PCの初期化

8月10日の水曜日、これまで使っていたデスクトップPCの調子が悪くなって
たまたま次の日11日が祝日だったのでヨドバシに新しいのを買いに行った。
その日のうちにメール、iTunes、写真とあらかたデータを移し終えて使えるようにした。
古い方も立ちあげたままにして、万が一、
あのファイルを移し忘れた、ということがあってもいいようにしてたんだけど、
結局そんなことは一度もなく。
一応、2週間ほど様子を見ることにした。
 
よし、では別れの時が来たと
日曜、デスクトップPCの初期化を行った。
10日は個人ファイルを残しての Windows の再インストールだったけど、
今回は個人ファイルを消しての Windows の再インストールを行った。
オプション設定などいくつかの画面が出てきて、ボタンを押して次に進んでいく。
そのたびに少し時間をかける。
いいよな、大丈夫だよな、と心を落ち着かせるように。
最後のボタンを押して後戻りはできなくなった。
 
初期化の準備に30分ほどかかったか。
切り替わって真っ暗な画面に「このPCを初期状態に戻しています」と。
パーセンテージが少しずつ、少しずつ進んでいく。
かなり時間がかかる。
 
自分の分身というものがあるとしたら
この長年使ってきたデスクトップPCであって。
10年近く使ったことになるのか。
その間撮った写真をこの中に保存して、
iPhone で聞いた曲が、買ったCDの曲のライブラリがあって。
新しいPCに立場を譲ったとはいえ、
なんかどこか感傷的な気分になった。
これまでありがとう。
よくここまで持ってくれた。
 
まっさらになってゴミ箱と edge だけのデスクトップが寂しい。
そこまでできたことを確認して電源を落とした。
夏の終わりを感じた。

先週買ったCD #98:2022/08/22-2022/08/28

2022/08/23: www.amazon.co.jp
Joyce 「Live at the Mojo Club」 \780
※商品不備に気づかず買い直し
 
2022/08/23: メルカリ
(V.A.) 「Echoes of Youth」 \800
 
2022/08/24: tower.jp
村八分 「ライブ <2022 Digitally Remastered / Limited Edition>」 \3520
村八分三田祭 1972(CD+DVD)」 \3850
Madonna 「Finally Enough Love: 50 Number Ones」 \4180
 
2022/08/24: www.amazon.co.jp
山内雄喜 「Aloha Hawaii」 \1200
 
2022/08/25: www.amazon.co.jp
Steve Marcus 「Count's Rock Band」 \1000
 
2022/08/26: www.amazon.co.jp
Don Ellis 「Soaring」 \1357
 
2022/08/26: DiskUnion 中野店
ヤン富田 「素晴らしい偶然を求めて」 \1080
Jackie O Motherfucker 「europe 2002」 \432
Kings Of Leon 「When You See Yourself」 \990
 
2022/08/27: DiskUnion 神保町店
山崎ハコ山崎ハコ ライブセット」 \8850
山崎ハコ 「ハ・コ・で・す 1975-2014」 \2550
Vintage Trouble 「The Swing House Acoustic Sessions」 \480
Justin Timberlake 「20/20 Experience - Complete Experience」 \380
Lisa Stansfield 「Real Love」 \280
 
2022/08/27: 富士レコード社
Full Moon featuring Neil Larsen & Buzz Feiten 「Full Moon featuring Neil Larsen & Buzz Feiten」 \350
Teresa Solgueiro & Septeto De Joao Crustal 「Voce e Eu」 \560
 
2022/08/28: tower.jp
Avicii 「Time」 (\2750)
タワレコのポイントで
 
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Madonna 「Finally Enough Love: 50 Number Ones」
 
マドンナのダンス系ヒットを集めたベストアルバム。3枚組。
”Holiday” や”Into The Groove”に始まって、
Die Another Day” や ” American Life” を挟んで
”Hung Up” や ”Bitch I'm Madonna”など50曲。
ビルボードのダンスチャートで No.1 を獲得した曲が50曲に達しての記念なのだという。
後半はほとんど、DJ系プロデューサーによるリミックス。
Pet Shop Boys やジャック・ル・コント、アヴィーチーらの名前がある。
ダンス系なので ”La Isla Bonita” や”Papa Don't Preach” ”My Playground”といった
バラードは含まれない。
なのに見おぼえるのあるヒット曲が50曲も詰まっている。恐るべし。
 
