2004-01-01から1年間の記事一覧

青森の雪を

今日から12月。 朝起きてテレビをつけて天気予報を見ると青森には雪だるまのマーク。 つまり、雪が降る季節になったということだ。 東京に来て早11年。 青森はいつが初雪で、12月のこの時期には どれぐらい降っているか、どれぐらい積もっているものな…

椎間板ヘルニア その後

5月頃だっただろうか。椎間板ヘルニアになったことを書いた。 あれから地道に治療に通った。 首の牽引。滑車のようなもので片方には錘をぶら下げて、首をゆっくりと引っ張る。 夏ごろまでは週に3回通って、秋には2回に減らし、11月に1回となり、 医者…

年賀状を作成する

日曜は昼に自転車に乗って吉祥寺へ出かけ、DiskUnionでCDを売った。 (売れた金額と同じだけまたCDを買ってしまった・・・) その後帰ってくると暇になり、 「そろそろやんなきゃなあ」と前から気になっていた年賀状の作成に取り掛かる。 毎年毎年めんどくさ…

本を出します その5(出版契約)

出版社より契約書類がメール便にて届く。 契約書類が3種類入っていて、自分の名前を書いて捺印して返送する。 出版社に出向いて顔つき合わせて「では、ここに押してください」とするのではなく、 ドライに機械的に行われる。ま、こんなもんかと思う。 著作…

SF大人買い

先週の土曜、神保町の出版社を訪れた際に いつも行く古本屋にSFの文庫で珍しいのがないか探したら 嬉しいことにというか悲しいことにというか大当たり。 恐らく熱心に買い集めていたファンが何らかの理由で売り払ったものと思われる。 なんというか、むせ…

西荻から歩く

とある人の誕生日ということで飲みに行く。 銀座、といか新橋。1次会はカラオケ屋だが、2次会は「NBCLUB」という店に入る。 エレベーターで地下2階に降りていき、さらにエントランスから階段で下りていく。 吹き抜けの天井も高く、銀座とは思えないぐらい…

歯医者その10

定期検診ということで3ヶ月ぶりに歯医者に行く。 夏の間通っていた時はずっとモロッコの話をしていたので、 自然と流れは旅行記出版のことになる。 (僕も人の子なので機会があると言いたくなるんですよね。特に今はそういう時期。すいません) いきなりの…

紅葉の季節

紅葉の季節。 ・・・なのであるが日々の暮らしで紅葉を見ることがない。 もう何年も間近で見た記憶がない。 夏だ、海だ、ドライブだ!というイベントの話なら誰からともなく毎年出てくるけど 「秋だから紅葉を見に行きましょう」なんてことを言い出す人はい…

本を出します その4(出版社へ)

原稿に直すべき個所がないか聞いてみる。 僕の原稿自体には削ってよさそうな個所はないため、そのまま使用するとのこと。 これがアメリカ旅行記なら成田から飛行機に乗ってという個所は 誰が書いても情報として同じなので場合によってはカットされるが、 モ…

本を出します その3(出版社へ)

出版社の入っているビルがすぐにも見つかり、エレベーターに乗って5階へ。 出版社はビルの中のいくつかのフロアに分かれていて、 僕がこれから会うことになる出版プロデュース担当のMさんは 以前郵送してもらった書類の中に入っていた名刺を見ると5階にな…

本を出します その2(出版社へ)

出版社を訪問した土曜について。 金曜の夜は会社の人たちと銀座にカニを食いに行って(幹事は僕) カニミソ鍋を食べておいしい時間を過ごす。 カニを七輪の上で炭火で焼いたりもした。 最後の雑炊が最高にうまかった。 カニ味噌の入った鍋で作った雑炊。うま…

本を出します その1

何人かの人には既にこっそり伝えていますが、この度本を出すことになりました。 10月8日の日記で 「ささやかながらも前に進んだ。小さな頃からの夢に向かって現実的な一歩を踏み出せた」 と興奮しながら書いてたのは実はこのことだったんですね。 (日本…

 The Residents 「Eskimo」

することのない日曜の午後、買ったけど封も開けてないDVDの山を少しは片付けようと 取り出したのがレジデンツの2枚。「Eskimo」と「Commercial Album」 どちらも代表的なアルバムを映像化したものとなる。 アンダーグラウンドかつアヴァンギャルド。 アメリ…

暗闇というもの

とある人からメールをもらう。 バリ島に行ったときのことが書かれていて、 暗闇って必要なものな気がしました、とあった。 暗闇。 小さな頃は暗闇というものが確かに怖かった。 今でも余り気持ちのいいものとは言えない。 大人だろうと子供だろうと暗闇とい…

自分の未来を見る/覗く/眺める

例えば、自分の未来というものを見ることができるとしたらどうなるだろうか。 小説として描くのなら どれだけ遠くの未来を、どれだけの間見ることができるか、ということがポイントとなる。 1日先しか見えない。あるいは、制限なし。 写真のような静止画像…

