本の話

『百物語』

百物語 (新潮文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1995/11/30メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 56回この商品を含むブログ (99件) を見る 先日の『百日紅』に引き続き、杉浦日向子『百物語』を読む。 その名の通り、江戸時代の怪異譚を99…

杉浦日向子『百日紅』

百日紅 (上) (ちくま文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 49回この商品を含むブログ (124件) を見る 例によって頼まれ事で取りとめもなくあれこれ調べている。 今は葛飾北斎。 図書館から…

『ドミトリーともきんす』

ドミトリーともきんす作者: 高野文子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/09/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (80件) を見る 『いちえふ』に引き続き、 一昨年の発売からずっと話題だった高野文子『ドミトリーともきんす』を…

『いちえふ』

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) いちえふ 福島第一原子力発電所労働記 (モーニングコミックス)作者: 竜田一人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/04/23メディア: Kindle版この商品を含むブログ (13件) を見る 前から気になっていた『いちえふ …

SFベスト30

先日はしばらく漫画から選ぶというのを続けていたけど、 それがひと段落して文庫へ。 SFが回ってくる。何百冊か。 ひゃっほう! 久しぶりに得意分野。 20代後半から30代前半までの ハヤカワ文庫の水色のSFしか読まなかった時期がようやく報われた。 ほんの一…

読みたいマンガをリストにしてみた。

昨日ホラーについて書いたけど、ここ1ヶ月漫画を調べる仕事をしていて。 毎週テーマが変わる。 タイトルに目を通したのは4,000冊ぐらいになるだろうか。 そのうち、気になったもの、読んでみたくなったものを どんどん Amazon に入れていったらこんな感じに…

ホラーというもの

最近訳あってホラーマンガについて調べている。 というか amazon などで検索している。 いくつか気になったものがあったけど、特に今読みたいものはない。 読んでる暇もない。 ただ、今も昔も若者たちにすごい人気なんだな、ということがよくわかった。 なん…

『猫熊』

国分寺の居酒屋の話が、いつのまにか南方熊楠の話になる。 数年前、熊野古道を歩いた後に立ち寄った紀伊田辺には 「南方熊楠顕彰館」というのがあって、入ってみた。 http://www.minakata.org/ 友人が企画展に「熊楠と猫」というのをやっていたと見つける。 …

青森の漫画

わけあって青森ゆかりの漫画を集めてみた。 青森を描いた漫画、青森出身の漫画家。 けっこうあるもんです。 知らなかったものばかり。 青森市ないしは青森県内でのみ流通している 地方出版の漫画もあるんじゃないかな。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− …

サミュエル・ベケットについて考える

サミュエル・ベケットについて考える。 ・ダブリンに生まれ、パリに移住。 最初は英語で書いた。後にフランス語で書くようになった。 母国語とは違う言語で作品を書いた作家の系譜。 ジョーゼフ・コンラッドやウラジーミル・ナボコフ。 ・『ゴドーを待ちなが…

好きな物語ベスト10

先日某所に書いた「私の好きな『物語』ベスト10」 入院している間に考え始めて、いろいろ考えているうちにこうなった。 そのとき寄せた文章も合わせて。 - 1 : アーサー王伝説 2 :「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」 ポール…

『ONE PIECE』というもの

今更だけど『ONE PIECE』を読んでいる。 会社の後輩から春先にまとめて借りて、 しばらくほったらかしていたんだけど 退院後の自宅療養の間に読み始めて、 すぐにもはまってこの1ヶ月の間に51巻まで読んだ。 今は79巻? その気になれば年内に読み終わるか。…

『SAPEURS THE GENTLEMEN OF BACONGO』

SAPEURS - Gentlemen of Bacongo作者: Daniele Tamagni出版社/メーカー: 青幻舎発売日: 2015/06/13メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (3件) を見る 最近話題の写真集、『SAPEURS THE GENTLEMEN OF BACONGO』を買ってみた。 http://gqjapan.jp/en…

『安井かずみがいた時代』

安井かずみがいた時代 (集英社文庫)作者: 島崎今日子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/03/20メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る 『安井かずみがいた時代』(島崎今日子)という本を月曜から読んでいる。 だいぶ前に本屋で見かけてビビッと…

太宰の記念館

太宰治が佐藤春夫に送った書簡が見つかったというニュースを昨日見かけた。 昭和11年。まだ20代後半になったばかりで文壇デビューしたばかり。 薬物中毒に悩み、お金に困っていた。 書簡では芥川賞をなんとかもらえないものかと切々と綴っていた。 facebook …