マドンナのベストアルバムは「The Immaculate Collection」(1990)や
「Celebration」(2009)などこれまで様々な種類が出ているが、
聞いてみると年代別に曲を並べただけのこのアルバムが一番しっくりくる。
ダンス向けのリミックス=マドンナの中の最も尖った部分であるわけで。
マドンナは『Queen of Pop』という称号で呼ばれるが、実際には
Queen of Dance』の方が合ってるんじゃないかと思う。
 
マドンナが”Like A Virgin”で世界を席巻したのは1984年。
僕は9歳か。
その頃はまだヴァージンなんて言葉は口にするのもはばかられる、
はしたない、そんな風潮があったように思う。
日本でも写真週刊誌とか、最初は下世話な興味が先行していたような。
マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな女性が
セクシーな衣装を着て煽情的なダンスを踊りながら歌う。
MTVが最初の黄金期を迎え、ビデオが深夜番組で流れる。
ストリッパーがNo.1ヒットを飛ばした、なんて捉え方をしたオジサンたちもいたんじゃないか。
あの頃、プリンスやマイケル・ジャクソンでさえ、色物だった。
 
80年代のマドンナはヒット曲を連発する一風変わったアイドルと言った方がいいか。
それがいつの間にか、セクシーさのモードも変わって本格的なアーティストとなっていた。
1989年の「Like A Prayer」の辺りから、おや? となって、
1990年に最初のベストアルバムを出したのが一区切り、
1992年の「Erotica」以後は孤高の地位を確立していた。
 
この頃から最先端の音を作るヒットメイカーとのコラボレーションが定番になっていった。
まだ無名の若者も躊躇なくピックアップするし、大物ともがっぷり四つに組む。
「Bedtime Stories」(1994)のネリー・フーパー、ベイビーフェイス
「Ray of Light」(1998)のウィリアム・オービット
最近だと「Madame X」(2019)のディプロ(ゲスト起用みたいなものだけど)
といったところが思い浮かぶ。
Soul II Soul だったネリー・フーパーは同じ時期に
ビョークの「Drbut」(1993)や「Post」(1995)を手掛けていたのが面白い。
どちらもアーティストとしての強い核を持ちつつも、コラボレーション型なんですよね。
マドンナと対で語れるアーティストってビョークなんじゃないかと思えてきた。
 
マドンナのコンサートは世界最高のショーのひとつと呼ばれて久しい。
アルバムを発表すると必ず、そのツアーの映像とライヴアルバムのセットを出す。
これがどれも素晴らしい。
トップダンサーを夢見る世界中の若者たちが集まるオーディションから始まって
リハーサルが形になっていく舞台裏と
豪華絢爛なセットが組まれてダンサーたちが一糸乱れぬ踊りを披露する本編と。
映像もスタイリッシュ。
 
それゆえにマドンナの来日公演は最も入手しにくいチケットのひとつでもあった。
僕もずっと、死ぬまでに一度は見てみたいと思っていた。
ようやくチャンスに恵まれたのが2016年の「Rebel Heart」のツアー。
アリーナ席5万にかろうじて残席を見つけて、妻の分と計10万。
しかしこれを逃すともう二度と機会はないかもと思い切った。
マドンナに何があったのか、まさかの2時間押し。
前座のDJもレコードストックがなくなって困るという。
 
当時の日記を見返すと……
――――――――――――――――――――――――――――――
『Rebel Heart』というタイトルからイメージを広げたのだろう。
中世の十字軍に入ったマドンナが拷問を受けて血を流すといった内容の映像が流れた。
本編が始まってからもしばらくはそんな感じ。
十字架、燭台、祭壇というような。
これまでにもマドンナはカトリックを発想元にしてきたけど今回は魔女狩りなのだろうか。
しかしそれで2時間押し通すことはなく、少しずつ変容していく。
お色直しのたびにガラッと変わって
拷問の次はアメリカ中西部のハイウェイの旅、寂れたガソリンスタンド。
その次は闘牛士、マタドール。
さらにその次はニューヨーク、ブロードウェイのミュージカル。
 
