度見てみたらちょうど発売されたばかりだった。
まっさらな車両から座席を選ぶのが気持ちいい。
行きも帰りも11時台に駅を出るものとした。
余裕をもって出発・到着できるようになった。
 
こころ旅。
新日本プロレス。新日50周年ということで藤波辰爾がリングに上がる。
新日本風土記は再放送で天草。
ツマミになる話、おんな酒場放浪記、ベストヒットUSA
タモリ倶楽部で寝落ち。
 
---
04/23(土)
 
8時起き。
縄跳び、クッション腹筋、コーヒー。
南館山のいつもの温泉宿へ。
 
10時半に家を出る。
早めに高速に乗るが、渋滞につかまる。
大井パーキングエリアでトイレに寄っていくが、
その先、羽田空港辺りから動かず。
浮島ジャンクションが詰まってるんだな。
海ほたるは寄らずに通過。
 
そのまま館山道を進んで
道の駅富楽里で昼を食べようとしたが、施設が改装工事中。
しかし仮設店舗でラーメン屋が開いていた。
おいしいチャーシュー麺だった。
その先で下りてセブンイレブンで酒を買いだし。
館山の町の中を進んで海辺に。
15時過ぎに宿に着いた。
一番風呂に入る。ホーホケキョとウグイスが鳴いている。
 
自転車泥棒』を読み終える。
18時半、夕食。前回食べきれなかった刺身の大皿をリベンジ。
食べ過ぎた……
また風呂に入りに行く。
別冊 ele-kingフィッシュマンズ本を読む。
風呂に入って缶チューハイを飲んで本を読んで、を繰り返す。
テレビは見ない。
午前0時過ぎまで静かに過ごした。
 
---
04/24(日)
 
7時起きで朝風呂。
8時に朝食。卵かけご飯。目玉焼きにするか迷う。
サバの味噌煮、煮汁だけでご飯が一杯行ける。
もう一度内風呂に入る。
今回も温泉を堪能した。
 
チェックアウトの際に宿の方に聞くと三芳村の道の駅の野菜がいいという。
近くの砂浜を少し歩いてみた後でその道の駅へ。雨が降り出す。
野菜を山ほど買って冨楽里の道の駅へ。
またしてもチャーシュー麺を食べてしまった。つみれ汁も。
夜食べる弁当などを買う。サンガ焼専門店の。
Lazy Sunday は代々木公園からの公開生放送だった。
海ほたる経由で帰ってくる。
みみたには鰹のおやつをお土産に買っていく。
 
14時には家に着いた。
片づけをしてライフに買い物。小雨が続く。
留守番のストレスがあったのか、
みみたのうんこは猫トイレをはみ出して絨毯の上に……
 
新聞のクロスワードを解く。
笑点。引き続きゲストが南光。
 
妻が買ってきた野菜でナムルを作る。
スティックブロッコリー、ほうれん草、セリ、ニンジン。
道の駅冨楽里で買った弁当を食べる。
ポツンと一軒家。
フィッシュマンズ本の続きを読む。
中川家のコントを見る。ニッポンの社長がゲスト。
疲れて眠くなって23時過ぎに寝る。
 

南房総へ(日曜)

昨晩は別冊 ele-king の「永遠のフィッシュマンズ」を読んで過ごした。
3人のインタビュー(佐藤伸治は過去の再掲、茂木欣一柏原譲は2020年か2021年)
もさることながら、HONZI の紹介、回想にもページを割いているのがうれしい。
温泉に入って、上がったら缶チューハイを飲んで、本を読んでと繰り返して過ごす。
テレビは見ない。窓を開けると蛙の鳴くのが聞こえる。
午前0時過ぎに寝た。
 
7時前に起きる。昨日のウグイスとはまた別な鳥が鳴いている。
竹林を揺らす風の音の中、朝風呂が気持ちいい。
8時、朝食。
ほうれん草とイエローニンジンの和え物、きゃらぶき、サバの味噌煮。
八朔とオニオンスライスを添えた冷奴。
そしてなんといっても、卵かけご飯。君が透き通るように黄色い。
ご飯をお代わりしたくなるのを我慢する。
最後にもう一度だけ風呂に入る。
 