東京、都市

昨日からレム・コールハースを読んでいる。 ちくま文庫の翻訳。 有名な『錯乱のニューヨーク』ではなく『S, M, L, XL+』の方。 1990年代前半の著述を集めたもの。 アムステルダム出身の建築家なんだけど、 建築の学校に入る前はジャーナリストとして活動して…

絵本と出会う

昨晩は塚田さんの「温室」にてイベント「TERRAIN VAGUE」の4回目。 (フランス後で都市の中の「空き地」を指す) http://terrainvague2015.blogspot.jp/2015/07/terrain-vague-vol4.html 今回のテーマは「絵本」 参加者は各自持ち寄ることになっていたけど…

『強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話』

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)作者: 宝槻泰伸出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2014/08/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 今から半年前。僕の関わっている学校のイベ…

カレーライスかライスカレーか

アンソロジー カレーライス!!作者: 阿川佐和子,阿川弘之,獅子文六,東海林さだお,安西水丸,滝田ゆう,寺山修司,中島らも,林真理子,藤原新也,古山高麗雄,町田康,色川武大,向田邦子,村松友視,山口瞳,池波正太郎,吉本隆明,よしもとばなな,吉行淳之介,伊集院静,泉…

小さな出版社

昨晩は塚田さんの「温室」にてマチュピチュについて語るイベント。 聞きにいくつもりだったのが、風邪で咳が止まらなくて断念。 http://onshitsu.com/2015/06/22-175651.php メールでドタキャンを伝えるのもなんだからとオフィスから近いし、 直接伝えに行っ…

『雪のひとひら』

先日、中野ブロードウェイの Recomints に中古CDを買いに行ったときに ポール・ギャリコの『雪のひとひら』を朗読しているアルバムを見つけた。 すごいメンツで、2枚組の1枚目、日本語版の朗読が矢野顕子。 2枚目の英語版の朗読がピーター・ガブリエル。 …

2010年代これを読め

先週に引き続き、2010年代の読むべき本のリスト。 並びは特に順位を表すのではなく、順不同。 分かった範囲でオリジナルの出版年としてある。 『海街diary』『バガボンド』の1巻は2000年代だけど 今も続いているということで2010年代へ。 翻訳ものは日…

2000年代これを読め

選本の続き。2000年代で選んでいた本が そもそも棚がなくなったということで作業メモをこちらに。 何十冊か選んだ中で2000年代でこれを読むべきというリストを選び直してみた。 これまでに読んできたものと この2・3日漁った中でこの辺りどうだろう、とい…

児童文学の誕生

選本の話の続き、というか余談。 いろいろ集めていくうちに気付いたのが、 児童文学の古典というのが20世紀の初めに多いんだな、ということ。 いくつか挙げてみると… ライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使い』(1900) セルマ・ラーゲルレーヴ『ニルス…

本を選ぶ

先週から頼まれ仕事で本を選んでいる。 5冊とか10冊のレベルではなく、数百冊単位で。 来週締切なので、自由になる時間のほとんどをこの作業に費やしている。 自宅にある本、図書館から借りて読んだことのある本から 最初のうちは選ぶんだけど、それでは全…

ここ200年の小説、50冊。

ここ200年の面白い小説、というお題が出た。 50冊選んでみる。 まず候補を200近く出してみて、 自分が読んでないものを振るい落し、 そこからさらに絞り込んでみた。 こんな感じになった。 順不同、思いついた順となる。 やっぱあれこれ偏ってるね。 フラン…

寺山修司「星の王子さま」を朗読する

昨晩は半年ぶりぐらいに「遊読夜会」に顔を出す。 今回のテーマが寺山修司の戯曲「星の王子さま」だったので。 神保町から四谷三丁目まで歩いていく。 お濠の側だと皇居ランの方たちの邪魔になるので外側の方の通りを歩く。 夕暮れ。大勢の人たちが走ってい…

漱石と神田

先月から引き続き、今月はずっと夏目漱石を読んでいる。 『夢十夜』『思い出す事など』『それから』『草枕』と来て 今は『彼岸過迄』が半分まで、 並行してエッセイの『硝子戸の中』も半分ぐらい。 『それから』は展開が遅くていまひとつ乗り切らなかったけ…

「夢十夜」

夏目漱石の『夢十夜』を読む。 『坊ちゃん』や『吾輩は猫である』『こころ』が一般的な代表作だとしたら 『草枕』や『夢十夜』が漱石研究、日本近現代文学研究としての代表作だろうか。 例えば、高山宏先生の『夢十夜を十夜で』などがある。 自身の体験によ…

猫つれづれ

猫語の教科書 (ちくま文庫)作者: ポールギャリコ,Paul Gallico,灰島かり出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/12/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 238回この商品を含むブログ (129件) を見る iPhoneのアプリに「ねこあつめ」というのがあって最近ち…