曲は当然だけど半分は「Living for Love」「Iconic」「Bitch I'm Madonna」など
新作『Rebel Heart』から。
残り半分は「True Blue」や「Deeper and Deeper」など往年のヒット曲。
「Like A Virgin」は中近東風になり、「La Isla Bonita」はフラメンコ。
「Material Girl」に至ってはフリッツ・ラングをミュージカルにして
一大スペクタクルに仕上げたかのような。
ラストは「Music」と「Unapologetic Bitch」
時間が押していたからかあっけない幕切れの後、アンコールはすぐ「Holiday」を。
――――――――――――――――――――――――――――――
 
5万という金額が妥当かどうかはわからないが、
確かにこれは世界最先端のショーだなと思わせた。
比較するのもなんだけど、
2012年に LADY GAGA を同じさいたまスーパーアリーナで見た。
スケール感が全然違ったな。
 
1958年生まれで今年64歳。
いつまで第一線で歌い踊るのか。
肉体を鍛えぬいて、という点ではミック・ジャガーという先達もいるしなあ……
 

身辺雑記:08/22-08/28

08/22(月)
 
4時半起き。
妻がヨーグルトとレモン酢を用意してくれている。
回収車が瓶缶ペットボトルの収集かごを置くのを待って出す。
10時からの社内説明会に間に合うよう、
いつもより一本早い新幹線に乗る。
車内ではUDEMY の講座。
ふと目に留まってインボイス制度について。
 
10時前にオフィスに着いて、確保した会議室に入って zoom を立ち上げる。
しかしホストも入室していない。
あれ? と思って案内のメールを見返したら一週間間違えていた。
 
昼、例のステーキ屋で肉カレー。
この日は金曜の経営層報告を受けて皆で資料修正。
夕方まで検討してまとまったのは20時近く。
他のメンバーは飲みに行ったが、僕は疲れていてパス。
土日寝てないわけではないのだが、午後何度かうとうとした。
 
昼、通り雨があって夜も雨。
淀屋橋に着く頃本降り。
前から気になっていたスーパー「KOHYO」に入ってみる。
いくつか3割引きの総菜と弁当があったので買ってみた。
和風ハンバーグ弁当、イカの天ぷら、エビマヨなど。
大浴場の後でホテルの電子レンジで温めて缶ビール、缶チューハイ
ピーター・バラカン、中山泰樹、市川正二の3人による
『ジャズ・ロックのおかげです』を読む。
冒頭にてそもそものジャズ・ロックの定義とは?
これが三者三様に違う。
相変わらずの中山節で面白い。
月曜から夜ふかしを見終わった後、続きを読んだが、そのうちに寝落ち。
 
甲子園は仙台育英が優勝。
うれしいような悔しいような。
3大会連続準優勝の光星学院に東北勢初優勝してほしかった。
 
僕のいないときにGが出て、妻が大変だったという……
みみたもハッスル。
 
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08/23(火)
 
6時前に目が覚めた。大浴場へ。
こころ旅の再放送を見る。宮城県
ちむどんどん、ますますおかしなことに。
GTR3 は安達太良山
今日も引き続き資料修正。
昼は先日の焼き肉屋のひつまぶし風牛めし
前回は一人だったのが、今回は後輩を連れて。
 
17時過ぎにオフィスを出る。
ねぎ焼のやまもとでテイクアウト。
妻へのお土産は中之島ビーフサンド。
『ジャズ・ロックのおかげです』を読み終え、『おいらせ週評』へ。
今週は妻に迎えに来てもらう。
町中華で飲ろうぜは女子二人。
モヤさまで寝落ち。
 
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08/24(水)
 
7時起き。縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、ヨーグルト、レモン酢、昨晩の中之島ビーフサンドを半分。
8時から打ち合わせ。
週末の「どうぶつ会議」に向けて本を探すが、見つからない。
今日は割と暇になるかな、と思いきやあれこれ当てが外れて忙しかった。
ライフには行けず。19時まで仕事。
昼はざるそば。
夜は妻のリクエストで明太子スパゲティ。
ま、いいかと缶ビール。
休肝日のはずが酒を飲む。
 
鹿島の叔父から電話。ちまきを送るという。
先日は作る方が台湾に帰ってとのことだったが、戻ってきたとのこと。
 
朝干した洗濯物が午前中、雨で妻が取り込んで
午後になって快晴で干し直す。
それをまた取り込む。
 
ぼっちキャンプの再放送を見て寝る。
いつのまにか芋たこなんきんがかなり時代が進んでいる。
誰だっけ? この子? あの長女か。
 
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08/25(木)
 
