2004-01-01から1年間の記事一覧

10月の日曜、雨

目が覚めると雨が強く降っている。屋根を打つ音が聞こえる。外は寒そうだ。 布団の中でまどろみながらとある女の子のことを考えた。 なぜ思い出したのかは分からない。 夢の中に出てきたのかもしれない。 ここ何年か思い出しもしなかったのに、 なぜか今日の…

撮影終了

「29」の編集も大詰め。 撮影を残していた最後の1ショットも今日撮り終え、 PCに取り込んでつなぐとこまでやってしまった。 厳密に言えば今日クランクアップってことか。 撮影って言っても部屋の中で1人きりでやってたので 「終わったー、バンザーイ!…

荻窪のカレー屋

床屋で髪を切る。 ご主人と話しているとカレー屋の話になった。 荻窪駅南口スズラン通りを入ってすぐのところにある「すぱいす」という店がなかなかうまいらしい。 料理評論家山本益博のお墨付きあり。 オーナーは普通に会社勤めをしていたのを脱サラ。 「道…

寝過ごした、など

木曜の夜、会社の後輩の送別会があった。 次の日は朝イチでお客さんと大事な打ち合わせがあったし、 はしゃがず騒がず1次会だけで帰らなくてはと思っていたのだが 飲んでるうちにどうでもよくなって結局いつも通り2次会まで。 終電で帰る。 朝目が覚めたら…

「強殖装甲 ガイバー」

会社の先輩から「強殖装甲 ガイバー」という漫画を借りる。 「面白いから読んでみなよ」ってことで。 名前からして思いっきりB級なのであるが、読んでみたら面白かった。 22巻まで出ている。 こういう話。単行本16巻を思いっきりそのまま引用する。 + …

Frozen Beach (revisited)

リョウジがマンホールから這い出てきた。 地面に顔を出すとき、懐中電灯をこっちに向かって放り投げた。 淡々とした声で「地下のタンクは空になっていた」とリョウジが報告する。 試しに蹴りを入れてみたら虚ろな音がしたのだそうだ。2つあったうちの両方と…

Frozen Beach (revisited)

「寒い?」とヨウコがダイスケに声を掛ける。 後部座席の片隅でダイスケは震えながら、虚ろな目で僕とヨウコのいる辺りを見つめた。 剥製のような目をしていた。小さい頃、祖父の家で見た剥製の鹿を僕は思い出した。 これでもう昨日今日と彼の話す言葉を聞い…

Frozen Beach (revisited)

ガソリンスタンドの残骸から外に出た。 僕はどこかで何気なくつかんだドライバーを手にしていた。 「さみーな」とリョウジが言った。 「さみーって言ってんだろーが、バカヤロオ」 リョウジは誰にともなく呟いてガソリンスタンドのメーターを足で蹴った。 何…

これからのこと

朝早くフロアに到着する。 雨が降っているせいか、薄暗い。 今週一週間は雨だと天気予報では言っていた。 いつのまにか夏は終わっている。 4連休の間ずっと、「これからのこと」を考えていた。 このまま今の会社にいても自分にとってプラスになることなんて…

ニューヨーク・シティ・バレエ

先週の日曜、渋谷 Bunkamura で ロバート・アルトマン監督の「バレエ・カンパニー」を見た。 なんだか感化されてしまってこの週末からオーチャードホールで行われる ニューヨーク・シティ・バレエを見てみたくなった。 日曜の回(つまり、今日)のが空席があ…

10000Maniacs / Nick Cave

会社の先輩から借りた2枚のDVDを昨日・今日とようやく見る。 Natalie Merchant 「live in concert new york city june 12, 1999」 Nick Cave and the Bad Seeds 「God is in the House」 どちらもライブを収録したもの。 ナタリー・マーチャントがヴォー…

「マルホランド・ドライブ」

昨日見た「21g」はナオミ・ワッツが主演だった。 いつだったかボーナスで買ったDVDの中に「マルホランド・ドライブ」があったことを思い出す。 劇場で見ていない。見てみたくなって買ったんだけど、それっきりそのまま。 連休で時間的に余裕があるって…

「21g」

この日休むことにしたので4連休。その2日目。 ぴあを見たら池袋の新文芸座にて「21g」をやっていることがわかり、見に行く。 渋谷の Bunkamura に行くたびに「東京にいてよかったなあ」と思うが 新文芸座のような場所に行ってもまた、そう思う。 最近の…

身辺雑記

せっかくの休日も風邪でぼんやりと部屋の中で過ごす。 映画の編集に明け暮れる。 会社の先輩から借りた「強殖装甲 ガイバー」という漫画を読む。 ミソラーメンを作って食べる。炒めた挽肉をたくさん入れる。 Talking Heads のこの間再発された「REMAIN IN LI…

 「誰も知らない」

是枝裕和監督の最新作。 カンヌ映画祭で日本人初にして史上最年少の主演男優賞となった柳楽優弥君が大きな話題となった。 実際に起こった事件をモチーフにしている。1988年の「西巣鴨事件」 こういう話。 母親と4人の子供がとあるアパートに引っ越してくる…