9時に宿を出る。
宿の方と少し話をする。三芳村の道の駅がいいとのこと。
無農薬、減農薬で作っている農家の野菜を売っている。
しかし、それを野菜に書いて売ると、普通に農薬を使っている農家もあって
売れる農家、売れない農家が出てくるので書かないようにしているという。
 
この日の予報は千葉も東京も雨。
その三芳村の道の駅と昨日の富楽里の道の駅を回って帰ることにする。
宿の近くに車を停めて砂浜に行ってみるも波が荒れている。
雨もポツポツ降ってきた。
 
昨日来た道を引き返す形になる。
館山駅に出て市街地へ。そのまま内陸に入っていく。
田んぼのいくつかで田植えをしている。
15分ほどで三芳村の道の駅に着いた。
 
千葉の野菜は他の県の道の駅で買うよりも安く、新鮮であると妻は言う。
ひとつひとつの野菜にみっしりとした充足感がある。
日の光を存分に浴びてるからだろうか。
セリ、そら豆、スナップエンドウ、新タマネギ、トマト、レタス、ピーマン、キタアカリ、蕪。inあ
たくさん買い込む。
味噌漬けの豚肉、アジフライ、キムチ、蕪の糠漬け、大根の甘酢漬け、柏餅なんかも。
そうそう、枇杷の早いのが出ていた。
これから一週間はひたすら野菜だな……
 
富楽里の道の駅はそこから10分ほど。
11時を過ぎて腹が減り、
昨日のラーメン屋にまた入って2日続けてチャーシュー麺を食べてしまった。
しかも今回はチャーシューの入ったチャーハンのパックを見つけてそれも。
隣の店の鯖南蛮、ツミレ汁も。
ささやかなフードコートのようになって楽しい。
改装前はそれぞれ個別の、中に入って食べる店だったような。
元に戻ってしまうのかな。
魚の店では荒煮が一皿450円と安く売っているがさすがに腹いっぱい。
地魚を使った海鮮丼はこの日、マダイ、ブリ、クロダイコショウダイ、タチウオ。
昨日の宿の刺身盛り合わせにもマグロの種類はなかった。
内房はマグロ文化圏ではないのか、それとも季節的なものなのか。
 
ここの直売所でもあれこれ買ってしまった。
さんが焼きやクジラの竜田揚げの乗ったのり弁、
玉子の海苔巻きや三つ葉の海苔巻き、稲荷ずしのセット、
筍水煮、千葉の豚肉を使ったソーセージ、レモン、
いちごの箱には天使のいちご、紅ほっぺが詰まっている。
白いいちごは初めて食べる。
 
高速に乗って海ほたる経由で帰る。
まだ12時前なので渋滞にもならないだろうと。
Lazy Sunday を聞く。
この日は東京レインボーパレードで代々木公園から公開生放送だった。
チャイや星屑スキャットがゲスト。
快適に飛ばして海ほたるへ。
休憩してホットコーヒーを買う。
 
海ピアノが置いてあった。空港ピアノの海辺版。
中学生ぐらいの男の子が弾いていた。
弾き終えてやんちゃ予備軍という感じの友人たちと帰って行った。
ピアノは木更津の高校生が色を塗ったものと説明書きがあった。
 
雨が強くなる。
渋滞には巻き込まれず、羽田空港から下道に出て環七。
14時には帰ってくることができた。
 

南房総へ(土曜)

世の中も落ち着いてきて、
ここ数年、定宿にしている南房総の温泉宿へ一泊。
 
ペットシッターさんを迎えるために家の中を片付けて
10時半、家を出る。
15時のチェックインに間に合うようにして静かな温泉でゆっくり過ごしたい。
時間を優先しようと今回は早めに高速に乗る。西高島平の方に向かう。
 