7時起き。曇り。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢、ヨーグルト。
朝イチで打ち合わせ。僕が、ではないが部長が激怒して出て行った。
その後ずっと資料作成、修正。
昼、ざるそば。ライフに買い物。
洗濯物を外に干し直す。
夕方、顧客と打ち合わせ。
 
夜は妻が料理の取材から持ち帰ってきたあれこれ、
牡蠣とセリを和えたもの、ジャガイモと白菜のポタージュなど。
ライフで買った魚のぶつ切りで漬け丼も。
猫歩きは鹿児島。風呂に入る。
迷宮グルメは島原。
町山智弘のアメリカを見て寝る。
 
資料修正は19時過ぎに終わって、
次の人が修正したのをチェックしてと断続的に23時過ぎまで。
 
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08/26(金)
 
6時に起きて7時まで仕事。
午前休で飯田橋のクリニックに行く代わりに。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢、ヨーグルト。
NHKあさイチ渡辺直美が。ウィル・スミスとのエピソードよかった。
妻の運転で途中まで乗せてもらう。
 
クリニックが混んでいてそれなりに待つ。
先日からの清水亮『教養としてのプログラミング入門』を読み終える。
出張の新幹線の朝で見たネットラジオが面白かったので読んでみた。
 
昼はクリニックと同じ3階のレストランフロアで。
一風堂の代わりに入った「べらぼう」
チャーシュー麵に味玉追加。
何かのことしか去年のランキングで煮干し系でNo.1になったという。
平打ち麺。チャーシュー、うまかったな。
アンテナショップで豊盃を買って帰る。
中野の DiskUnion に寄っていく。
 
薬局で薬を受け取る。
13時半から仕事。
打ち合わせ、資料修正。
18時過ぎまで。峠を越えたか。
 
しなやかな野獣同士の戦い。
手負いの獣が本能だけでぶつかりあってるような。
新日本風土記は沖縄の歌。
甲子園の沖縄代表の応援のため毎年スタンドで演奏しているのだという。
 
夜は燻製卵、昨日妻が持ち帰ってきた料理の取材の残り。
きりたんぽ鍋、タラとジャガイモのグラタンなど。
 
つまみになる話。長州力アンドレ再び。
おんな酒場放浪記。
タモリ倶楽部で寝落ち。
 
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08/27(土)
 
7時起き。縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、ヨーグルト、レモン酢。
『死ぬ瞬間』を少し読む。
洗濯物を干して11時半、外出。
 
神保町の DiskUnion でCDを売って、買って、
Passage で本を一冊搬入。「どうぶつ会議」の様子を見る。
北京亭でピリ辛の堅焼きそばと餃子でビール。
富士レコード社も覗いてみる。
 
丸の内まで歩いて行って新丸ビル
フロアを回った後でソファーで一休み。
地下道を日比谷、銀座4丁目と歩いて東急プラザから外に出る。
銀座熊本館の2階で焼酎を飲みながら妻を待つ。
『おいらせ週評』の続きを読む。
 
妻と落ち合って鹿島の叔父に焼酎とワインを送る。
三田線に乗って神保町。
閉店間際の PASSAGE でまたたくさん買ってしまった。
「どうぶつ会議」の懇親会。
19時からえんえん23時半頃まで。
楽しい時間を過ごした。
僕は田酒を差し入れ。
 
終電間際で帰ってきて寝たのは午前2時過ぎ。
 
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08/28(月)
 
8時に目を覚ます。
雨が降っている。布団に寝そべって聞いているうちに強くなる。
8時半に起き上がる。
クッション腹筋、コーヒー。
街録、イタリアの再放送、Lazy Sunday
小雨の中、ライフに買い物。
昼は熊本から送られてきた味千ラーメンを茹でる。
以前使ってたPCの初期化。
新聞のクロスワードパズルを解く。
福澤徹三『S霊園』を読む。
そのうちにうたた寝
 
笑点は二十四時間テレビだった。
なぜか菅野美穂がフィーチャーされている。
孤独のグルメは銀座のロールキャベツ。
夜は先日銀座熊本館で買ったハラペーニョでトマトソースのパスタを作る。
鹿島の叔父から台湾のちまきが届いて蒸して食べる。
これがほんとうまい。
ぽつんと一軒家は総集編。
CDの解説を読む。
中川家のコントを見て寝る。チュートリアルの再放送。
涼しい一日だった。