Morning Bell

彼女の生まれた村では丘の上に小さな塔が建てられていた。 その天辺には鐘が吊り下げられていて朝になるとゆっくりと打ち鳴らされた。 草原を、田園を、鐘の音が広がっていく。村全体を包み込む。 一仕事終えた農夫たちが家の前で立ち止まり、いつもの方角へ…

恋人たちは砂丘の向こうに消えた

恋人たちは砂丘の向こうに消えた 波の音だけが残された やがてその波の音も聞こえなくなった 風に吹かれてサラサラ、サラサラと砂の子供たちが宙を舞う そしてそれ以外には何も聞こえなくなった 恋人たちは砂丘の向こうに消えた その頃誰かが二人のことを考…

デモ行進に遭遇する

夕方、17時頃だっただろうか。 荻窪駅前の西友に買い物に出かけたら 拡声器を持った警察官が「今からこの道路をデモ隊が通ります」とアナウンスしていた。 デモ?なんで荻窪で? そう思いながら西友の中に入っていく。 買い物を終えて出てくると、ちょうど…

個性と呼ばれるもの

顧客のオフィスにて朝からプロダクトの導入作業。その立会いをする。 社員の方々が仕事をしていない休みの日でないと作業できないので土曜に行うことになる。 仕事してる人のいないガラーンとしたオフィスってのは奇妙な雰囲気がある。 自分とこの会社でもそ…

潜水艦

不審な潜水艦が日本近海を潜航中。自衛隊のヘリが今も追い続けている。 国籍不明とされているが中国という説が濃厚。 (僕は最初、北朝鮮の潜水艦かと思った。 もしかしたら彼の国は原子力潜水艦をたくさん持っていて、 世界中をバシャバシャと泳ぎ回ってい…

心の鳴らし方

弱っている。 疲れきって落ち込んでいる。 話がしたいと思う。 誰かと話がしたいと思う。 「話す」ということなら常日頃いろんな人と連絡、交渉、相談、雑談、 たくさんの言葉を交換し合っている。 当り障りのないことを。仕事の上では重要なことを。 僕の中…

土濃塚隆一郎さん

日曜のキクチさんの結婚式で出会ったトランペッターの土濃塚隆一郎さん。 (実際はフリューゲルホーンがメインらしい) 泥酔したジンを介抱してくれたり話し相手になってくれたりととてもいい人だったんだけど 調べてみたらなかなかすごい人だった。 http://…

近未来

東京駅から新幹線に乗って札幌へと向かう。 座席に沈み込むとすぐにも眠り込んでしまった。 最近の仕事の疲れからか、4時間の間目を覚ますことは無かった。 検札で1度起こされたぐらいか。何もかもが夢うつつだった。 JRの駅から地下道に下りていって地…

恐怖症

女性というものがよくわからない。 思春期から今に至るまでずっとそう。 怖いがゆえに近づけない。 まともに話ができない。手を握るなどもっての他。 そこから先のことなんて、何をどうしていいものやらさっぱり。 もっと若い頃は何かしら知ってたかもしれな…

キクチさんの結婚式

寮で同部屋だったキクチ先輩の結婚式に出る。 学生時代の寮で「同部屋だった先輩」なんて言ったら 何を差し置いても出ないわけにはいかない。 毎日昼まで寝てて、むっくり起き上がると たとえ季節が冬であっても常にTシャツ1枚でブラブラして 昼だろうと夜…

「29」完成

今日ようやく、映画「29」が完成した。 とにかく長かった。−−−1年がかり。 これまでの僕の製作歴からしたら異例なまでに長い。 学生時代は最短3日(撮影から編集まで含めて。それでも60分ある) 長くても3ヶ月ぐらい。平均すれば1ヶ月か。 長期の休…

抽象的な文学

例えばこういう文学が可能かと考える。 −−−抽象的な文学。抽象性を極限まで推し進めた文学。 ジャクソン・ポロックのような文学を僕は今書きたいと思う。 そしてゆくゆくはモンドリアンのような作品を残したい。 そこには登場人物もこれといったストーリーも…

ブッシュ再選

ブッシュ再選が決まる。 「Rock Against Bush」とか「華氏911」とか、結局なんだったんだろ。 音楽や映画を初めとするアートな人たち (特に、自分と社会との関わりに自覚的な人たち)は こぞってブッシュを批判してたような印象があったのだが、 そうい…

The Clash 「London Calling」

The Clash の名盤「London Calling」が「25th Anniversary Edition」ということで CD2枚組+DVDという豪華版で再発される。 もちろん買う。そんで今日、聞いた。見た。 クラッシュと言えば誰がなんと言おうと1枚目だろう、 一番いい曲はその1曲目の「Janie …

霧の中

朝起きて外に出ると一面霧の中だった。 一晩の間に降り積もって家々が灰色の雪にうっすらと覆われている、そんな感じがした。 駅までの道を歩く。50m先が見えない。 駅前に聳え立つ旧DEC → 旧COMPAQ → 現ヒューレット・パッカードのビル。 その最上階付近…