前回、2月はアクアライン渋滞に巻き込まれトイレが我慢できずに大変なことになった。
今回は手前の大井のパーキングエリアに念のため停まってトイレに寄っていく。
駐車場が一列とトイレがあるだけの簡素なパーキングエリア。
平和島を過ぎて羽田空港に近づいた辺りからやはり渋滞に巻き込まれる。
前回以上に進まない。
TBSラジオのナイツの番組を聞く。
ダチョウ俱楽部がゲスト。しかし、3人そろわず。
寺門ジモンは黒毛和牛の種付けのため、欠席。
「聞いてないよ~」を押すといいとアドバイスしたのは
同じ太田プロの先輩だった片岡鶴太郎だったとかそういう話。
続けて、録音でU字工事トーク。お盆師匠がとにかくせっかちであると。
リスナーからのメールでは新品のクリアファイルの内側は甘くていい匂いがする、などなど。
 
とにかく浮島ジャンクションまでが大変で、アクアラインのトンネルに入ったらましになった。
ここなんとかならんかな。
次回は遠回りでも久里浜からフェリーに乗って行った方がいいんじゃないか。
 
海ほたるには寄らずにまっすぐ突っ切る。
木更津の先で下りて竹岡式ラーメンを食べるつもりでいたが、
渋滞のロスが大きかったのでそのまま高速に乗って行くことにする。
富津の先まで。
途中にあったらそこで昼を、と考えたが、
館山道はなかなかパーキングエリアがない。
君津にあったが、ここもトイレと自販機だけ。
海ほたるで休憩する前提なのだろうか。
 
以前立ち寄った道の駅、富楽里とみやまにハイウェイオアシスになっているという。
じゃあと行ってみるが、施設が改装工事中。
つい昨日、仮設店舗がオープンしたばかりだった。
前は魚の店に入ったが、今回はラーメン屋にする。
チャーシュー麺にしたらチャーシューが分厚くてたくさん入っている。
噛み応えと柔らかさの塩梅が絶妙。
優しい味の昔懐かしい、ほっとするラーメンだった。
隣の店で買ったつみれ汁、いわしバーグもうまかった。
どの店もおばちゃん、おばあちゃんが元気で。
改装工事中も仮設店舗を作ってちゃんと雇用を守ってるのは偉いな、と思った。
 
食べ終えて隣の直売所も見る。
名物さんが焼の入った弁当がうまそうだったな。
明日帰りに寄って買おうと決める。
地元の煎餅屋のおかきがおいしそうで、小袋に入ったのを2種類買ってみた。
 
高速に戻って次のインターチェンジで下りる。
セブンイレブンで缶ビールや缶チューハイを買い込む。
館山市街に入る。
道がとにかく広い。両側に高いヤシの木。急に南国となる。
海辺に出てしばらく進む。
家族で海に来たのか、服を着たまま海に飛び込んではしゃぐ男の子がいた。
今日はそれぐらい暑かった。最高気温27℃ぐらいか。
 
15時過ぎに宿へ。
まだ他にお客はなく、一番風呂に入る。
五右衛門ぶろ。ウグイスが鳴くのが聞こえた。
上がって缶ビール。
静けさの中、呉明益『自転車泥棒』を読み終える。
この人、10年以内にノーベル文学賞を取ると思う。
村上春樹カズオ・イシグロに並ぶ圧倒的な才能。
 
五右衛門風呂のもう一つ、内風呂と入る。
18時半、夕食。前回食べきれなかった刺身盛り合わせに再チャレンジ。
金目鯛、アオリイカ、イサキ、タチウオ、ヤガラ……
ブリにタコに赤貝にサザエ。
ブリブリと身が詰まっているのに、引き締まっている。
千葉の魚の本気を知る。
今回の煮魚はカラガシラ。煮汁だけでご飯がお代わりできる。
他、あれこれあったけど孟宗竹、きくらげ、ジャガイモ、のらぼう菜の煮物など。
千葉の酒、「紅桜」を飲む。
 