神保町、丸の内、銀座

昨日は神保町PASSAGEへ。
参加したミニフェア「どうぶつ会議」の様子を見に行って、その後その懇親会に参加する。
 
昼前に家を出る。
僕が先に出て、妻とは後で合流することになった。
最高気温34℃でまた暑い日に。
 
DiskUnion でCDを売る。
査定が15分で終わるというので店の中で待つ。
Justin Timberlake や  Lisa Stansfield などの国内盤帯付きが280円、380円。
そういう安いのを何枚か買うつもりでいたら
日本のコーナーで山崎ハコが目に留まる。
名前は知っていたが、これまで聞いたことがなかった。
初期のライヴアルバム3枚組の未開封が8,000円ほど。
ピンとくるものがあった。今僕が聞くべき音楽はこれだ。
高いけど、今ここで買わないと後で後悔するだろうと買うことにした。
2枚組のベストアルバムも合わせて。
 
PASSAGE に入る。「どうぶつ会議」の台ができている。
「動物 ~生まれ変わるのなら?」というテーマでそれぞれの棚主の選んだ本が並ぶ。
青熊書店、たぬきの本棚、青羊舎、羊葉文庫、名前についた動物を描いた栞を
主宰の方が準備してくれていた。
それとは別に一冊、音楽棚に搬入。
 
この日の一日店長は羊葉文庫の旦那さん。
「どうぶつ会議」に選んだのは『船を建てる』という漫画の本。上下2冊。
いいタイトルの本ですねと話していたら、Robert Wyatt の曲からつけられたのだという。
へー、という話をして後でまた来た時に買うことにする。
 
閉店前にまた来ることにして PASSAGE を後にする。
14時過ぎ。北京亭に入る。
町中華で飲ろうぜでカレーライスが取り上げられたばかりなので混んでるかと思いきや、ガラガラ。
カレーライスのつもりが、辛い堅焼きそばが気になって、餃子と。
買ってきたCDの解説を読みながらビール。
焼きそばはピリ辛の回鍋肉の餡かけのような味でビールが進む。思わずお代わり。
 
妻とは銀座熊本館で17時過ぎに待ち合わせ。
時間があったので丸の内まで歩いていくことにした。
老舗の中古レコード屋の富士レコード社に目が留まって入ってみることにした。
2階のポップスのコーナーへ。
店内はほぼレコード。CDは棚にほんの少し。
こういうところのは高いんだよなあと思って見てみたらそうでもない。
しかもCDは 30%OFF と壁に書いてある。
Madredeus のヴォーカルによるボサノバのアルバムと
Tommy Lipuma プロデュースによる80年代の Full Moon を。
どちらも国内盤帯付き。30%OFF で1,000円もしなかった。
CD 棚のひとつに Elvis Presley の状態の良い国内盤が20枚ぐらいあった。
年配の方がコレクションしていて、亡くなられて、家族の方がここに売りに来たのだろうと思った。
 
竹橋から丸の内の地下街へ。久しぶりに歩いた。
なんとはなしに新丸ビルに入って4階か5階のソファーで一休みする。
最初のうちはなんてことなかったが、
夜の懇親会の差し入れに持ってきた田酒の瓶が重くなってきた。
立ち上がり、一回りしてみる、
いくつかの店が撤退して改装中になっていた。
一頃と比べて魅力的な店が減ったと思う。
 
銀座まで外を歩くのも暑いだろうと
大手町から日比谷まで伸びた地下道で行くことにする。
行幸通りから戻るつもりでいたら閉鎖中。
ワクチンの接種会場となっていた。
丸ビルから抜けて二重橋駅に出る。
 
日比谷駅に着いて銀座四丁目方面の地下道に入る。
ここの壁はギャラリーになっているが、
この日は小中学生の海を描いた絵のコンテストだった。
国土交通大臣賞や安倍昭恵賞がある中で、さかなクン賞というのがあった。
 
東急プラザに出る。地下のおしゃれな飲食店街が充実している。
立ち食いの寿司屋があって大半が一人客の女性だった。
 
17時前に銀座熊本館に入った。
2階奥の食事処で酒を飲みながら妻を待つことにした。
人吉ハイボールと、鳥飼のロック。どちらも500円。
『おいらせ週評』の続きを読んだ。
熊本の店で青森の本を。
 