「ソウル・オブ・マン」

土曜に六本木のVirginシネマで見た「ソウル・オブ・マン」について。 2003年はブルース生誕100周年ということで アメリカでは「イヤー・オブ・ザ・ブルース」だったのだそうな。 そういうこともあってか 巨匠マーチン・スコセッシは「The Blues Movie Projec…

「バレエ・カンパニー」

昨日の続き。 映画まで時間を持て余し、レコファンへと向かう。 センター街の方の店に入って、その次に BEAMS の店に。 mouse on mars を集めたくなって、土曜日曜と廃盤になった旧譜を4枚買った。 後は You Am I の3枚目(今聞いてる。最高!)とか Luna …

「ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展」

渋谷 Bukamura のザ・ミュージアムにて「ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展」を見た。 ほんとはロバート・アルトマンの新作「バレエ・カンパニー」を見てから、 と思っていたのであるが上映開始時間に間に合わず、こちらを先にする。 ニューヨークにある…

「フォッグ・オブ・ウォー」

3連休。本来ならば死ぬほど忙しくて 「1日でも休めたらいいなあ・・・」という状況となるはずだったのに ○○が××したため、なんだか急に暇になってしまった。 余裕ができたので映画をたくさん見ることにする。 まず今日見に行ったのは六本木のヴァージン・…

人類は実験室の中で作られた

人類は実験室の中で作られた。 もちろんその実験室とは宇宙船の中だ。 温暖湿潤な惑星を見つけると彼らは、より大きな実験室として 後に自らを「人類」と呼ぶ種をそこに置き去りにした。 宇宙船の中、保育器のガラスの向こうに立つ彼らのおぼろげな記憶がD…

初めてのペット用品

とある人へ贈り物をする。 犬を可愛がっている人なので、犬用品がいいのではないかと思う。 が、僕自身は犬も猫も飼ったことないのでペット用品というものがよくわからない。 実家では犬を飼っていたという後輩に任せようとしたのだが、 「新宿のハンズにあ…

なぜ殺してはいけないのですか?

昨日、大阪池田小事件の宅間守死刑囚に対して刑が執行されたというニュースを見た。 栃木の誘拐された兄弟のうち、弟の遺体が川で見つかった。兄の行方は依然として不明。 先週の事件としては、愛知で母子4人が殺害され放火されたというのがあった。 岡山で…

「スパイダーマン2」

昨日の夜、定時で会社を出て有楽町マリオンの映画館に「スパイダーマン2」を見に行った。 週明け早々月曜の夜に映画を見に行ってるのは仕事に暇というか余裕ができたからというよりは 「もういい・・・」と投げ出したくなったから。 映画でも見ないことには…

風をあつめて10

僕らの足は自然に水族園の建物へと向かっていった。 巨大な鳥かごのような透明なドームが遠くからでも目立っている。 橋を渡るとき女の子は格子柄のタイルのうち、 赤いものだけを選ぶために足を伸ばしたりジャンプしたりしながら前に進んでいった。 スケッ…

吉祥寺秋祭り

天気がよかったので自転車に乗ってふらっと吉祥寺に出かける。 Disk Union で CD を売ろうと思って伊勢丹の通りに差し掛かると太鼓の音が。 紫色のはっぴを着て髪を結った女の人たちがトラックの上で太鼓を叩いている。 「吉祥寺秋祭り」ということらしい。 …

壁の中には何かが潜んでいる

壁の中には何かが潜んでいる。住み着いている。 僕は子供の頃そう思っていた。 今でも、そう思っている。 得体の知れないものにおびえ、布団の中で眠れなくなっていた夜。 どこからか聞こえてくる小さな物音。 外から漏れてくる淡い明かりが歪んだ影を作り出…

ハヤカワ文庫SF

最近のハヤカワ文庫のSFは毎月の刊行数が減った上に、 「スタートレック」か「ローダン」の固定客のついたシリーズものばかり。 たまにそれ以外のものが出てきてもオースン・スコット・カードの作品がほとんど。 (オースン・スコット・カードって今人気が…

「ブラスト!」

会社の秋のイベント。これまでは劇団四季の劇場が近かったせいか 「ライオン・キング」や「マンマ・ミーア」だったのがようやく四季から脱却。 今年は東京国際フォーラムにて「ブラスト!」を見ることになった。 あんまり予備知識のないまま見に行って 「あ…

遭難

この惑星に一隻の宇宙船が向かっていると知ってからこれで一週間となる。 予想しうるタイムチャートから察するに到着は明日となりそうだ。 - 僕がこの惑星に不時着してからこれでもう3年と1ヶ月と4週間になる。 目的もなく小さな宇宙船で一人旅をしていた…

風をあつめて9

波打ち際。 穏やかな風が吹いている。水辺に近付くと足元に小さな波が押し寄せてくる。 「海を見るのなんてほんと久々だ」と僕は思う。 秋の終わりの夜、大学院の酔狂な連中と突然ドライブに出かけることになって夜明けを見て以来だ。 途中立ち寄ったコンビ…