食べ終えて再度五右衛門風呂。
この後何回か入って、本を読んでと。
ゆっくり静かな時間を過ごす。

改めて「青熊書店」の紹介です

最近、棚貸し可能な本屋が都内にチラホラと増えているようですが……
僕ら夫婦も神保町のすずらん通りにオープンした「PASSAGE」という共同書店で
棚をひとつ借りて、先週土曜、小さな本屋を始めました。
夫が青森、妻が熊本。それぞれの故郷の本を集めて紹介しようとその名も「青熊書店」です。
 
twitter にて日々、並べている本の紹介を行っています。
最新の情報はこちらをどうぞ。
 
青森の本だと今並べているのは
太宰治走れメロス」の津軽弁での朗読『走っけろメロス』
新田次郎八甲田山 死の彷徨』
棟方志功『板極道』
・『工藤正市写真集 青森』
・『椅子の中から 人間椅子30周年記念完全読本』など
今後は寺山修司沢田教一成田亨の本も並べられたらと思います。
あ、あと、ナンシー関も。
 
近々一日店長なんかもやってみようと思います。
 
「PASSAGE」の中では井上ひさし速水健朗柳下毅一郎
四方田犬彦鴻巣友季子米原万里といった方たちの本棚も探すと見つかります。
もちろん、並んでいる本を買うことができます。
 
※「PASSAGE」は書評アーカイブサイト「ALL REVIEWS」が主催。
 住所:東京都千代田区神田神保町1-15−3 サンサイド神保町ビル 1F(神保町駅 A7出口)
 営業時間は(当面の間)15時〜19時
 現金不可、キャッシュレスとなります。
※青熊書店はデカルト通りの5番地。
 

青森に帰る

先日母から電話があって、ゴールデンウィークは帰ってくるのかと。
仕事の落ち着いた2月や3月、2年ぶりに帰省しようかと思ったが、
まん防がまだ出ていた頃で青森も数百人規模で感染者が出ていた。
今はよしたほうがいい、という話にそのときはなった。
それが頭にあったから5月もないかな、と思っていた。
しかし母も自分も3回目のワクチンを打って
青森の感染者も落ち着いてきている。
母としてはそろそろ大丈夫じゃないかと感じたようだ。
 
しかし、新しい部門に異動して見習い生活。
元々とんでもなく忙しいところで休みの話を切り出しにくい。
5月の2日と6日を休んで10連休にしたいとか。
まだ何の役にも立ってないのに。
 
行くなら3日から5日までの3日間とするのが無難か。
熊本に行く話はその前からあって、その場合もこの3日しかないかと考えていた。
でもせっかく行くのにそんな短期間というのもなあと悩んでいるうちに日々は過ぎていって。
青森か、熊本か。
妻と話して、いつまた状況が変わるかわからないから青森に帰ることにした。
妻は一足先に熊本行きの飛行機を予約していた。
 
じゃあと新幹線を見てみると桜の季節だからか
3日は全然空きがない。そもそも本数が少ない。
かろうじて15時台のが。新青森駅に着くのは19時半過ぎ。
家に着いたら風呂入って寝るだけ。
5日の戻りはもっと厳しい。6時台しか空席がなかった。
5時に起きてタクシーか。
フルでいられるのは1日だけ。ほんと顔を出しに帰るだけ。
でも、しょうがない。
 
JALマイレージが溜まってるからそれで行けないかと見てみるが、全く空きがなかった。
普通にチケットを買うと往復で6万を超える。それも辛い。
やはり新幹線しかないか。
 
しかしなんでこんな本数が少ないのか。桜の季節なのに。
そこでふと思い出す。
3月の福島沖の地震で橋梁が崩れた区間があり、しばらく運休したのだった。
先日全線開通したばかり。
通常ダイヤに戻るのは5月半ば。
そうだ、だからだ。
こんなにも早く、忘れてしまうものなんだな……
 
久しぶりの新幹線はチケットレスが選べるようになっていた。
PASMOSUICA に紐づける。
チケットレスだと往復割引があるようでそちらにした。
 
復旧が順調に進んだようで、今後臨時列車も出るようだ。
それをなんとか狙いたいものだが。