18時前に妻が到着。
鹿島の叔父に焼酎とワインを送る。
シルバーウィークに青森に帰るので甥っ子たちへのお土産を買う。
マスクホルダーやノートなど。
妻は夜の懇親会用につまみやワインを買う。
 
小腹が空いて、懇親会もそんなたくさん料理が出ることもないだろうと
東急プラザの地下のパン屋でクロックムッシュやソーセージを挟んだのを買って
隣のカフェで食べた。
 
三田線に乗って神保町へ。
19時の閉店ギリギリ。
1日店長は羊葉文庫の奥さんにバトンタッチ。
昼に見かけた『船を建てる』など何冊かレジに持って行って会計しようとしたら
僕のクレジットカードを見て「あっ」と。
大学のOB会のカードで、私も夫も持ってますと。
通った時代は違うけど、なんと同じ大学同じ学部だった。
こういうこともあるんですね。
 
この日は他、
磯部涼『音楽が終わって、人生が始まる』
渕正信『王道ブルース』(全日本プロレスを語っている)
テイラー・ジェンキンス・リード『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』
ダミアン・ラッド『世界でいちばん虚無な場所 旅行に幻滅した人のためのガイドブック』
やはり買いすぎてしまった……
 
近くのとあるスペースで他の棚主さんたちと懇親会。
PASSAGE の今後の方向性について話す。
音楽をかけようとなって、YoutubeMadonnaLinkin Park渋さ知らズなどをかける。
料理も酒も想像以上に出てきて思わず食べ過ぎ、飲みすぎ。
僕が持ってきた田酒もすぐなくなった。
店を出たのは23時半か。
終電前に帰ってきた。
 

どうぶつ会議

この週末、27日(土)と28日(日)は神保町PASSAGEでミニフェア「どうぶつ会議」を開催。
たぬき、ミツバチ、羊と屋号に動物のつく棚主が集まって
「動物 ~もしも生まれ変わるなら」というテーマで本を持ち寄る。平台に並べる。
今日は昼、妻が選んだ本をもっていって夜は棚主交流会。
 
青熊書店は2棚(青森・熊本、音楽)あるので
妻と僕で1冊ずつとすることもできたんだけど、
結局本が選べずで僕の分はなしに。
テーマはわかりやすいけど、音楽という棚のコンセプトに絡めるのが難しいんですよね。
「生まれ変わったら猫」というのも禁じ手にしたい。
 
自宅の棚からいくつか候補を考える。
ザ・ブルーハーツ『ドブネズミの詩』
音楽棚(主にロック)で動物というと? 真っ先に思い付いたのはこの本。
素っ裸の歌詞と語録。あるのはただそれだけ。
「僕たちを縛りつけて一人ぼっちにさせようとした全ての大人に感謝します。
 日本代表・・・・・・ザ・ブルーハーツ」かっこよかったなあ。
 
ズート・ホーン・ロロ、ビリー・ジェイムズ『キャプテン・ビーフハート/ルナー・ノーツ』
地下ロックの金字塔『Trout Mask Replica』 鱒を動物と呼んでいいのか、ですが。
そのキャプテン・ビーフハートのギタリスト、ズート・ホーン・ロロによる内幕もの。
伝説に聞くこのアルバムの「作曲一日、練習半年、録音半日」が
いかに狂気じみた日々であったか。
 
ブレーメンのおんがくたい』(ハンス・フィッシャー絵、せたていじ訳)
音楽棚と動物というと、究極はこれになるのかなあ。
ロバと犬と猫と雄鶏。
小さい頃はもっと素朴な、違う挿絵の絵本を読んだように思います。
挿絵のタッチによって心の中に聴こえてくる音楽が変わってきますね。
 
やっぱ『ドブネズミの詩』かなあ。
生まれ変わるなら、というテーマにも合う。意外性もある。
しかし、自宅に2冊あるはずの文庫の方がどうしても見つからず。
じゃあってんで試しに amazon の中古を見てみると今は3,000円ぐらいするんですね。
いつでも新品で買えるものかと思いきや、以外。
ハイロウズとかクロマニヨンズの人気で、今もブルーハーツはリスペクトされてると思ってたが。
なんか大人の事情があったのかな。
 
町田康『猫のよびごえ』を思い出すも、平台の半分が猫になりそうで。
案外ないもんだなあ。

最近の迷惑メール

今更言うまでもないが、迷惑メールの手口が巧妙になっている。
昔は「現金1000万円当たりました」みたいな荒唐無稽で
いったい誰がこんなの開くの? というものだったのが。
今は実在のサービス名を騙ったものが多く、
実際にそのサービスから届いたメールも開けられない。
 
フィッシングサイト詐欺でカード番号を取得したいからだろう、
クレジットカード会社からの連絡を装ったのが多い。
最近は先日行われた「えきねっと」のシステム切り替えに伴う
休眠ユーザーの強制退会に関わるメールが多い。
実際僕もずっと知らずにいて、ログインしようとしたらできなくて
以前のアカウントが削除されていたことに気づいた。
ユーザーアカウントを再作成する。
その頃にちょうど届いたメールが紛らわしくて、思わず開いてしまった。
 
今日、iPhone 充てに amazon を装って届いたメールが返品処理に関するもので。
ちょうど商品の不備があってやりとりしていたところだったから開いてしまった。
ちゃんと 503 始まりの最近の amazon の注文番号を模した番号が埋めてあったので
きちんと確認せずに、という。
開いたら続きはこちら、みたいなボタンがあって押したら
出来損ないというか作りかけの画面が出てきた。
スクリプトとエラーコードの羅列。
なんだ、これ? 子供のいたずらか?
メールを見ると「8月26日を返品しました」などと少し日本語がおかしい。
 
何かを入力するフィールドがなく、カード番号やパスワードを入力することはなかったけど。
出来損ないを装って凄腕ハッカーiPhone 内の情報を抜き取ったり、
何かのプログラムを仕込んだりしていたらやだな、と思う。
 
気になったのは、スクリプトとエラーコードの羅列の画面が
amazon のアプリに飛んでいたこと。
もしかしてほんとに amazon のアプリ上で動く画面で、
本当にエラーが起きていた??
いや、amazon のなんらかの API を悪用しただけかもしれない。
そんなことできるかどうかよくわからないが。
 
なんとかならんかなあ。
gmail には迷惑メールが全く届かず。
契約している ISP のメールにバンバン届く。
解約すべきか。
しかし20年以上使ってきてメールアドレスを変えるのがめんどくさい。

[青森の話] 青森発祥の地

先日、高校時代の友人たちとの LINE グループでやり取りしていたら
僕が高校まで住んでいた青森市油川は「青森発祥の地」であったという話になった。
どこかで聞いたことがある。
以前見つけた商店会のホームページにも書いてあった。
でも詳細はここでは分からず。
 
松前街道と羽州街道の接する地点だからだろうか。
家の近くの神社の近くに、羽州街道の終着点の石碑があったように思う。
その先が松前街道となるようだ。
 
でもそれだけで「青森発祥の地」となるのか??
恐らく平安時代の始まりかその前のこと。
青森がまだ鬱蒼と茂る森だらけのときに今の善知鳥神社の辺りに港が築かれ、
それが青森の始まり、という話を聞いたことがある。
一方で、Wikipedia で見ただけだけど、羽州街道は江戸時代に整備されたとあった。
だったら、やっぱ、違うか。
 
あの神社はなんだったろうかと地図を見てみると熊野宮神社とあった。
坂上田村麻呂が創建した書いてあるブログがいくつか見つかった。
言い伝えとしてそうなのだろう。
ざっくり言って西暦800年頃の征夷大将軍
その蝦夷討伐の戦がねぶたの由来になったとされる。
(ゆえに毎年のねぶたの最高賞が坂上田村麻呂賞という名前になっている)
NHK-BSの『新日本風土記』を見ていたら陸奥湾のどこの港町だったか、
坂上田村麻呂に恋した娘が祀られているという小さな島が紹介された。
 
つまるところ様々な伝説をまとった人物。
その頃、坂上田村麻呂がつくった神社を中心に
青森が形作られていったというのもあながち嘘ではないのかもしれない。
おそらく、善知鳥神社のつくられたころ、ないしは発展したころと
野宮神社のつくられたころ、ないしは発展したころとがだいたい同じ時期で
互いに刺激しあいながら青森という土地が作られていったのではないか。
何の根拠もないけれど。
 
ふと最後に善知鳥神社のホームページを見たら
大きく「青森市発祥の地」とあった。
あれ、もしかして「青森発祥の地」と「青森市の発祥の地」は違うのか。